パーソナルカラー診断とメイクレッスンを受けた後、色物コスメの前に、まずベースをどうにかすべきなのではと思うようになった。
土台の肌色をしっかりさせておかないと、本来であれば自分に一番似合うはずの色が映えない、という基本的なところに立ち返った。
具体的に言うと、パーソナルカラー診断でブルベ夏と言われた私がおすすめされたのは、いつも自分で使っているものよりかなり青みの強いピンクのリップだったり、普段使っているものよりもぼやけたかんじの色合いのアイシャドウ。ただ、今の肌色のままで青みリップを使うと、顔が明るく見えると言えばそうだがどうしても顔色が青白くなりすぎる。またぼやけアイシャドウを使うと、今度は逆に頰の赤みが邪魔してきて顔全体の統一感がなくなる。
顔全体の血色の悪さをどうにかしたいけれど、頬の赤みは消したい。
いつも自分がしている、ファンデも塗らない超簡略ベースメイクプロセスではこの両立はできないので、重い腰を上げてプロセスを見直すことにした。
ちなみに、これまで私はファンデーションを使わず過ごしてきて、その理由は「特に必要性を感じないし、崩れて元の肌より汚くなるのが嫌だから」という身も蓋もないものだったんだけど、パーソナルカラー診断とメイクレッスン後にこの課題が浮き彫りになり、試しにたまにはファンデを塗ってもいいかーと思い始めた。ちょうど今が冬で、変更をかけ始めるなら今のタイミングだなと思ったのもある。
なお普段は、日焼け止めと、部分用下地と、コンシーラーと、ルースパウダーで運用している。
というわけで、ベースメイクを見直すべくRMKのカウンターに行ってきた。
昔、何度かRMKでベースメイクものを買ったことがあるんだけど、RUMIKOさんがいなくなった後のRMKで物を買うのは今回が初めて。
カウンセリング
BAさんには下のことを伝えた。
- アイシャドウやリップが映えるように、顔が青白いのと頬の赤みをどちらも改善したい
- 高いカバー力のものを塗り重ねてカバーしたいというよりも、すこしぼかしたり光で飛ばしたりする形で、若干だけ改善できればそれでよい
- 平日の日中にメイクを直す時間はない
- 長年ファンデを塗らずに過ごしてきたので、軽い仕上がりの方がよい
頬の下だけメイクを落としてBAさんに肌の状態を見てもらい、下地で赤み対策をした後に、ファンデを頰中心に少量だけ使って顔色補正をするのがよいのではと言われたので、その方向で行くことになった。
今回買ったもの
買ったのは下記の4点。
- メイクアップベース
- ベーシックコントロールカラーN 03(グリーン)
- リクイドファンデーション 101
- ファンデーションブラシN
以下はカウンターでBAさんに塗ってもらって試したもの。
メイクアップベース
いつも日焼け止めで終わらせているところ、その後にまず全顔用の化粧下地としてメイクアップベースを塗る。伸びがよいので塗りやすい、圧迫感もなし。パール下地は好きではないので、ここの下地が透明なのはよかった。
これは購入。まずはファンデと下地を合わせた方が無難だろうという考えによる。ただし現時点では下地効果は完全に謎、今まで使ってたkissの部分用下地のようなテカリ防止効果はないが、今は冬だし特に困ってないので、取り敢えず一本は使い切ると思う。
ベーシックコントロールカラーN 03(グリーン)
その後、顔色補正用にコントロールカラー。頬の赤みを消すために緑。頰と小鼻周りだけに、ごく少量だけを叩き込むように乗せる、決して伸ばさない。
のせている時点ではさほど効果がないように見えて、最後まで工程を終えて遠目で見ると、このコントロールカラーによる補正効果がちゃんと出ていて赤みが抑えられているから不思議。
メイクって、ほんとはこういう小さい差異の積み重ねなんだろうな、いや、メイクに限らず仕事も生活も健康もなんでもそうだよな…と、コスメカウンターで鏡を前にして、違うことを考え始めてしまった。
これも購入。一本買えば一年近く持ちます、と言われたが、たしかにそんなかんじがする。
スーパーベーシックリクイドコンシーラーN 01
ここでコンシーラー。この後、頰周りにしかファンデを使わないので、ここで目周りと口角周りのくまとくすみを消す。ファンデを頰に部分使いしかしないので、ファンデ後にコンシーラーでもいいですよとBAさんは言っていたが、いつもの流れでなんとなく下地後のここで使っている。
私は普段はワトゥサのスティックタイプのハイライターをくま対策のコンシーラーとしてだけ使ってて、口角には何も塗ってないんだけど、やっぱくちびる周りも塗ると違うし、筆タイプのコンシーラーを一本持ってると便利だなぁと思った。まあ、今回RMKでは買わなかったんだけど。昔、何本もリピート買いしてたラディアントタッチでも久々にまた買おうかな。
リクイドファンデーション 101
ファンデを買うこと自体久々だったけど、リキッドタイプを買うことは決めていたので、一番スタンダードなリクイドファンデーションに決めて、色みを見てもらった。
102から始めて、102は明らかに暗すぎで黄色すぎ、少量を伸ばしてもどうしても黄色暗くなってかなり浮く。101は明るさは102より合っているが、ファンデ自体の色はまだだいぶ肌色より黄色い。ただ少量を伸ばせばまあまあなじむ。色み的には201が私の肌に一番合っていたが、今回は顔の青白さと赤みをカバーしたいので、BAさんと相談の上、今回は敢えて赤みが少なく黄みのある101を選んで購入。
これを両頬中心にだけブラシで塗る。頰の端までのばし塗る必要はない。目周りと口周りには塗らない、額と鼻には頰に塗って残った分だけ塗る。量としては0.5〜1プッシュ分で十分、1プッシュ出して全て使い切ってしまうようだと使いすぎ、とのこと。
これまでずっとファンデを塗っていなかったので、自分自身で塗った感を感じてしまうようだと嫌だなあと思っていたけれど、そこは全然大丈夫だった。圧迫感もないし、感覚的な部分では今までと特に差を感じない。
ファンデーションブラシN
ついでにファンデーションブラシも購入。ファンデを買うこと自体が久々な私、ファンデ用ブラシを買うのは今回が初めて。ブラシに対する知識もこだわりも現時点では全くないので、まずはファンデと同じメーカーのものを買おうというだけ。
最初っからファンデをブラシで両頬にのせて、それをなるべく力を入れずに頰に広げる。ブラシで残った分のファンデを、ブラシを立ててTゾーンにごくうっすら塗る。
って書くと簡単そうだけど、これまでファンデブラシを使ったことがなかったので、まあ加減が難しい。しばらく試行錯誤すると思う。
シルクフィットフェイスパウダー 01
最後にお粉。ベースにパールタイプのものを使うのが嫌いなので、マットタイプの01をハケ的な付属ブラシで塗ってもらった。
ファンデの上からだと、こんなにふわっとうっすら流すだけでよいのね、という驚きがあった。いつもは下に日焼け止めしか塗ってないから、パフでもうちょいしっかりめに粉をのせている。
ルースパウダーは持っているので、これは購入せず。
ベースメイク後、カウンターではチークとリップも塗ってもらったけど、購入しなかったし色番忘れたので割愛。お任せで製品と色を選んでもらって、マルチペイントカラーズの03だか04だかを塗ってもらった。あとリップはもうちょい濃いめでも似合いそうと言われ、内側だけ真っ赤なリップペンシル使ってぼかしてもらいました。
すごく親切で、説明もわかりやすい、いいBAさんに当たってよかった。ベースもの試すときってスキンケアから始まりベースメイク、ポイントメイクと接する時間が長いので、自分と相性の悪い人だとしんどい。
その後、今回RMKで買った、下地2点、リキッドファンデ1点、ファンデブラシの計4点に、いつも使っているワトゥサのコンシーラーとKissのルースパウダーで毎朝肌をつくっているが、まだ理想の仕上がりには至っていない。
問題の一つ目は、ファンデーションの101がやっばり黄色いこと。この色みで顔の青白さが緩和されるのはたしかに実感しているが、顔が普段より黄色浮きしている。この後、同じリクイドファンデーションの201を買い足すかも。元々の肌の色とは201の方が合っていることは今回わかったけど、顔色補正も考えると、101と201をブレンドしたくらいの色が私の目的にはちょうどいいのかもしれない。
もう一つは、朝の塗りたてはもちろん綺麗なんだけど、夕方以降にファンデを塗った頬の部分だけがやや汚くなること。たしかに、他人から見るくらいの距離から見ると夕方でもまだきれいだが、自分が鏡に近づいてもっと近距離から見ると、ファンデなしのときの方がきれい。これだけ工程増やして時間をかけているのに汚くなるって、これはけっこう致命的では。
これは私が日中に一度もベースメイクを直さないことと、元の肌の状態が悪いせいであるといえばその通りなんだけど、ファンデ塗らないときの方が肌がきれいに見える、それならやはり、塗らなくてもいいのでは…と思ってしまう。下地量とファンデ量を増減させて調整を試みたが、そういう問題でもないみたい。あと、元の肌以外に、どこを変えればいいのだろうか。書いてて思い出したけどルースパウダー量はまだ増減させてないな。もっと減らしてみるといいのかも。
まあ、普段の平日の夕方から夜における自分の肌は、割とどうでもいいっちゃいいのだが、朝から仕事して、メイクして12時間以上経った後の夜から飲み会で人に会うときなんかは、ファンデーション使わない方がいいなーと現時点では思っている。丸一日でなく、午前中だけとか短時間の大事な用事があるときに使うのがよさそう。でもそんな機会めったにない。
そんなこんなで、ベースメイクについては引き続きまだまだ検討が必要。
やっぱり、普段使っていなくて、選択慣れも使用慣れもしていないものをいきなり使うのは難しいね。まあ引き続き色々試してみます。