KANEBO 2023年春新作 アイカラーデュオ EX9、デジタルニュアンサー EXD1、セパレートロングラッシュCC EX1

2023年2月10日に発売された、KANEBOの春の新作コスメの話。

全てモニターでもらったものです。

3点とも2月に発売された限定品なので、公式オンラインショップでは全てソールドアウトしている。ただ3月前半にライブリースキンウェアを買いにデパートのKANEBOカウンターに行ったときは、少なくとも何アイテムかはまだ普通に売ってたので、店舗や色によってはまだ買える可能性もゼロではない。

目次



イカラーデュオ EX9(Digital Sky)

二色入りのパウダーアイシャドウ。既存製品の春新色。

この製品は発売開始以来ずっと気になってて、いつか使ってみたいと思っていたから今回試せて嬉しい。


本来は専用ケースに入れて使うものだが、モニターでもらったものでケースは持っていないため、今はブック型の紙パケのまま使ってる。そのうちなんらかの他のケースに移すかも。

ただチップとブラシはちゃんとついてきた。私はアイシャドウについてくる付属のミニブラシが結構好きなので、たぶんこの先かなり長く使う。

二色ともキラキラ。ギラギラではなくて繊細系のラメパール。

普通に使うと、公式スウォッチのようにはがっつり色はつかない。

この写真は普段使うときよりもかなり多めに取ってしっかり肌にのせたけど、それでも水色と黄色というより、銀と金。青みや黄みのニュアンスはちゃんとあるけど、そこまで前に出てこない。なので見た目に反してかなり使いやすかった。

黄色アイシャドウとか使えるのか?とか思ってたけど、心配なかったです。水色アイシャドウがかなり使えて便利だということはルナソルのアイカラーレーション 12(Breezy Herb)で学んでいたので、こっちに関しては元から心配してなかった。そして予想通りちゃんと使いやすかった。

粉がふわっとしてるからなのかなんなのか、普段のアイシャドウの感覚で取るとかなりがっつり取れて、取れすぎてしまう。ブラシか指で、普段よりもごく軽い力でふわーっとさわって取る、ぽんぽんと軽く取るだけで十分だし、それで十分キラッキラになる。たしかにDigital Skyだ。

広く塗るとまぶた全体がキラキラしすぎるので、ポイント使いする使い方が私は好き。公式の着画みたいにこの二色だけでアイメイクを仕上げようとするのではなく、あくまで他のアイシャドウをベースに使った上で、この二色のうちどちらかを上まぶた中央や下まぶたのごく狭い範囲にのせて、ゴールドかシルバーの光をピンポイントで足す、という使い方で使ってる。

二色ともうっすらだけどベースの色が出るので、黄色を足せば春っぽさ、水色を足せば涼やかさを簡単に足せてよい。特に黄色のキラキラは、トムフォードのアイカラークォードの01(ゴールデンミンク)を捨てて以来、ここ数年ずっと持ってなかったので便利に使ってる。春から初夏にかけての陽射しの雰囲気があるけど、あまり気にせず一年中使っちゃうと思う。


見た目の色みにとらわれず幅広く使える二色なので割と万人におすすめ。ベースのアイシャドウの色みもあまり問わないので、とにかく汎用性が高くて便利。長く使うつもり。


デジタルニュアンサー EXD1(Cosmic Party)

キラキラリキッドアイライナー。この春夏の新製品。

使用前はあまり期待しておらず、私には派手になりすぎるのでは?どこにどうやって使うんだ?と懸念していたが、実際に使ってみたら意外にもこれが一番気に入った。

アプリケーターがプラスチックの筆状で、これでキラキラを取って使う形。

アプリケーターは筆状だけど筆ではない(フェルトタイプのリキッドアイライナーの形みたいな、プラスチックが一体になった形状で、毛があるわけではない)し、先端細めだけどヘナヘナしてなくてしっかり強度があってしなるので、かなり描きやすい。太さもちょうどよくて、上下のまつげのキワに簡単に細いラインが引ける。

液の中には結構な高密度でラメが入っていて、一度取るだけでしっかりラメがついてくる。なのでラインを引くときに、何度か液を取り直したり、重ね描きしたりする必要がない。一発描きでちゃんと程よくキラキラするので一切のストレスなく使える。こういうところが地味に大事。

まつげ下から下まつげのキワにラインを引こうとするとどうしても下まつげにもついてしまうので、ついた分は指でぬぐっているが、まつげがキラキラするのもこれはこれでかわいいのでさほど気にしてない。まあ仕事向けではないが。


ボトルを見ただけじゃわかんないし、私の下手すぎるスウォッチ写真を見てもまだわからないんだけど、この製品のベースは薄いピンクからライラック色のパール。この色がすごく肌になじんで使いやすい。私は白光りする系のパールやラメが嫌いなので、ベース色がピンクなのはとてもよい。公式写真ほど白く浮かないので安心した。

そして多色に光るラメの輝度が高く、遠目でもチラチラ光ってかなりかわいい。Cosmic Partyという色名も納得、パーティーや。ただしラメ自体が大きいわけではないので、悪目立ちせずに真昼から日常使いできる。私は大きめラメはあんまり好きじゃなくて、小さいけど輝度の高いラメが好きなのでこれは好み通りだった。

ラメの光り方って、公式の写真や動画を見ても、SNSで着画や動画を見てもいまいちよくわからなくて現物をさわってみるしかなく選定が難しいと思ってるんだけど、これは当たりでした。光り物は人のテンションを上げる。


うっすらとしたグルーの中にラメとパールがぎっしり入っているような製品なので、塗ってすぐはペタペタしてるけど、割とすぐに乾く。乾いた後はさらっとして全然ベタつかず、引っ張り感もなく、そしてかなり持ちがよい。夜まで全く落ちないし、全くよれない。これ、たぶん真夏に使っても全然大丈夫だと思う。ラメ落ちの心配ゼロ。

ちなみに、アプリケーターの形状を無視して面で広く使うこともできる。上まぶた中央にポイントで使いたいようなときは、まぶたにちょんちょんと何回か適当にのせたり、3回くらいライン引いたりした後で指で軽く伸ばしてる。ただし塗ってから乾くまでの間にどうしてもまばたきしてしまったりして、まぶたに均一にラメを広げられないので、上まぶたに使うときはこれ単品使いではなく他のパウダータイプのラメアイシャドウをさらに上から重ねたりして、光を均一にならすのが好き。基本的には、面より線で使う設計の製品なんだと思う。

私は一年通してラメをポイント使いするのが好きだけど、いつもパウダータイプのラメシャドウばかり使っていたので、こういうグルーっぽいアイライナータイプの製品も便利だなーと知れてよかった。たぶん自分からは試さないタイプの製品だったので、こういうものをモニターできるのは嬉しい。


セパレートロングラッシュCC EX1(Geekly Pink)

最後はカラーマスカラ。これはそこまでハマらず。


宣材写真を見るとビビッドなピンクなのだが、実物はピンクというより赤っぽい。口紅によくありそうな色というか。私が自分では買わない系の赤み。公式写真よりも青み少なめに見える。

実際にまつげに使うと、このまんまの色がちゃんと発色する。

が、なんせこの色なので正直あまり使い道がない。私は普段からブラウンや赤みベースのカラーマスカラを使っているけど、この製品はほんとにこのまんまの色がのるのでキッチュすぎる。

私は赤系マスカラが好きだけど、もっと暗い色みか、ボルドー寄りか、紫寄りのものが好き。なので平日に使うのは断念し、土日の気が向いたときに下まつげにだけ使ったりしてるけど、この使用ペースだと全然減らない。一年以上持ちそう。

ちなみに変にバサバサしすぎたりしなくて仕上がりは綺麗。夜までにじまないけど、落とすときにはスルッと落ちるので、クレンジングは楽です。私は常にポイントメイクリムーバーを使ってアイメイクを落としてしまっているから確信はないが、手にスウォッチしてみたときのかんじだとお湯だけでもするっと落ちる。


あんまり使い道がないけど悪い製品ではない。普通のブラウンがあったら使ってみたいなーというかんじ、しかし既存色はブラック一色のみの展開のようだ。今時、マスカラで黒一択の製品なんてあるの?と思うが、あるんだなー。まあ去年くらいからまたブラックマスカラもうっすら流行ってるもんね、でも私は今のところブラックマスカラは買う予定がない。なので買わないでしょう。



KANEBOは去年初めてモニターをするまでは試したこともないブランドだったけど、初回でモニターしたメイクものが結構好みで、その後のまた別の機会にモニターしたファンデが後から自分で現品を買うほど大当たりだったので、最近結構気になっている。

そのKANEBOのファンデ、ライブリースキンウェアのサンプルを使ったときの話はこちら。
購入した現品はまだ使い始めて一か月も経ってないので、もうちょっとちゃんと試してから改めて記事を上げます。