キエフバレエ 「眠りの森の美女」

キエフバレエの眠りの森の美女を観てきた。久々に観たけど、やっぱクラシックバレエはよい!一昨年まで追っかけてたビズアル系バンドのライヴとは真逆の楽しさがある。全てが洗練されているし、全てが美しい!!様式美最高。ただ役名表記が私の知っているも…

村上龍 「海の向こうで戦争が始まる」

「海の向こうで戦争が始まる」を読了。素晴らしかった。龍のエッセンスが詰まった作品。いつも思うけど、村上龍は、定常状態の秩序が徐々に失われて、混沌へと向かっていく過程の描写が圧倒的にうまい。平穏と混沌の境界の描写も、その境界を超えていく描写…

最近読んだ本

この一か月で読んだ本。例によって全て村上龍である。読んだ順に。 村上龍「ストレンジ・デイズ」 ★★★★☆ストレンジ・デイズ (講談社文庫)作者:村上 龍発売日: 2000/08/10メディア: 文庫 龍の理屈っぽすぎる屁理屈が好きな人なら好き、それにイラつく人ならど…

最近読んだ本

この一か月で読んだ本3冊。全部ドラゴン。 村上龍「櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。」 ★☆☆☆☆櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。作者:村上 龍発売日: 2012/05/19メディア: ハードカバー 「すべての男は消耗品である。」シリーズの最新刊。エッセイだから…

村上龍 「コインロッカー・ベイビーズ」

村上龍の緊張感のある文章が好きだなあと漠然と思っていたんだけど、彼が書く、それまで保たれていた秩序が乱れていく過程や、そのきっかけとなるほんの些細な出来事の描写がすごく好きなんだと気がついた。秩序が乱れた先にあるのは、混沌であったり暴力で…

村上龍、鈴木成一 「櫻の木の下には瓦礫が埋まっている。」サイン会@代官山蔦屋書店

木曜日の話。村上龍と鈴木成一のサイン会に行ってきました。 『櫻の木の下には瓦礫が埋まっている。』(KKベストセラーズ)刊行記念 村上龍さん&鈴木成一さんサイン会 村上龍のメルマガを読んでいて、新作のエッセイを出すにあたって彼の刊行記念サイン会が…

最近読んだ本

すっかり中国語のテキストをほったらかして、通勤中は本ばっか読んでいる。 というわけで今年頭から読んだ本。 私の、一旦ハマるとしつこいという性格をいかんなく発揮して 今年も村上龍ばっか読んでます。 大好きだった吉田修一は前作から違う方向行っちゃ…

村上龍 「最後の家族」

今年一冊目に読んだ本、大正解だったー!最後の家族作者:龍, 村上メディア: 単行本読んでて、あれ、これ村上龍だよね??と途中で思ってしまうほど 吉田修一っぽい小説だった。 モチーフも展開もオチも、四人それぞれからの視点も、修一っぽいー。 修一の小…

今年読んだ本 後編

では引き続きまして、星4つ以上の後編。 星3つまでの前編はこちら。 <★★★★☆> 好き!色々考えさせられる程度には読み込んだシリーズ 村上龍「心はあなたのもとに」 夏前に隣の部屋にあったので、何も考えずに手にとって読み始めたら 「なにこれめっっちゃ面…

今年読んだ本 前編

2011年読んだ本、記録残ってるのが25冊。 大好きな吉田修一の著作を、現在出版されている分は全て読み終わってしまったので なんか読む本ないのーと、夏前に適当に手に取った村上龍にドハマりしてしまい その後は村上龍ばーっか読み続けた、そんな一年でした…

村上龍 「歌うクジラ」

読み終えた。 この半年間で読んだ本の中で一番面白かった!おすすめ!歌うクジラ 上作者:村上 龍講談社Amazon歌うクジラ 下作者:村上 龍講談社Amazonリアルメルヘンってかんじ。 未来のSF話だけど、 想像力が貧困すぎるがゆえにSFが苦手な私でも読みやす…

村上龍 「心はあなたのもとに」

山田詠美もさっさと読み終わり、読む本がなくなったので 適当に村上龍の新刊を読み始めたのですが、これが大ヒット!心はあなたのもとに作者:村上 龍発売日: 2011/04/13メディア: 単行本まだ序盤しか読んでないけど、むちゃくちゃ面白いー私好み! やっぱり…

最近読んだ本

最近、でもないけど、この数か月間で読んだもののうち ここにメモってなかった分を、思い出せるだけ。 横道世之介作者:吉田 修一発売日: 2009/09/16メディア: 単行本いつの間に、私が一番好きな作家になっていた吉田修一。 その最新刊を同居人が仕入れてきた…

最近読んだ本

通勤時に読む活字を、週に数日、日経から本に変更して 二、三日に一冊ペースで、通勤時限定で読書しております。 この一か月くらいで読んだのはこのへん告白作者:湊 かなえ発売日: 2008/08/05メディア: 単行本プロットは面白いけど文章力がいまいちで勿体無…

吉田修一 「悪人」

新聞は家で毎日朝日と日経を読んで、土日はバイト先で読売も読んでるんですが。 朝日夕刊の新聞小説、今は吉田修一が「悪人」っての書いてて もう最終章だしクライマックスなはずなんだけど、 相変わらず物語の本筋自体はだーらだらと進んでいる。 しかし今…