遂に、KAMIJOソロのニューアルバムSangが発売になり、ツアーも始まりました。
Heart以来3年半振りのフルアルバムが楽しみすぎて、私にしては珍しくちゃんとリリース日にアルバム買ったし、その3日後のツアー初日、鹿鳴館にも行ってきた。
このライヴが、ものすごかった!
ライヴの詳細をまとめるには時間がかかるので細かいライヴレポは例によって後日になるんだけど、その前にこれだけ書いておく。
KAMIJOに少しでも興味があるなら、このツアーは観ておかないと絶対損する!今回のSangツアーは、彼のキャリアの中でもきっと歴史的なツアーになると思う。
今までのKAMIJOソロのライヴとは違う構成になってます。不思議なことに、音楽のライヴなのに、ライヴというよりも映画やDVDを観ているような感覚に近い。
私はいつもDIR EN GREYのライヴを観ると「総合芸術だなー」と思うんだけど、あれにもちょっと近づいてきた。ディルは元の音楽を活かすために個々の演出があって、KAMIJOは個々の音楽がたった一つの映像作品の一部というかんじがするので、厳密には違うというか逆の方向性だけど、総合芸術という意味では近い。
KAMIJOはソロでもVersaillesでもこれまで凝った演出は入れてきていなかったし、インディーズで大きなスポンサーがいない中、しかもライヴハウスツアーでこれをやったのは結構すごいと思う。
このライヴ進行形式にしろ、初音ミクとのコラボとライヴ共演にしろ、既に十分に長いキャリアを積んでいるのに、まださらに新しい試みを続けて自分の表現の幅を広げていくことにとことん貪欲なKAMIJO、まじで好きだ。
ツアー初日からあまりに全力でよかったので、私も地方を沢山回りたいくらいなんだけど、今回はあまり行けないのが残念。
ファイナルは行くけど!ファイナルはゼップダイバーシティだけど席ありなので、ライヴハウスとはまた違う演出もできそうで楽しみ。ぜひ、生オケとピアノを入れてくれー。
ツアー、あと19本あるみたいで、KAMIJOソロでは珍しく地方も結構細かく回るので、是非一度観に行ってみて下さい。土日祝だし、チケ代が安い学割チケットもあるよ。
ライヴの詳細は後日書くとして、セトリと感想ツイートだけは置いておきます。
セットリスト
Dead Set World
Theme of Sang
Nosferatu
Emigre
Bloodcast -Interlude-
Vampire Rock Star
Moulin Rouge
Mystery
Emblem
mademoiselle
BASTILLE
Sacrifice of Allegro(途中から)
Delta -Interlude-
Castrato
闇夜のライオン
Throne (SE)
Dead Set World
Ambition -Interlude-
Sang I
Sang II
Sang III
Dead Set World
Presto(室内楽バージョン、音源)
Dead Set World
私たちは戦う、昨日までの自分と
Sang -Another Story-
Louis〜艶血のラヴィアンローズ〜
Dying-Table
Throne
Throne(SE)
Sang III(音源)
感想ツイート
KAMIJO Sangツアー初日目黒鹿鳴館、かなりよかった!KAMIJOはずっと映画音楽を作りたいと言っていたけど、映画を待つのではなく遂に自分のライヴステージを映画化してしまった。すごい。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
KAMIJOツアー初日目黒、今日のセトリ
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
3/24/2018
KAMIJO Live Tour 2018 -Sang-
@目黒鹿鳴館
セットリスト
2枚目までが本編、3枚目後ろ2曲に初音ミク参加、4枚目頭3曲がアンコール、ラストはSang III音源をかけながらスタッフ名などが流れるエンドロール pic.twitter.com/R5dYpvROC6
Dead Set Worldはナレーションのバックに複数回流れるので、次回以降セトリ記載から抜こうかな。しかしSE作りが得意なKAMIJOの本領発揮というかんじのセトリだったなー、歌曲はもちろんだけど、全てのSEも単なる時間稼ぎや場つなぎではなくちゃんと明確な意味と理由を持って流されてるのがわかった。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
あとブルーローズライトはめっちゃいい!物語テーマに合うのもだけど、光が青いと視界があまり邪魔されないのがすごくいい。赤のローズライトもグッズ単体としてはいいけど、ライヴだと客の持つ赤の光が強すぎて照明効果を邪魔してた部分もあったので、今回ブルーローズライトが出てきてほんと嬉しい。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
1月もだったけど、照明が正しいタイミングで正しく動き、今回はさらにステージ中央後方の額縁内に絵画や動画が映し出される演出が頻繁に入ったのに大きなトラブルがなかった。今回みたいなライヴでトラブル起こると世界観丸潰れなんだけど、今日はよかったなー。Versailles武道館のときとは雲泥の差。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
客の盛り上がりもすごかった、特にEmigreでそれを感じた。アルバムのリリース後まだ3日目なのにピタッと息の合った盛り上がり方をしてて、ツアー初日という感じがしなかった。この人達、皆Epic Rock Orchestra行ったか映像観たかアルバム買って聴いたんだなと思うと、とても嬉しい。鹿鳴ソールドだし。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
KAMIJOソロの、ツアーファイナル以外のライヴで、おおーめっちゃ盛り上がってるなーこれはすごい勢いだ、今後が期待できる、と思ったのは2015年の2月の高田馬場以来かなあ。あのときも「これからすごいことになるぞ」と思ったけど、今回もそう感じた。今、演者側も客側もかなりいい状態だと思う。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
今日のライヴ観て、Sang IIIの二人称は主に身代わりの少年なんだろうけど、でもやっぱり広義では他の複数の登場人物も含むんだろうなと感じた。特に両親、特に母親。Sang IIIの最中にマリーアントワネットと2人の子供の絵画が映し出されたことからもそう確信した。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
ライヴ観て、実は今アルバムの中で一番すごいのはSang IIIかもなーと思った。今日のラストにあまりにぴったりすぎて、うわ、そうだ、これだ!って鳥肌立った。これ、アルバムのラストを飾る曲というより、映画やドラマのラストを飾るエンドロール曲なんだね。音源聴いただけでは気づかなかった。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
Sang IIの、Heart的な客完全置き去り全速クライマックス曲も大好きだし最高なんだけど、そういうのはKAMIJOソロでもVersaillesでも散々やってきたので、今回Sang IIIをラストに持ってきたのは新しいしこのライヴ形式には大正解だと思う。VersaillesのEpisode以来のエンドロール感があった。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
本編はムーランルージュ以外全て物語に沿ったセトリ配置になってて完璧だったなーなんであそこに敢えてムーラン入れたのかはよくわからなかった。闇夜のライオンは、これまでずっと薔薇十字軍の進撃の歌だと思って聴いてたので、ナポレオンのエジプト進軍に絡めた位置で出てきたのには驚いた。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
本編があまりに完璧でもう燃え尽きたが、第二部の初音ミクステージも楽しかった。バーチャルアイドルのライヴは初めて観たんだけど、面白かったし、ファンじゃなくてもかわいいと思った。KAMIJOライヴを観に来てこれも観られるなんてラッキー。アンコールラストにThrone聴けたのも嬉しかった。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
今日生で聴いたら、Sang IIは英詞なのに既に超絶演歌で歌謡曲だったので非常に満足した。日本語詞でもないのに漂う昭和歌謡感。あとSang IIIはエンドロール感が強くて、あの流れで聴いたらLAREINEっぽさはほとんど感じなかった。かたや、Mysteryは生でもまんまLAREINEだった。えみるんるん出てきそう…
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
あーほんっといいライヴだったんだけど、あまりによすぎてうまく言語化できないな。ここまですごいものを観たと感じたの、去年7月のDIR EN GREYのMACABREツアー以来。あれは大阪と名古屋まで行って4本観て、まだ観たいと思いつつもまあ満足したんだけど、今回はファイナルまでに十分満足できるかなあ。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年3月24日
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