KANEBO N-ルージュ EX5(Smoky Orchid)、ポップタップジェリー EX3(Healthy Bronze) 他、2022年秋新作

モニターで、8/5に新発売になったKANEBOの秋の新作4点を試した。

「うるみのひと癖を、遊ぶ。」がテーマの秋の新作。

(上の画像は、スクショ可のオンライン発表会で撮った、公式画像のスクショです)

普段、カネボウのブランドのものを意識的に購入することはあまりなく、特にKANEBOのものは今回の新製品以前の旧製品も含め使ったことがなかったけど、結構気に入りました。特に口紅とリップコートがよかった。


目次


N-ルージュ EX5(Smoky Orchid)

リップの限定色。すごく好みのピンク!


黄色すぎないし(大事)、派手すぎないし(ピンクリップではこれも大事)、かといってくすみすぎでもない。KANEBOの口紅の既存の定番色にはあまりピンクがないようなので、この色を試せてよかった。いい色だー。

実際に塗るとこんなかんじ。

程よい発色でするするのびる。つや系を謳ってはいないけどそこそこのつやが出て、長時間ちゃんとうるおうので使い心地もよい。

持ちはごく普通。単体では特に落ちにくくはないが、後述するリップラスティングコートと一緒に使えば多少お茶飲んでも大丈夫。

コロナになってから全然リップものを購入していなかったので、今後しばらくはこのピンクリップを使います。とっても気に入った。

EX5はAmazonで売ってなかったので、リンク先は同製品の他の色です。


ティントリップコート EXL2(Piece of Cake)

鮮やかなオレンジ色のリップグロス。これも限定品。

さっきのN-ルージュ EX 5の上からこのティントリップコート EXL2を重ねて、偶然生じる色とうるみの揺らぎを楽しむ、というのが公式推奨。

言われた通りに重ねてみるとこうなる。

これは結構しっかり量を重ねてます。結構鮮やかなオレンジピンクになってとても綺麗。だけど、私はピンク単色か、ピンク多めブレンドでの使用が好き。まあこれは単に個々人の好みです。

先端がチップタイプなんだけど、私はこの手のチップを直接くちびるにはつけたくないので、一旦手の甲とかに出してから指で叩き込んでる。

ティントタイプらしいが、私はオレンジや黄色系のコスメを単体で使うことはなく、このグロスもさっきのN-ルージュなど他の口紅の上に重ねてしか使ってないので、ティントさは感じていない。


しかし、グロスというアイテム自体を久々に使ったなー。大昔、渋谷のマークシティの地下にあったセフォラが撤退して、その閉店セールでセフォラオリジナルブランドのコスメを激安価格で大量購入したことがあり、その際にまさにこんなかんじの色のオレンジグロスを買って、以後しばらく使っていたことを思い出した。色違いで真っ赤なグロスも買ったので、そっちの方がよく使ってたけど。懐かしい。

私が中高生だった当時は、世の中的にリップメイクといえば口紅というよりまずはグロスだった、まあ年代的なものも大いにあっただろうけど。私はくちびるを光らせるのがあまり好きではなかったのと、ベタベタ系の固いグロスの感触があまり好きではなかったのとで、当時から口紅をぼかしこんで使う方が好きでした。

当時の口紅はガサガサに乾くのも結構多かったけど、その後大学生くらいになって気がついたら安い製品でもあまり乾かなくなっていたし、今は乾かないのが当たり前。世の中はどんどんよくなっている。


リップラスティングコート LC1

他のリップの上に重ねて、持ちをよくするためのリップコート。これだけは定番品。


わずかにだけ濁った普通の透明グロスのように見えるが、吸油性パウダーが入っていて、下に塗ったリップの色持ちをよくするというもの。

これ、使い心地がかなりよくて気に入った。ベタつかない、つっぱらない、もちろんかさつかない。なんというか、やわやわなかんじ。求肥っぽいというか、八ツ橋っぽいというか…独特の使い心地。こんなんで持ちがよくなるの?と思ってしまうくらいだが、実際たしかに長持ちする。

私はマスクしたり飲食したりしたらそりゃリップは落ちるだろ、と思ってしまう派なので、普段こういうアイテムは自分ではまず買わないのだが、これはやわやわとした使い心地がかなりよくってなんのストレスもなく重ねられる。そーっとのせていけば下地のリップがよれたりもしない。便利〜。

この手のプラスオンアイテム、使い心地が悪いと手が伸びなくなってまず使い切れないので、これはよかった。伏兵でした。便利に使っています。



ポップタップジェリー EX3(Healthy Bronze)

最後、ジャーに入ったゼリータイプのアイシャドウ兼フェイスカラー。限定品。

もらったのはやわらかなブロンズ色。

見た目ほどオレンジみは強く出ないし、思いの外光らない。下の画像は結構な量を伸ばしています。普段まぶたに使うときはもっと少量でやってる。

キラキラ光るでもギラギラ光るでもなく、面でペカーっとやわらかに光る系で、私の好きな光り方ではなかった。私はキラキラが好きなので。

ぷるぷるのジェリー状だけど密着力はかなりよくて、一度肌に伸ばしてとんとんと密着させるとその後は驚くほど持ちがいい。後から軽くこすっても指に全然つかない。

なので、最初もらったときはアイメイクの仕上げにポイント使いするつもりでいたけど、今は他のパウダーアイシャドウを重ねる前の下地としてまぶたに最初に使ってる。EX3とEX4のタイプはポイントで光らせるよりも、面で光らせる方がよいと思う。フェイスカラーとしての使用も推奨しているようだけど、私はまぶたにしか使ってない。

Amazonに他の色なら在庫がありました。

私が自分で買うならEX1かEX2、たぶんEX2だな。EX1, 2とEX3, 4はタイプが違って、1と2は偏光でキラキラ光る系っぽい。試してないけど、おそらくこっちの方が私の好きな光り方だ。


アイジェリーとかアイムースとか、この手の形状のアイテムはどうしてもつめにつくのが気になるので自分ではあまり買わないが、特に夏場にあるとよいですね。

これまた大昔、ドラッグストアでバイトしていた頃も、AUBEのウォータータイプやジャータイプのキラキラ系アイシャドウを毎年よくもらっていて、自分じゃ買わないなあと思いながらも使ってみたらすごく便利で、春夏は結構な頻度で使っていた。やっぱり半固形タイプのアイシャドウの方が、パウダータイプのアイシャドウよりもぴたっと密着するし、つや感が出る。


余談

今回のモニターのオンライン発表会が7/8の夜にあったんだけど、その日の昼間に大事件が起こって、その日出張だった私は行きの移動中にニュース動画や一般が撮ったTwitter動画をついつい見続けてしまって普通に精神が悪化した。

が、帰りの移動中は「これは自分の精神によくない」と思い直して、このKANEBOのオンライン発表会にスマホから参加し、綺麗なコスメと綺麗な人たちの生配信だけを観続けてニュースとTwitterから自分を遮断することで、どうにか精神の安定を取り戻した。

KANEBOのブランドステートメントは「美ではなく希望を語る」なのだが、平和な環境下で、綺麗なものを手放しで「綺麗だなー」と言ってぼーっと見ていられる、そのこと自体がもう希望だよ、と思ってしまった。