KAMIJO・TOUR 2014 "THE DEATH PARADE" FINAL The Empire of Vampire @AiiA Theater TOKYO

KAMIJOソロ、活動二年目にして初ツアーのツアーファイナル!

ホールでライヴを観るのも、Versaillesの解散ライヴ@NHKホール以来。

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よいライヴというよりは、よく笑ったライヴでした。


以下セットリスト

Vive le Roi
Rose Croix
Presto
Sacrifice of Allegro
Royal Tercet
Louis〜艶血のラヴィアンローズ
Death Parade
抱きしめられながら
Romantique
運命
BASTILLE
闇夜のライオン
Moulin Rouge
サンクチュアリ
追憶のモナムール
Heart
片手に夢を持つ少女


Dying-Table
Throne


そして今日のハイライト

  • セットはかなり質素、特効も特になし
  • 後に映像化されるであろうライヴのため、ぶっ飛んだMCはなし。セトリも素直
  • 歌はあんまり調子よくなかった
  • 謎すぎる耽美近衛隊登場、しかも人数が結構多い
  • 絶対に笑ってはいけないDeath Parade
  • 絶対に笑ってはいけないBASTILLES
  • もはや、この人は耽美を極めたいのか、ギャグを極めたいのかわからなくなった

途中で色々と爆笑しすぎたせいもあり、今回かなり記憶が薄い。このライヴはビデオカメラがステージ際だけで少なくとも3台入っており、かなりの高確率で後日映像化されると思うので細かいところはそれを見て頂くとして、まあいつも通り私の記憶と意訳ベースでライヴレポを書く。


AiiAシアターに行くのは初めて、というかチケット取って発券して初めてホールだって知った。座席表見て、あんまり大きくない、席はあるけど広めのライヴハウスくらいの規模を想像して行ったら、普通に結構広くてびっくり。しかもそこそこ埋まっててさらにびっくり。ハロウィンイベント後の地方の入りを見てて、左右も後ろもめちゃくちゃ席潰しまくるんだろうと勝手に思ってたけど、かなり客入ってた。すいません。ツアーファイナル@都内のホールなら行こうと思う客がそれなりにいるんだねー、よかった。

今回割と前の方の席で、むしろホールの大きさからすると前すぎたので、音がいい状態で聞こえなかった。ので音についてはあまりよくわからん。あと視野的に基本KAMIJOしか見てないので、他のメンバーが何やってたのかほとんど知らない。


ステージセットはかなり簡素で、Versaillesのホール公演でよくやってたようなバルコニーがステージ幅全体にあって、中央にバルコニーに上がる階段が一本。バルコニー上には、中央にKAMIJO国(?)の国旗、そして左右にいつものロゴが描かれた垂れ幕。他は特に飾りなし。階段が中央にあるので、ドラムセットがKAMIJOとMekuの間に組まれていた。

開演時間からあまり押さずに暗転。暗転後、ステージの左右から白塗り&目周り真っ黒のパンダメイクをした人々がゾロゾロと登場。バルコニーに十数人、そしてステージ一階部分の左右に4人ずつ並ぶ。結構多い!衣装は黒系の制服風で質素。JUBILEEツアーのホールライヴで出てきた、白装束のクワイアを思い出す演出。


そしてツアーの他の会場と同様、片手に夢を持つ少女のラストのSEでスタート。「Love or Pride?」の後、Vive le Roi。サポートメンバー4人は(たしか)上手から一斉に登場して、いつも通りメロイックサインで煽る。そして、音に合わせて白塗りの人達が一斉に敬礼し、KAMIJO一人だけが(たしか)階段上から登場。そうかこの人達、KAMIJOの護衛隊の設定なのね!と、私はここでやっと設定を把握。しかしやっぱ、Versaillesのときから続くこの手のSEはホールで聴いてこそだな!ちゃんと音楽に合った演出が伴うと、高揚感が違う。なかなかよい出だし。

ちなみに衣装は全員ツアー中と同じで、KAMIJOは最後までHeart衣装、サポートメンバーはいつものKAMIJOコス衣装で、着替えなし。右手上腕に、新ツアーグッズの、国旗がデザインされた腕章つけてた、が、紐で結ぶタイプらしく、ライヴ後半では皆取れかけてた。


そのままMCもなくRose Croix開始。幕開けにふさわしい曲!これかPrestoが一曲目という、ベタなセトリを望んでいたのでとても嬉しい。

今日はサビの「Rose Croix」部を結構多く歌ってた。さいたまのときに近い感じで、キネマや大阪より多く歌ってた。直前の歌詞とかぶらないところは基本歌うかんじ。映像化対応なんだろうけど、嬉しいー!一方、私の周りでRose Croix部を歌っている客はたぶんほぼいなかった。これだけ動員あると、地方ライヴハウスでのライヴ時とちょっとノリが違うな、当たり前だけど。

ちなみに整列している親衛隊の人達、たしかイントロでは拳上げてて、そのまま片手上げたポーズのままだったんだけど、サビ前の「ダマスクの花びらが~」のところで、リズムに合わせて端から順に一人ずつ敬礼ポーズに!ちゃんと動くんだ!ちゃんと仕込まれてる!もしやサビは手扇子やるの?と思っていたら、サビの手扇子ラストで客がやる、手を上にふわっと上げて終える動き、あれをサビに合わせてやってた…たぶん。ちょっとこのへん、記憶曖昧。

この親衛隊は、その後もライヴの要所要所で出てきていた。しかし、人数多いなー。身長バラバラだけど、それにしてもよく揃えたな。


「Symphony of The Vampire」と一言だけ曲振りがあって、Presto!この手の、KAMIJOが気合を入れて作る世界観のある楽曲はホールでほんとに映えるのでとてもよい。イントロとサビの荘厳さ、最高。私はこの曲の派手なドラムが大好きなので、いつもこの曲ではKAMIJOと一緒にその背後にいるドラムを見るんだけど、今日はドラムセットが上手寄りにあったせいもあり、全然見てない。この日、私が山崎慶を見た総時間は15秒もないのでは…

KAMIJOは喉の調子がいまいちなのか、ライヴ序盤からいつになくこまめに水飲んでた。曲中の短い間にもしょっちゅう飲んでたし。ドラムセットの前下手側と、ステージ中央定位置のモニターの陰に、メタルグラスをいっぱい仕込んでいたみたい。歌は映像化されることを踏まえてなのか、いつもより発声が注意深いかんじ。音程もやばくはないけど、声があんまり出てなくて、本調子ではなかった。


そのまま続いてSacrifice of AllegroRoyal Tercet。Sacrificeの馬車ドラム@ホール、ああ幸せ。「広場に集まった民衆の声!」でステージ際に来て煽るKAMIJO、直後に客がちゃんとシャウトで返す。これだけの客数がいるホールなのに、きちんと盛り上がってる、ああ嬉しい。マリーアントワネットの処刑シーンは力こもってて、なかなかよかったですね。演劇的で劇的。

Royal Tercetはホールでは映えるのではと思っていたけど、なんかあんまりそういうかんじもしなかったな。あっさり終わってしまった。もっと後ろの席だったら、全体がよく見えてホールらしさを味わえたのかもしれないが、今回FCで取った人は皆かなり前の方の席だったと思われる。

そういえばこの曲の歌なし部分、例の左右手振りやるところで、KAMIJOは基本ちゃんとステージ上の人になりきっているから大体微笑んでるんだけど、たまに視線を落とすタイミングで、ほんの1,2秒真顔になるのがちょう怖い。まあいつもそうなんだけど、今日はホールライヴで割と足元のモニターを見ていたからなのか、結構顕著だった。真顔が冷血そのもので、怖いですKAMIJOさん。


さらにそのままLouis〜艶血のラヴィアンローズ。この曲、イントロとアウトロのギターメロディーがなんか大団円っぽい印象があって、どうしても締めっぽく感じてしまう。本編ラストかアンコールラストが私としてはしっくりくる。ストーリー上、この位置で正しいことは理解するんだけど、なんか音的に違和感がぬぐえない。

でも今日のLouisは今までよりはセトリの中で浮いてなかったなー。なんかこれまでのライヴではこの曲だけ他の曲から浮いてるような印象が強かったんだけど、今日はそこまででもなかった。同じ曲順でも前に見たときと随分違ったなあ、ホール効果?しかし、うーん、それでもやっぱりライヴバージョンはあんまり好きじゃない、スカスカ。音源(オリジナル版の方)はあんなにも好きなのに!いつか、ライヴでも私の好きなLouisを聴けるようになるかな。


たしかここで、初めてのちゃんとしたMC。割とテンプレ通り。ボン ジュールの掛け合い、フランス語で「VersaillesのKAMIJOです」と自己紹介、ようこそ我が国へ、会いたかったぜ、ツアー名言って東京煽り、そんなかんじ。

映像化される節目のホールライヴでは、地方のライヴハウスのときのようなめちゃくちゃむちゃくちゃな面白さを発揮しないのがKAMIJOの常なので、あーなんか今日もこのままいい子ちゃん演出で無難に終わりそー…とやや冷めた感じで眺めていたら、次のDeath Paradeでやや覚醒。


Death Paradeではまた護衛隊がぞろぞろと出てきて、サビではKAMIJOと一緒に例の行進(その場で足踏みしながらリズムに合わせて右手拳を上げる)をやっていたんだけど、2度目のサビの後の間奏の、いつも頭上で手拍子する部分で、上手のドラムセット前あたりにKAMIJOと護衛隊4人が横一列に整列。KAMIJOの左右に2人ずつ護衛がいる隊列になって、そのまま5人で頭上手拍子しながら上手方向に行進し始めた…笑いをこらえる余裕すらなく、一瞬にして笑ったわ。なんだこれは。なんというか、とても、コントっぽい絵…昭和のブラウン管テレビで見る王道コントに出てくるコメディアンのコミカルな動きに近い。それを、王とその護衛隊のコスプレで、コンサートホールで披露して下さるKAMIJO様、わけがわからない。

そして、4小節後にはくるっと振り返り、今度は下手方向に全員で頭上手拍子しながら行進。しかも、護衛隊4人は、4小節後のぴったりのリズムで真後ろに振り返りすぐに下手方向を向いて訓練の程を見せたのに、主役のKAMIJOだけがやや出遅れ、一人だけリズムを逃した形で遅れてよろっと振り返って、何事もなかったかのように行進。さらにこの行進の間、なぜか客側目線。

ちょっとちょっと、この人面白すぎるんですけど。今までこの曲をライヴハウスで見てて、KAMIJOが一人で定位置から動かずに左拳を上げながらその場足踏みしたり、頭上で手拍子してるの見てるだけでもかなり面白かったのに、今日はそれを超えたのでかなり笑った。周りの客もかなりウケていた。これどう見ても、かっこよくは…ないぞ。

ここで客の笑いを取ったことで吹っ切れたのか、直後の拳パートではいつぞやのMASQUERADEのAメロのような、気合が入りすぎてあふれ出ているような力強い拳を珍しく披露。さらに、その後の「時間はとても美味しい食べ物」の部分からは、センター定位置にあるモニターの前(客席側)を通り、下手側から回り込むようにしてステージ端を通って上手側に移動。ここまでは大抵モニターの奥側にいたが、突然ステージ際まで来られると近い近い、こっち来すぎ!このときの動きがかなり面白かった。たまにKAMIJOがステージを横移動するときにやる、明らかに妙なんだけど、変にキビキビした謎の動き、微っ妙ーに回転交えながらしゅるしゅると動くあれ、あれを披露!

とっさにあれを思い出したわ、2008年8月のO-EASTであった主催イベントTokyo Metropolisの2日目、アリストの曲中に急に横スライドし、下手のJasmineさんの前あたりから、上手にいるHIZAKIに謎のアピールをするも完全無視されていた、あの動きに近い。あれ、どっかで映像化されてるのかなー、また見たいな、と思ってたけど、6年経ってもまだやってくれるようだ。ていうか、なんで、モニター前のあんな狭いところを通ったんだ…

もうね、急に吹っ切りすぎだから。ツアーファイナルのホールライヴで、これ映像化されるから(たぷん)。ここでそんなに客の笑い取ることに固執しなくていいから。…と、かなり笑いながら思ったのだが、後から思えばこんなのはまだ序の口なのであった…(後述)


KAMIJOの気合いとは裏腹に、客があまり行進しないDeath Paradeの後は、KAMIJO歌謡曲三連発。

まずは抱きしめられながら。この手の曲は無理なく無難に歌えている。最後だけ、KAMIJOの手拍子が逆になってた。終了後、客はコールをかけるでもなく無言で拍手。

Romantiqueライヴハウスでいつもやってたミラーボール演出あり。星が時計回りに飛ぶ中、これも無難にこなした。やはり何度聴いてもフィアンサーユだけど。またもや客が無言拍手。

そしてサポートメンバーが全員退場し、おっ、運命くるか?それともTresorかGraziosoくるか?とわくわくしていたら…運命きたー!いつもより広いステージにたった一人で立ち、一人ライトを浴びて歌うKAMIJO、NHKの歌謡コンサートみたいで趣があり、とても素敵である。今日、ホールでこれ聴けてよかったな、ほんとうに嬉しい。今日は声の調子があまりよくなかったからなのか、歌部分のラスト(「心に抱いて」のとこ)の音程を変えるのをやめて、音源通りに歌って高音を回避していたが、正解。最後まで綺麗めに歌い切った。またしても客が無言拍手。


運命の後、KAMIJOも退場し、暗転。その間、かなり長めのSEが流れる。これ私聴いたことがある気がするので、おそらくKAMIJOがVersailles時に謎のアイドル映画ヴァンパイア・ストーリーズのためにつくったサウンドトラック(Symphony of The Vampireの初回限定盤CについてきたCDね)のうちの一曲だと思われる、あんま自信ないけど。途中、上手から誰か出てきたー、と思ったら、KAMIJOでもサポートメンバーでもなくスタッフで、ドラムセット前下手側に置いたメタルグラスに、透明の500mLペットボトルから水を汲んで、小走りで帰っていった。客から苦笑がもれる。

しかし暗転長いなー、次はいつもの流れだとBASTILLEのはずだけど、なんかトラブったのかな、と思っていると、SEが止み、上手の幕間から何かが登場した影が見える。何あれ?と思ったら…これが、この日のライヴ一番の見どころにして最大のオチ、「絶対に笑ってはいけないBASTILLE」の始まりであった。


暗闇の中、何かが上手に見える、しかし暗くてよく見えない、人の頭が見える、しかしその位置がやたらと高い。なんか…でかい?私はここで、ジャニーズがコンサートのときに乗ってる台車みたいなものを想像した。馬のセットにでも乗って出てくるのかと。すごいなあホールライヴだから凝ってるんだなあ、と思っていたのだが、相変わらず暗い照明の中で姿を表したのは、馬ではなく、騎馬(人製)であった。

騎馬とは何か?騎馬は騎馬である。小学生のとき運動会でやった騎馬戦の騎馬である。つまり、人3人が人1人を持ち上げて人製の騎馬を組んでいるのであった。たぶん私、思わずほんとに「ちょ、」と声が出たが、周囲の客も、悲鳴でもざわめきでもなく「うはwww」という独特の空気。しかも、騎馬がぞろぞろと出てくる。何かと思えば、KAMIJOとサポートメンバー4人が、それぞれ護衛隊3人ずつが組んだ騎馬に乗っている、つまり騎馬が5騎。いつもの定位置通りの順番で、下手から上手まで横一列に並んでいる。しかも、弦楽器隊は弦楽器持ったまま、KAMIJOは右手にマイク、左手にKAMIJO国の国旗(結構でかい)を持ったまま、騎馬に乗っている。

どういうこと?とイマイチ絵が想像できない人は、この記事の最後に載っている写真2枚目を見て下さい。

おかしい。これは明らかにおかしい。ヴィジュアル系バンドのライヴで、馬の大道具に乗って登場するならまだしも、人が作った騎馬に乗って登場するバンドマン4人。おかしすぎる。客が驚きの反応を超えて、かなりの音量で大爆笑し、ざわめきまくっている。しかしその間、騎馬に乗っている全メンバーは吹き出さずに、真顔もしくは微妙な面持ちで客と対面している。この温度差。私は腹筋が引きちぎれるんじゃないかというくらい笑った。

やがておもむろにサポートメンバーの騎馬4騎がしゃがみ込み、サポートメンバー4人がやっとステージに足をつける。そしてそれぞれが定位置について、BASTILLEの演奏を開始。しかしセンターの人はまだ騎馬に乗ったまま、そう、騎馬に乗ったままBASTILLE襲撃が始まってしまったのだ。なんという!

3人の護衛隊が組んだ騎馬の上で、左手で結構な大きさの旗(それなりに重さありそう)を振り回しながら、右手にマイクを持ち、その状態で歌うKAMIJO。いつもと姿勢が違うし重心が安定しないせいなのか、発声が違う!けど、どうにか、ぎりぎり歌えている。そしてKAMIJOが旗を振るたび、微妙に揺れ、ほんの少しずつ回転して角度を変えている騎馬。途中から、騎馬の前方真ん中にいた人の目が泳ぎまくっている。その光景がおかしすぎて、また爆笑。

そりゃそうだよね、ただでさえ成人男性の重さがあるのに、衣装も靴も重そうだし、旗も重そう…これ、大丈夫なの?このまま持つ?バスティーユ牢獄が襲撃される前に、騎馬の方が自滅したりしない?と気が気でない中、レッカペのハイハイ手拍子後を彷彿とさせるようなKAMIJOの大絶叫で逆ダイパートに突入。破壊すべきはバスティーユなのか、目前にある騎馬なのか、首謀者の発想力なのか、そのトンデモ案を止められなかったスタッフなのか、今この会場を包んでいる独特な空気なのか、もはや、わからない…から、全てを振り切るために逆ダイするしかない。顔を上げて前を見ると笑いが止まらなくなるので、前を見られない、仕方がないから逆ダイするしヘドバンする、という意味で、私は頑張ってノったが、逆ダイ中も笑いが止まらないし、周りの客もまだ、ていうかずっと笑ってるし、途中で一瞬ステージ見ると引き続きコントな光景が繰り広げられてるしで、もうどうなることかと思った。

一回目のサビ後かなんかに、KAMIJOの騎馬がようやく解体され、彼も文字通り地に足をつけて(しかし相変わらず旗は振り回しながら)歌うようになったが、私はそれでもまださっきまでの光景が脳裏に焼き付いて離れず、わけわからないノリのままひたすらヘドバンして逆ダイ。わけがわからないままに曲終了。

KAMIJO国、「心を領土とし、芸術を武器とする帝国」じゃなく、「笑いを武器とする帝国」だろ…まじで。あの騎馬(特に最初に5騎並んでいた絵)を見て一瞬でも吹き出さなかった人はほんとうの信者なので、かなり尊いと思う。私には到底無理、登場後最初の数秒で即陥落した。負けました、はい。

ちなみに、当日券で入って後方の席で観ていたN氏曰く、途中でKAMIJOが振り回した旗がIKUOの頭だか顔だかを直撃していたらしいが、私それ全然気がつかなかった。大丈夫だったんだろうか。


絶対に笑ってはいけないBASTILLE後に、私の大好きな闇夜のライオンがきたんだけど、もはやこれといって記憶がない。間奏部分でマークパンサーラップ部を客が歌うのはなしになったのか?まあホールだからなのかな。結構あっさりしてた。しかしそれでも好きよこの曲。


ここでMC。ちゃんと長々喋るやつ。何から話し始めたか忘れたけど、「近衛隊、今日がデビューです」と、まだステージ常に整列していた護衛隊の人達のことを紹介。「このえたい」と言われて頭の中で「近衛隊」と変換できた自分にちょっとびっくりした、そんな単語今までの人生で使ったことないもん。続いて、「この後のライヴでも出演してもらうのでよろしくお願いします」的な紹介。次のホールライヴは何年後になるやら、まあ、待ちましょう。

その後、KAMIJOが「Vive le!」と言うと、近衛隊が「Roi!」と言いながら一斉に敬礼するという芸を何回かやって客の笑いを取り(単語をここで切るのも、王自身が煽っているというのもわけがわからないが、まあそれも芸のうちということで)、客にも何度か「Vive le!」と振ってさらに笑いを取った後で、「あれを」と言う。上手から近衛兵一人が出てきて、KAMIJOに金色のステッキを手渡し、その近衛兵とも「Vive le!」「Roi!」の掛け合いをやった後、「ショータイム!」的なことを言って次の曲へ。


もちろん次はMoulin Rouge!たしか山崎慶のカウントから入った、これは珍しい。KAMIJOがステッキ持って歌うムーランルージュ、PVでは見てたけど、ライヴでは今回初めて観た。これが結構よかったー!終始、ステッキをぐるぐると振り回しながら歌うKAMIJO。これかなり練習したんだろうなーという華麗なステッキ使いであった、とてもよい。客の盛り上がりはライヴハウスに比べるとイマイチだったけど、否が応でもステージに引きつけられる。これはこれで、いつもとはまた別の楽しみ方ができたので私はすごく満足。まさにショー。

ラストは、ぐるんぐるんと超高速でステッキを回した挙句、その勢いのまま、センター付近から上手の幕間に向かってステッキをぶん投げた…!当然、かなりの勢いでステッキがぶっ飛んでいき、幕間にいたスタッフさんがびびっていた。よかったね誰も怪我しなくて。ていうか、ステッキは金も銀もムーランルージュのキャンペーンでCD購入者にプレゼントしたはずだが、また買ったのね。

あと、このへんで私やっと気づいたのだが、今日もCHISEI.くんがいた。近衛隊に混じっていたらしい。近衛兵の衣装で、上手端に立ってた。たぶんライヴ頭からいたんだろうなー、気づかなかった。


「このまま飛ばしていくぞー」的な煽りがあって、サンクチュアリ。これといって記憶がない。この曲も、客席はライヴハウスのときほどは盛り上がってなかったけど、まあ新しめの拳曲はそうなりますよね。

そして追憶のモナムール。前回、大阪で「イマイチ盛り上がらない」と本人がはっきり言っていたモナムール、今日は結構よかった。といっても、盛り上がったからよかったのではなく、ホールでは世界観がよりしっかりして、より観せる、聴かせる曲になっていたのがよかった。この手の曲はホールでまったり聴くのがいいなー。このあたりでふと気がついたら、ライヴ序盤とは違い、KAMIJOの歌からうまく歌わなくてはという力みのようなものがだいぶ抜けていた。


そのままHeart。今日のHeartはかなりよかった!歌の調子があまりよくない中、それでも決めるべきところではこれだけの集中力で、曲の最後まで緊張感を保ったところはさすがだなーと思ったし、観ていて嬉しかった。大阪より全然よかったもん。

途中、「伯爵の画廊に〜」の部分で、ステージのバルコニー上中央に黒装束の女性が登場。どうやら木炭の少女の設定らしい。その後、「真実はわからない」でKAMIJOの歌が切れ、リズムが変わると同時にバルコニー左右から出てきた近衛兵2人に無理矢理連れ去られる形で、バルコニー下手へと消えていった。

これ、HeartのアルバムのPrideエンド(国家の王としての誇りを取った結果、恋人への愛を犠牲にした図)なのかなーとか考えたり、素直に絵だけを見ると全体主義に葬り去られる個々人の善意、みたいにも見えるしで、なんかすごく不穏だったんだけど、連れ去られた後の歌詞を考えると、「魔女狩りを装い 皆を欺き 側に置いた」を体現しているだけだったのかもしれない。ここの解釈がわからないのは、私が未だにこのアルバムの中でHeartがLoveエンドなのかPrideエンドなのかすら理解できていないせいです…ツアーファイナルまで観たけどわからんかったぞ!雑誌のインタビューとかパンフレットとか読んだり、インストとかでKAMIJOの話をよく聞いている人ならわかるのでしょうきっと。


Heartが明けた後は、一転して終始明るい雰囲気の片手に夢を持つ少女。サビのタオル回し、リズム二段階になったのね!大阪でもこうだったっけ?練習の跡がうかがえる。最後はKAMIJOがタオル投げたけど、今日はホールでステージから客までの距離があった割には一発で前方のお客さんの元に飛んでいったので一安心であった。

最後、気づいたらMekuとDAISHIがバルコニー上に上がっていて、二人でギターバトルをやっていた…ような。もしかするとアンコールのラストかもしれないけど。なんか、サポートなだけあって普段KAMIJO以外のメンバーがあまり主張する場面ってないから、新鮮だった。あ、そういえば、どっかでMekuがギターをステージから落っことしたと後で聞いたんだけど、どの曲だったんだろう?私全然気がつかなかった、ほんと今日はKAMIJOしか見てなかったわ。



さてアンコール、普段通りくらいの間で出てきて、すぐ告知。内容は

  • 今日でツアーが終わってしまうのは皆も寂しいと思う、僕も寂しい、でも来年もライヴが決まっている
  • 2015年はLAREINEで活動を開始してから20周年なので、それにちなんだ「20th ANNIVERSARY BEST」と題したツアーをやります
  • 南米、ヨーロッパ、北米、そして日本を回るワールドツアーです
  • LAREINE、New Sodmy、Versailles、KAMIJOソロの楽曲が一つに入り乱れるセットリストのスペシャルライヴになる


ツアーの詳細はこちらを見て下さい。

KAMIJO 音楽活動 20 周年を記念したワールドツアーが2015年に決定 !!|KAMIJO|ワーナーミュージック・ジャパン


このMCに、客大歓喜。KAMIJOがワールドツアーの公演地を一都市ずつ読み上げるたび、過去のバンドの曲も混ざったセトリになると言うたび、ほんとに毎回悲鳴が!

しかし、開演前に暇で見ていたフライヤーの束の中にこの告知フライヤーが既に入っており、「うわーきたー」と思っていた私は、「うん、知ってた。」となってしまい、この告知MCにおける感動は特になかった。他にもそういう客いたはず。こういう重大告知はライヴ終了後に配るチラシに書いてくれ!しかし、このMCの間に客席から響いていた感動の声というか悲鳴というかはかなりの音量だったので、開演前にフライヤー見てフライング告知されていなかった客がかなりの数いたと思われる。盛り上がってた。


告知明けは、Dying-Table。曲入り前の煽りの時点で、あーDying-Tableくるーってわかったんだけど、この曲私あんまり好きじゃないのと、ここでこれやっちゃうってことは次に
Throneきてアンコール一回で終わりだなってわかってしまったのでちょっと冷めた。でもまあ人気がある曲なんだろうねー、盛り上がらざるを得ない曲調だしね。私はこの曲、KAMIJOの声と歌に合ってなくて無理が感じられるからあんま好きじゃない。

ライヴラストはThrone。これは大好きなので楽しく終われてよかった。KAMIJOの歌、ライヴ前半に比べるとかなり荒くはなってたけど(映像化を意識してうまく歌うのを、ライヴの中盤以降は諦めたんだかやめたんだか忘れたように見えた)、それでもそれなりであった。うーん、何度聴いても名曲だ。そしてノリやすいので、ライヴで聴いてて単純に楽しい。ちょっと内容的に重すぎる感はあるが、それでもラストにふさわしい曲。

最後に王になってライヴ終了、美しい終わり方だ。



演奏終了後はほんとあっさりはけていって、なんかあんまりホールライヴ感とかツアーファイナル感はなかったな。あ、ステージ上の6人(近衛隊の中に混じっていたチセイくん含む)と同じように、客側も隣の客と手をつないで一斉にジャンプ、というVersaillesのときよくやってたやつはあった。

その後、サポートメンバー5人が互いにハイタッチしたりしながらぞろぞろと上手幕間に向かう中、それを一人で追っかけるも、誰にも気づいてもらえず、ハイタッチしそびれるKAMIJO…という図に客から笑いが飛んでおり(最後の最後で、Mekuだか慶だか誰かが気づいてハイタッチしていた)、最後まで笑いの多いライヴでしたね。

ソロになって初めてのホールライヴ、特に素晴らしいライヴではなかったけど、ひたすら笑ったという意味では印象に残るライヴだった。

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2014年はワーナーから再メジャーデビューして、そのデビュー作「Symphony of The Vampire」がとんでもなく素晴らしい出来で、私が好きなDIR EN GREYのShinyaと共演する様も間近で2回も見られて、HIZAKIとのMASQUERADEも見られて、ほんとKAMIJOファンとしては実に濃厚な一年でした。

来年も、楽しい気持ちに無条件で引っ張ってくれるような引力のあるライヴと、完成度の高い楽曲を、懲りずにまた期待しています。


KAMIJO - 「Symphony of The Vampire」 Trailer 3 - YouTube

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