KAMIJO・New Year Live 2018 -信念會- @東京キネマ倶楽部

KAMIJOソロ、2018年最初のライヴに行ってきました。

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KAMIJOソロの、バンドありのライヴを観るのは2017年7月のEpic Rock Orchestra以来、オーケストラ抜きのシンプルなバンド形式でのライヴを観るのはなんと2016年5月の赤坂ブリッツ以来。

2015年末の、あの素晴らしすぎる20周年記念ライヴ の後に観たそれら2本のライヴは、KAMIJOのコンディションが悪くどちらもあまりいいライヴだとは感じられなくて、KAMIJO大丈夫かーやはりVersaillesとの両立はきついのか、とか勝手に思っていたけど、今日は割とよかったし素直に楽しかった。


KAMIJOの声や歌はさほど調子よくもなかったけど、とにかく主役である本人がちゃんと集中できていた。彼がしっかり場をコントロールできていたから、終始安心してソロの世界観を楽しめた。大きなトラブルもなかったし。2015年末ぶりに、やっぱりソロのライヴいいなーって思えた。

今日は、KAMIJOの(純粋な歌唱以外の面での表現者としての)コンディションもよかったけど、セトリもよかった。全体の流れがとても美しかったし、私の好きな曲も多かった。特に本編後半からアンコールまでの流れは、さすかと言うより他なく、終始圧倒された。これぞKAMIJO、これぞソロ。最近のVersaillesでは、これほどまでに濃く、徹底された世界観は体験できない。

もはや4年も前の作品である2014年の大名作・Symphony of The Vampireが未だに最高である一方で、2017年リリースのカストラート以降の新曲もとてもよくって、いよいよちゃんと曲が出揃って、新展開への準備が整ってきた感がある。カストラートもNosferatuもEpic Rock Orchestra(タイトルこのままなのか不明)もよい、現時点で既に大曲揃い。

2015年に20周年記念ツアー観てた頃は、アルバムに新曲が数曲入っているとはいえ、実際にはRoyal Bloodくらいしか代表曲候補となるレベルのものがないことが残念だったけど、今はそういう残念さは完全に消えた。いい曲が揃ってきてるし、ただただ、次のアルバムが楽しみ。


アルバムについては、以前からタイトルだけ発表されていたニューアルバムのSangが今年の3/21に発売になるというMCがありました。この1月にようやくNosferatuがシングルとしてリリースされることは既に発表されていて、今日もアンコール一曲目で披露されていたけど、アルバムの発売日はたぶん今日初告知だったのでは?ツアー開始前に出るんだね!Heart以来のオリジナルニューアルバム、待ってたよ。

ツアーもめちゃくちゃ楽しみだ。今年前半(6月まで?)はVersaillesが動かないようだけど、その間はKAMIJOソロを楽しもう。あー贅沢。Versaillesも大好きだけど、KAMIJOソロも別個に好き。Jupiterは観てない。

Nosferatu

Nosferatu


で、最近のブログ更新のペースに乗って、もう今日中にライヴレポ書く。今ざくっと書いてしまわないと、一年以上書かないのわかってるから、セトリと感想ツイートのみだけど、とにかく今書く。


目次


セットリスト

Vive le Roi
闇夜のライオン
サンクチュアリ
Louis〜艶血のラヴィアンローズ
Rose Croix
Moulin Rouge
幻想トリアノン
片手に夢を持つ少女
mademoiselle
追憶のモナムール
-361-
BASTILLE
カストラート
Epic Rock Orchestra

Nosferatu
Presto
Sacrifice of Allegro
Royal Tercet
Dying-Table
Sonata
満月のアダージョ
Throne


感想ツイート

















詳細ライヴレポ

全体

  • 相変わらずサポートが豪華すぎ&安定感ありすぎ。MekuとAnziのツインギター、こんなんが「サポートメンバー」でいいの。この人達は本バンド組んでてもおかしくない、贅沢すぎるでしょ。時雨とYUKIのリズム隊もやはりめちゃ優秀、サポートが超強力布陣すぎる。DAISHIを抜き、YUKIが入ったのは大きかった。


本編

  • 闇夜始まりとてもよい。サンクチュアリは全く好きじゃないのでやり過ごした
  • KAMIJO、Louisで2本ローズライト投げる。彼が客に何か投げたの、今日はたぶんここだけ。
  • Rose Croix好きなので聴けて嬉しかった。サビ頭のロゼクロワ発声が未だに好き。客にマイクも向けるけど、自分でも歌ってくれるので嬉しい
  • 今年は戌年だけど、僕はずっと未年、的なMCからムーラン。キネマでムーランめちゃ合うし、ステッキくるくるも楽しい。そして何より、サビ直前やサビでかみじょに向けて全力で咲く前方のバンギャ達を見るのが大好き。皆、愛がある。
  • 幻想トリアノンは音源で聴くと特に何とも思わないけど、ライヴで聴くとすごくいい。照明効果もあるんだろうけど、生での劇的歌唱が効くタイプの曲。劇的な照明もよいし、KAMIJOの動きもいちいち劇団調だしでよい。
  • イントロから、KAMIJOがものすごく曲に入り込んでいたのがわかって、もしや今日のライヴではよいものが観られるのでは?とここでこの日初めて思った。歌も声も絶好調というわけではなかったから、トリアノンまでは特にそう思えてなかったんだけど。そういえば2014年のソロ初ライヴ@キネマのとき も、この曲はすごく印象的だったことを思い出した。キネマのステージに合うんだよね。
  • 片手に夢を持つ少女では最後にタオル投げるかと思いきや、YUKIに投げてた(思いっきり演奏中に…)。YUKI、目を見開きながらそつなくコミカル対応。演奏には支障なし
  • 10月は弦楽四重奏の昼の部しか行かなかったので、mademoiselleのバンド演奏は今日初めて聴いた。よかったー。Aメロの「二人しか知らないあの日が」でベースがぐいんと入るところ、めちゃよい。キネマにも合ってた。ソロでもKAMIJO交響曲的なの一辺倒になるわけでなく、シングル2作目にムーランとかマドモワゼルとか変化球投げてくれるの嬉しい。多才だよね
  • マドモワゼルのサビラストは闇夜のライオンのサビラストとかぶるな。闇夜のライオン、初めて聴いたときはMASQUERADEとかぶるなと思ってたけど、聴き慣れたらそう思わなくなった
  • そしてモナムール。好き。そして何気に片手に〜以降3曲、少女シリーズ。少女がマドモワゼルになりそして別れるまで、ミニストーリー化していて楽しい、こういう物語性を感じるセトリ大好き。
  • モナムールで流れが一旦締まったかんじだったので次なにくるのかなーと思ってたら、-361-だった。これも初聴き、やっぱかっこいい!そんなに好きじゃないけど、ライヴで生音で聴くとかなりよい。音源初めて聴いたときから思ってたけど、バンドありきの曲というかんじ。ソロ曲には珍しく、サポートメンバーへのサービス性を感じる。今回の楽器隊、まじで全員よいわ。ただライヴではもっと暴れ曲なのかと思ってたけど、場はそれほどでもなかった。
  • 361は10曲目で、本編中盤だからこの手の曲がきたんだと理解していたので、続いてBASTILLEがきたのには驚いた。でも361がリリースされてもバスティーユがセトリから消えなかったことが嬉しい!未だに、脳裏に2014年末のAiiAシアターでの騎馬の影 がちらつくが、とにかく演奏がとてもかっこいいしライヴで聴くの好き。この曲では、前よりもヘドバン人口が減ってた気がしたけど、アンコールでそれは気のせいだとわかった。
  • でもってカストラート、待ってました!この曲、音源で聴いても好きすぎるのだが、去年7月に生で聴いたときはあまりよくなかったので今日は期待していた。で、去年よりよかった!
  • KAMIJOがイントロからちゃんと集中してて、サンジェルマン伯爵らしく謎の不穏な雰囲気出しまくりで、とてもよかったです。音源通り、セリフのラストだけ生声合わせ。2回目のBメロでのみ華やかになるギターも、アウトロの泣きギターもよい、ほんとに全部よい、最高、名曲。
  • 強いて言うなら、カストラートはライヴではイントロ頭のSE部分がカットされて、メロが入るバンド演奏部分からの入りになってしまうところだけが惜しい、あの、不穏すぎるピアノじゃじゃーんイントロ、そこからの迫力あるストリングス、からの急速展開変拍子、あれがかっこいいんだけどな。サビより何よりイントロがいい(KAMIJOの歌入ってないけど)。去年7月は生でもイントロ頭部分が聴けたような気がするので、また戻してくれないかなー。
  • あまりに完成度が高いので、ほんとは黙って突っ立って聴きたい。周りの客の拳の声も邪魔、だけどライヴなのでそれら雑音は頭の中で消すしかなく、聴くのに体力使う。
  • とにかくカストラートは2014年以来、3年振りのKAMIJOの名曲だと私は思ってるので(Versailles曲も含め)、この曲についてはまた別記事で書きたいな。ってSymphony of The Vampire についても未だに書いていないんだけど。
  • カストラート後、ラスト、と一言言うくらいの短いMCの後、Epic Rock Orchestra(仮)。この曲のタイトル知らないけど、去年7月にやったときはこのタイトルだったのでひとまずこうしておく。
  • おなじみVive le Roiコールと、バイオリンソロと、普通のバンド曲が入り混じった、KAMIJOらしい曲。Vive le Roiもバイオリンソロ(今日は同期)もジングル的に何度も繰り返されるんだけど、このバイオリンのメロディがとても印象的で、ライヴ以降ずっと頭から離れない。アリストみたいに、私の好きなわかりやすいゲーム音楽系なメロディ。サビは割とキャッチーではっきりサビだとわかるやつ、だけどメロディもう忘れた。
  • 去年7月に初めて聴いたときは、バイオリンがあまりにも印象的すぎて、バイオリンのクラッシャー木村さんに全てを持っていかれていた感のあったこの曲だけど、今日同期で聴いたら全体のバランスが取れてて逆によかった。これSangに入って音源化されるのかなー。また生弦入りで聴きたくもあるけど、去年7月の状態を見るに、生弦とバンドとボーカルのバランス取るのはめちゃくちゃ難しそうなので、微妙なものを見ることになるのであれば、バンドと同期だけでバランスの取れたものをシンプルに聴く方がよいのかもしれない。


アンコール

  • 衣装変えとか特になく出てきて、NosferatuについてMC。一昨年の5月に初披露してから時間がかかってお待たせしたけど、皆さんの愛で育てられてやっと音源化できました、的な。やっぱり2016年5月の赤ブリ で聴いた新曲はノスフェラトゥだったのね。少なくともサビの歌詞は変えてると思うけど、他はどこが変わったのかもうわかんないな。
  • で、3度目に聴いたノスフェラトゥは、今日も鬼気迫る系の謎の圧があってよかった。サビの歌詞、言ってることは普通だし、一見ありがちJ-POP歌詞だけど、これまでのKAMIJOソロの物語の文脈と、この曲の演出によって常軌逸してる感が出ていてよい。今日はやばさがにじみ出ててよかったー。へにゃへにゃ歌っちゃ絶対だめな曲。
  • アンコール2曲目はSymphony of The Vampire通し演奏!2曲目というか、2〜8曲目か。ニューアルバム発売前だし、新展開への序章として今日はもうやらないのかなと思っていたので、驚いた。ライヴ後に第二部の新年会もあるし、今日のアンコールはノスフェラトゥと運命かこの世で一番美しい薔薇よと、Royal Bloodともしかするともう一曲新曲、くらいで、短めライヴなんだと勝手に納得していたので、嬉しい驚きだった
  • KAMIJOは最初から最後までしっかりLouisになっていてとてもよかった。特にSonataのラスト以降がよかったな。Sonataから満月のアダージョにかけてものすごく集中していたし、Throneの、決意の盛り上がりパートもしっかりやりきっていた。声や歌は別に調子よくなくて、満月のアダージョのラストとかも単純に歌としてはよくない状態だったけど、Louisを演じる表現者としてはとてもよかった。こういうのが観たかった!やっと観られたよ。2015年末以来、2年ぶりか。
  • 私がKAMIJOに求めるのは、歌唱力ではなく、徹底的な世界観構築力と、ライヴでのその世界観再現力なんだなーと改めて実感した。まあ、歌唱力重視だったら最初からKAMIJO好きになってないわ。今ならまだしも、私がVersaillesを知った2008年と言ったらLyrical Sympathyのあの歌唱だからね
  • そういえば、Presto始まったら周りが一斉にヘドバンし始めて驚いた。いつも後ろで観てることもあるんだろうけど、BASTILLEとか見てて再近似暴れギャ減ったのかなーとか思ってたんだけど、Prestoで皆一気に頭振ってた。よいね。その後もラストのThroneまで大盛り上がりでした
  • YUKIが叩くPrestoとThroneが大好き。通し演奏だと、Throneのイントロがほんとにめっちゃしんどそうなんだけど、YUKIがいつものように口半開きであの高速イントロを叩き切って、ThroneのAメロにたどりつくと、おおお疲れ!という気持ちになる。まあイントロだけじゃなくその後も高速なんだけど。またShinyaが叩くPrestoとThroneも見たいなー、上手くないけど、派手でいいんだよね。ディルではああいうの見られないから。


その他

  • MCはあんまり長いのはなかったけど、ラストでカストラートだかThroneだかをバックに革命について少し話していて、「200年前の革命を題材に楽曲を作ってきたけど、破壊と創造、過去を破壊して新しい未来を作っていくこと、それが革命です。僕は、僕の楽曲で、皆さんの心に革命を起こしたい(意訳)」みたいなことを言っていて、何十年経ってもいつまでも革命にこだわり続けるこの人はほんとうに最高だなと思いました。いや本気で。
  • そういえば、KAMIJOソロのFC先行ライヴチケットは、本公演からデジタルチケット化された。3月からのツアーでは紙のチケットももらえるようだけど、全員に配るとなると整番とか入らないものを一斉配布、とかになるのかな。20年以上前から、行ったライヴの紙チケットを保存している私としては少しさみしくもあるが、単純に時代の流れだし、便利なので賛成。

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