2008年に行ったライヴまとめ

2008年に行ったライヴと、そのライヴレポ記事のまとめ。

ふと、懐古したくなったからやる。


2008年、もう10年前か…

2008年は、ディルに冷めて以来数年間ヴィジュアル系から離れていた私が、Versaillesに行き始めた記念すべき年。夏休みなどない研究室をこっそり抜け出したり、休んだりしてVersaillesを観に行った。Versaillesに出会ってからというもの、彼らの音楽は私の支えだった。SUZERAINの歌詞に何度救われたことか!

私は、メジャーデビュー一年前という、ほんとうにいいタイミングでVersaillesに出会えたと思う。2008年から2009年のメジャーデビューまでの、あの根拠なき凄まじい勢い、すごかったな。1998年から1999年にかけてのDIR EN GREYを彷彿とさせる勢いがあって、大好きだった。無敵感があった。まあ、その勢いはその後、2009年のJasmineさんの死によって一旦完全に失われるんだけど。


2008年頃はブログを2つに分けていたため、1本のライヴの記事が複数に分散している。なお2007年以前ははてなダイアリーではなく自分のウェブサイトに記録を取っていたためログを追えない。たしか、2007年はディルには一本も行っていないはずなので、BUGYのライヴに数本行っただけだったのではなかろうか。


2008年に行ったライヴ

計9本

KAMIJO Live Tour 2018 -Sang- @目黒鹿鳴館 その1

遂に、KAMIJOソロのニューアルバムSangが発売になり、ツアーも始まりました。

Sang (初回限定盤)

Sang (初回限定盤)

  • アーティスト:KAMIJO
  • Sherow Artist Society
Amazon

Heart以来3年半振りのフルアルバムが楽しみすぎて、私にしては珍しくちゃんとリリース日にアルバム買ったし、その3日後のツアー初日、鹿鳴館にも行ってきた。

このライヴが、ものすごかった!


ライヴの詳細をまとめるには時間がかかるので細かいライヴレポは例によって後日になるんだけど、その前にこれだけ書いておく。

KAMIJOに少しでも興味があるなら、このツアーは観ておかないと絶対損する!今回のSangツアーは、彼のキャリアの中でもきっと歴史的なツアーになると思う。


今までのKAMIJOソロのライヴとは違う構成になってます。不思議なことに、音楽のライヴなのに、ライヴというよりも映画やDVDを観ているような感覚に近い。

私はいつもDIR EN GREYのライヴを観ると「総合芸術だなー」と思うんだけど、あれにもちょっと近づいてきた。ディルは元の音楽を活かすために個々の演出があって、KAMIJOは個々の音楽がたった一つの映像作品の一部というかんじがするので、厳密には違うというか逆の方向性だけど、総合芸術という意味では近い。

KAMIJOはソロでもVersaillesでもこれまで凝った演出は入れてきていなかったし、インディーズで大きなスポンサーがいない中、しかもライヴハウスツアーでこれをやったのは結構すごいと思う。

このライヴ進行形式にしろ、初音ミクとのコラボとライヴ共演にしろ、既に十分に長いキャリアを積んでいるのに、まださらに新しい試みを続けて自分の表現の幅を広げていくことにとことん貪欲なKAMIJO、まじで好きだ。


ツアー初日からあまりに全力でよかったので、私も地方を沢山回りたいくらいなんだけど、今回はあまり行けないのが残念。

ファイナルは行くけど!ファイナルはゼップダイバーシティだけど席ありなので、ライヴハウスとはまた違う演出もできそうで楽しみ。ぜひ、生オケとピアノを入れてくれー。

ツアー、あと19本あるみたいで、KAMIJOソロでは珍しく地方も結構細かく回るので、是非一度観に行ってみて下さい。土日祝だし、チケ代が安い学割チケットもあるよ。


ライヴの詳細は後日書くとして、セトリと感想ツイートだけは置いておきます。

セットリスト

Dead Set World
Theme of Sang
Nosferatu
Emigre
Bloodcast -Interlude-
Vampire Rock Star
Moulin Rouge
Mystery
Emblem
mademoiselle
BASTILLE
Sacrifice of Allegro(途中から)
Delta -Interlude-
Castrato
闇夜のライオン
Throne (SE)
Dead Set World
Ambition -Interlude-
Sang I
Sang II
Sang III
Dead Set World

Presto(室内楽バージョン、音源)


Dead Set World
私たちは戦う、昨日までの自分と
Sang -Another Story-


Louis〜艶血のラヴィアンローズ
Dying-Table
Throne

Throne(SE)
Sang III(音源)


感想ツイート



過去記事



BUGY CRAXONE ブージークラクションの日 -もっとも100パーセント ナイス!- @渋谷TAKE OFF 7

BUGY CRAXONEのワンマンライヴに行ってきました。

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BUGYのライヴは今年1本目、去年11月の20周年記念ワンマン以来。

平日なので行けるかどうかわからなくて、結局直前の週末に前売りチケットを買ったんだけど、150番台だった。当日はもっと入ってた印象。今のブージーがここまで動員あるって、去年のクアトロまで知らなかった。ツアーファイナルでもないし、平日夜なのにこんなに入るのすごいな。

TAKE OFF 7というライヴハウスは初めて行ったし名前も知らなかったけど、老舗なんだね。以前に移転したらしく、今はクアトロの横にあった。BUGYにちょうどいいサイズのハコでした。ステージ低くてやや観にくかったけど、まあこんなもんか。音は大きくて耳悪くなりそうだった。BUGYっていつもこんなだっけ?いつもシェルターでは爆音だったイメージだけど、この間のクアトロはあまり音が大きいと思わなかった気がする。


で、ライヴですが、よかった。普通によかった。でも最高ではなかった。クアトロのときの方が「うわー、いいライヴ!」ってかんじがした。普通によかった、ではなく、普通だった、のかも。

まあ、今回はクワトロで演奏されなかった曲を中心にやるって最初から告知してたし、私ももちろんそれをわかった上で行ったし、だからこそ聞けて嬉しかった曲もあったけど、やっぱり全体としてのまとまりには欠けたし、満足度もクアトロほどではなかった。4月のワンマンはパスでいいかなーと思ってしまった、まあ、次に新曲含むようなツアーファイナルかなんかがあったら行こうかなというかんじ。

あと、これは非常に個人的な感想だけど、まあこのブログにもツイッターにも個人的な感想しか書いてないからそんな前置きする必要ないんだけど、私はやっぱりバンドのライヴに行ったらバンドの音を聴きたい。ボーカルの声と、バンドの演奏の音を聴きたい。そこに観客のコーラスや歓声が入ってくるのはライヴだから仕方がないけど、ライヴ開始前や曲間中にめっちゃ大きい声で感想やメンバー煽りをする客の声、あれは聴きたくないよ。特に曲間で声張り上げるの、まじでやめてほしい。次の曲の音がかかるっつーの。

クアトロのときにもかなり嫌な気分になったけど、今回もまたほんとに嫌な気分になった。過去18年だか19年だかライヴを観てきて、クアトロ以前にはこんなこと思ったこともなかったのにな。客層が私の好みと合わなくなってしまったということなんだろう。好きな音楽を聴きにライヴに来ているのに、バンド自体と全く関係のないこんなことで嫌な気分になるのは悲しい、しかしライヴなのだから仕方がないのだろう。ただただ悲しい。

そんなかんじで、今回のライヴはバンドのライヴの出来とは別の理由が大きくてあんまり楽しめなかった。しばらく時間を置きたい。


以下はセトリとツイートと詳細です。

セットリスト

ガーデン
LUCY’s Donuts
LUCKY
ナポリタン・レモネード・ウィーアーハッピー
パーフェクト
ミシェル
オーライ
Good day
オレンジみかづき
ファミリールール
4 COUNT
マンハッタン・ストーリー
サタデー
How are you?
バスケットボール
ブルーでイージー、そんでつよいよ
Lesson 1
ぼくたちわたしたち
CITY GIRL
くたばれセンチメンタル

I’m sorry
FUCK the MELANCHOLY
ナイス・ナイス・ナイス


感想ツイート



その他詳細

  • 始まる前から客がうるさい、しかしまだ許容範囲
  • ガーデン始まりいいな。伸びやかー
  • 最初のこの曲1曲で、今が平日夜で、さっきまでラボで必死で仕事をしていたのだということを忘れさせてくれた
  • LUCY’s DonutsとLUCKYという、拗ねた子供シリーズは結構よかった。すずきゆきこがこういう時期を乗り越えた(と言っていいのか?)ことを客が知っているからこそ、ライヴ前半にこの2曲を置いた意味があるように感じた
  • ナポリタン、一気に現代モード。今のBUGY、今のすずきゆきこ、今の客、ってかんじがした。でもこれももう数年前の曲なんだよね…
  • この後あたりから、曲間で大声で喋る(というかメンバーに感想や掛け声をかける)客への不満がたまりすぎてライヴに集中できなくなってくる
  • すずきゆきこが入りのタイミングを間違えてパーフェクトは一度やり直し。音源ではあまり好きではないけど、この手の曲は生で聴くとかっこいいね。特にイントロ
  • ここで唐突にミシェル!blanketの中では結構好きな曲なので嬉しかった。神様シリーズのはしりだと勝手に思っている。1stアルバムでは、BUGYの歌詞世界の神様は居眠りしてたんだよなー
  • しかし、ミシェルは今のすずきゆきこには全く合ってなかった。儚さとか弱さとか脆さが足りなさすぎる。すずきゆきこはまじで強くなったし大人になった
  • blanketとか、歪んだ青と吐けない感情の底の曲、私は未だにかなり好きだし、ライヴで聴けたら嬉しいと思うけど、悲しいことになのか嬉しいことになのか、今のBUGYには合わない。メジャーデビュー後初期2作のあの独特の雰囲気は、私が中高生の頃にリアルタイムで観ていたライヴ、あのときしか味わえなかったんだな
  • オーライは合唱曲化、神様つながり
  • Good dayも神様つながり、ここまで神様三連続。Good dayって後半こんなにかっこよかったんだね。今日はいくつか新しい発見があったけど、これもその一つ。
  • オレンジみかづきではイントロで客からちょっとどよめきが起こった。今日のライヴを通して、イントロで客がどよっとしたの、この曲と、アンコールのI screamだけだったと思う。ミシェルはスルー?
  • オレンジみかづきは、私もたしかにおお、と思ったけど、なぜだかあまりレア感を感じず、ミシェルよりもテンションが上がらなかったし、ありがたみもなかった。前回聴いたのがいつだか全く記憶にないくらいなのに、なんでだろ?
  • まあ単に曲の好みか。もし、まちがえさがしとかやってくれてたら私テンションやばかったと思うもんね。泣いてたかも
  • 初期曲の後にはファミリールールみたいな明るい弾け曲が必要、わかる
  • 4 COUNTは久々すぎたし、入りのアレンジが変わってたから最初なんの曲かわからなかった。このあたりの曲は全然聴かないからなあ。
  • 冬に聴くマンハッタン・ストーリーはとてもいい。Joyful Joyful以降の曲は、ほんと今のBUGYってかんじがする
  • How are you?はかっこいい。すずきゆきこではなく鈴木由紀子。赤い照明がよく似合う、私の好きなロックバンド
  • バスケットボールも久々すぎたし今日やるとかびっくり。サビの歌詞も忘れてるほど、音源聴いてない
  • 最近のBUGYのセトリって、おっこれでラストかな?と思ってからがかなり長い印象。たしかクアトロのときもそう思ったし、今回はブルーでイージー、そんでつよいよで本編終わりかと思った。けど実際にはその後4曲もあった。
  • ぼくたち わたしたちで今度こそラストだろうと思ったら、その後さらに2曲あってびっくり、しかもCITY GIRLとくたばれセンチメンタルってのが意外すぎた

  • アンコールで、出てきていきなりのI’m sorry、そして FUCK the MELANCHOLYの流れはかっこよかったなー。
  • でもその後に来るラストがI screamとかじゃなくナイス・ナイス・ナイスだったので、ああ10年前とか15年前とは違うんだなあ、今は2018年なんだなあという実感を持ってライヴを観終えられたし、この日に合っていたと思う。



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