KAMIJOの、2018年最後のSangライヴに行ってきた。
素晴らしいライヴでした。
2018年のKAMIJOのライヴは、ほんとうに素晴らしい回が多かったけれど、今回はこの一年を総括するような、よいライヴだった。
第一部は圧倒的な完成度のSangツアー本編、第二部はゲストを招いて温かく楽しい雰囲気を出しファンサービスをしつつも、肝心のクオリティは一切妥協しない。
このライヴの詳細ライヴレポを書くことはおそらくこのままもうなさそうなので、今のうちに書いておくが、私は第一部のSangライヴで、7月のSangツアーファイナルのときと全く同じ部分に一番感動した。Louisの間奏からの、日本語版Sang、あの演出はやばい。基本的に7月と同じ演出と流れで、完全にネタバレしていたにもかかわらず、また全く同じ部分で同じように泣いてしまうという謎。
2013年にシングル版のLouisが音源発表され、2014年からは私もライヴでこの曲の生演奏を何度も観てきたけれど、2018年7月のSangツアーファイナルでのあの演出を見たとき、ものすごく腑に落ちたというか、ああ、この演出のためにこの曲はこういう構造になっているのか、と勝手に納得してしまうほどだった。もちろん、実際は順序が逆であろうことはわかってはいるが、しかしそれでも、そう思わざるを得ないほどの演出だった。
Louisから始まったKAMIJOソロは、一貫して血と継承の物語である、ということがはっきりとわかる、極めて正しくて、いい演出。この演出によって、ソロデビューシングルであるこの曲にまた新しい命が吹き込まれたかんじがしている。もう5年以上前の曲なのに、こうやって新しい受け止め方をできるのはほんとうに贅沢だし、すごく嬉しい。
また、Louisの間奏のこの部分を見ただけでも、Sangツアーからライヴに声優の演技と映像を合わせた演出を取り入れたのは大大大正解だったのだとわかる。作曲家としてだけでなく演出家としても天才だ、KAMIJO。ほんと才能あるわ。
Louisでの演出の詳細は、この記事内の感想ツイートを見て下さい。7月のツアーファイナルも観ていない人は是非DVDかBlu-rayを買って下さい。
Sang Live at Zepp DiverCity Tokyo (通常盤) [DVD]
- 発売日: 2018/12/19
- メディア: DVD
Sang Live at Zepp DiverCity Tokyo (初回生産限定盤) [Blu-ray]
- 発売日: 2018/12/19
- メディア: Blu-ray
来年はいよいよ、Symphony of The Vampireのツアー、そして3月にはオーケストラとの共演ライヴ。そこで一旦Sangプロジェクトは終了とのことだが、その先の物語はどう発展していくのか、とても楽しみ。
私は、2016年5月のKAMIJOソロのツアーファイナルライヴには正直がっかりしていて、当時は、こんなことならVersaillesをいい加減ちゃんと動かしてくれよーとばかり思っていたが、2018年のこの圧倒的なKAMIJOソロライヴを観た後の今ならほんとうによくわかる、こんなにも徹底的なソロ活動をしていたら、別でバンド活動などしている暇がない。私はVersaillesからKAMIJOファンになったけれど、やはりこの人はソロになって正解だったのだ。
Versaillesは、2020年頃にでもちゃんと活動してもらうとして、2019年はまだ引き続きKAMIJOソロの世界にのめりこみたいと思っている。
いやー、2018年3月のSangツアー初日、そして7月のツアーファイナル、さらに8月のTOKYO BASTILLE公演でも感じたけれど、今のKAMIJO、つくづくノリにノっている。KAMIJOソロは2013年の初動から見ているけれど、今はほんとうによいものを観られる可能性が高い時期なので、気になっている人は、ぜひ早めにライヴに来てください。
目次
セットリスト
第一部
Throne(SE)
Dead Set World
Theme of Sang
Nosferatu
Emigre
Bloodcast -Interlude-
Vampire Rock Star
BASTILLE
Sonata
Bloodcast -Interlude-
闇夜のライオン
Delta -Interlude-
Castrato
Ambition -Interlude-
Sang I
Sang II
Dead Set World
Vive le Roi
Louis 〜艶血のラヴィアンローズ〜
Sang 〜君に贈る名前〜
mademoiselle(Instrumental)
第二部
Emblem
Romantic Season
Audrey
The Umbrella of Glass
mademoiselle
Rosen Schwert
PRINCE
TOKYO BASTILLE
薄命~散りゆく百合を見つめながら~
砂の城で眠る恋人
Emblem
冬東京
薔薇は美しく散る
アンコール
Mystery
Moulin Rouge
Royal Blood
Throne(SE)
Theme of Sang(音源)
感想ツイート
全体
今日はMana様でも来るのだろうか。もしくはVersaillesのギター2人のうちどっちかが来て、来年の活動予告するか。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
KAMIJO Sang act V@ブリッツ、楽しかったー!ライヴ1.5〜2本分ってかんじ。シークレットゲストはLAREINEのMAYUとゴールデンボンバーの歌広場淳だった。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
歌広場淳はもちろん以前Mステに出演したときのEMIRUコスでの参加だった。黒いベロアの手袋してたけど、右手人差し指の先に穴が開いていた。冬東京で女々しくてのフリをKAMIJOと踊った後、早着替えというか早脱ぎで白馬になり、KAMIJOを乗せて薔薇は美しく散るやってました
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
セトリ書いた、長いなー!これじっと叩き続けたYUKIすごい。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
KAMIJOブリッツ、今日のセトリ(訂正版1)
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
12/20/2018
Sang Project Act V 「The Sangs -2018-」@マイナビBLITZ赤坂
セットリスト
1枚目と2枚目が第一部、3枚目が第二部、4枚目がアンコール pic.twitter.com/ittnbLPhXX
第一部
第一部、7月のSangツアーファイナルで観たのとほぼ同じ(映像の詳細覚えてない)演出なのに、また泣けてしまうのが不思議。マリーアントワネットの処刑前セリフもやばいが、それ以上にやっぱりLouisの曲中でのルイへの呼びかけと覚醒、そこからの日本語版Sangがほんっとーにやばい。また泣いた。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
Louis間奏中のあのセリフの重なり、素晴らしすぎる。ネタバレしてるのにめちゃよいしまた泣いた。それまで鏡を映していたスクリーンが突然縦5分割になって、マリーアントワネット、ルイ16世、ベートーベン、ナポレオン、そして最後にサンジェルマン伯爵が出てきて一斉にルイに呼びかけて目覚めさせる。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
その後、彼らがどれだけの想いをルイに託していたかのセリフがさらに重なるんだけどそれがまた最高。何より、呼びかけ部も、想いを語る部分も、Louisの間奏にぴったり合っているんだよ。そしてそこからの「記憶は消えても宿命は変わらない」、でもって日本語版Sang。ほんとやばすぎでしょ。天才か。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
7月に始めてこの演出観たときも思ったけど、Louisはこの演出のために作曲されたかのようにハマっている。それまで、ともすれば間奏長いなと思いつつ折り畳んだりしていたけど、この演出のための間奏だったのか!とか思ってしまうほどしっくりくる。この演出でLouisの価値が10倍以上上がる、ほんとに。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
第一部で書き忘れてた、今日のSang IIはよかった。満を持してお立ち台に上がってのjust like the airもとてもよかった。曲の最後の最後、Mekuのギターの聴かせどころ、ってところでなんと弦が切れて演奏できなくなったんだけど、そのタイミングがあんまり不自然じゃなくて、なんかかっこよく切れた。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
しかし、Bloodcast -Interlude-の映像中に出てくる104412ってなんなんだ?意味あるのだろうか。ナポレオン法典と関係あるのかなと思ったけど、7月にちょっとググっただけでは何もわからなかった。セトリもそうだけど、なんか文字や数字の列を見ると頭に残ってしまうし、メモリ食われて集中力落ちる。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
第二部
というわけで7月と全く同じ部分に最も感動したのが第一部でした。第二部はLAREINEファンではない私としてはそこまでテンション上がらなかったが、久々にUmbrellaやって、しかも以前Umbrellaでトラブったときの話を長々としてくれて嬉しかった。当時、あれはプロの対応だと思って私は感動したんだよ。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
今日のMCにあった、2010年9月のCCレモンホールでUmbrellaがトラブったときのライヴレポです。今日はネタになってたけど、とてもよい対応で私は心底感動した。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
「Versailles・World Tour 2010 "Method of Inheritance" -GRAND FINAL- CHATEAU DE VERSAILLES@C.C.Lemonホール」 https://t.co/UvcvlH9bY4
他、第二部は10年前の曲と言ってPRINCEやった後に、10年戻って今の曲と言ってやったTOKYO BASTILLEがよかった。その後、TOKYO BASTILLEツアーで散々使った銃を撃ちまくりながら薄命をやった。なんでTOKYO BASTILLEで使わずここなんだ!と思ったが、薄命のイントロにかなり合ってて、正解感があった。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
薄命からMAYU登場、黒髪ショートになってたから誰だかわかんなかった。群を抜いてステージ慣れしてなくて挙動不審。口元と、体幹が細く身体が安定しないかんじが20年経ってもやはりディルのShinyaに似ている。砂の城で眠る恋人はタイトルコール後に客からかなりの歓声が。LAREINEファン多いんだなあ。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
その後、EmblemをBGMに「今日最後のゲストです」「あのお方の登場です」とMana様が来る風に煽って、出てきたのはえみるんるん…風の歌広場淳だった。いや、最初まじでEMIRUだと思った。女装の方向性がまじで似ている。ああいう黒髪白塗り無表情系の若いバンギャやロリィタ、昔はよくいたよね。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
冬東京は歌広場淳が女々しくてアレンジをしてKAMIJOも女々しくて飛び。私は前述したように歌広場淳の右手の手袋の人差し指の先に穴が開いていることに視線を取られてしまい、曲や歌に集中できなかった。歌広場淳は常に低姿勢で緊張して挙動不審になってしまうフリをしていたがMAYUの方が挙動不審だった
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
「いつか馬に乗ってステージで歌いたい」という内容を含むMCの後、薔薇は美しく散るのタイトルコールがあり、歌広場淳がEMIRUコスを脱ぎ捨てて白の全身タイツになり、KAMIJOが馬のお面を出して装着させ、その白馬に乗りステージを動き回りながら歌うという謎の演出が展開された。うん、馬に乗ってるね
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
アンコールはいつも通りミステリーとムーランやった後、Royal Bloodの合唱部ラストで今日のゲストがブルーローズライトを持って全員出てくるという流れ。2015年末のツアーファイナルを彷彿とさせる演出だった。あの日、KAMIJOの両脇にHIZAKIとMACHIが立ったときほどの凄まじい華やかさはなかったけど。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
KAMIJO、歌広場淳との絡みの前振りとして「いつか馬に乗ってステージで歌いたい」と言い直後に夢を叶えていたが、ソロ最初のツアーファイナル@ AiiAで、近衛隊3人に騎馬を組ませてマイクと国旗を持ったままその上に乗り、揺れる騎馬上でBASTILLEを歌った過去があるので、ほんとはとっくに夢叶えてる。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
KAMIJOがステージ上で馬に乗って歌うという夢を叶えた、2014年のAiiAのライヴレポ。暗転の後騎馬が5騎出てきてしかも重さでちょう揺れてるから、笑いすぎて死ぬかと思った。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月20日
「KAMIJO・TOUR 2014 "THE DEATH PARADE" FINAL The Empire of Vampire @AiiA Theater TOKYO」 https://t.co/tGoJlfxtJr
昨日のKAMIJOライヴ後のツイート、セトリツイート(>2000インプレッション)よりも歌広場淳の馬化ツイート(>5000インプレッション)の方が拡散されてて、有名バンドの人気さを実感した。KAMIJOは馬に乗りながら「馬!」「ロバ!」と声をひっくり返して煽っていたのが大変よかったです。
— 薫 (@rose_syrup) 2018年12月21日
KAMIJOツイート
Sangs -2018-
— 🇯🇵🇫🇷Versailles KAMIJO (@KamijoOfficial) 2018年12月20日
マイナビBLITZ赤坂
どうもありがとう!良いクリスマスを!#KAMIJO #Meku #Anzi #MASASHI #YUKI #DAISHI #時雨 #MAYU #歌広場淳 #馬 https://t.co/tfuVEBW6PA
ずっと思い描いていたものがどんどん形になっていった2018年。
— 🇯🇵🇫🇷Versailles KAMIJO (@KamijoOfficial) 2018年12月31日
まるで水を得た魚のように表現の幅が広がっていきました。みんなが応援してくれたおかげです。
どうもありがとう! pic.twitter.com/pZ2GjaOURr
過去記事