DIR EN GREYのMACABREツアー、最後に参加したゼップ名古屋2日目の記録。
MACABRE再ツアーの他公演のライヴレポはこちら。
目次
全体感想
この日は整番が普通に1000番台だったのでだらだら入って後方で観た。後ろでもそれなりに快適に観られるからZepp Nagoyaが好き。
下手か上手か、どっちで観たかももはや覚えてないけど、私のことだからたぶん上手だろう。ライヴハウスのフロアに入ると、ディルのライヴに限らず無意識に上手に位置取りをしてしまう。Shinyaが上手にいるせい、中学生時代からの刷り込み。
中野2daysは落ちたので、この名古屋で私のMACABREツアーは終わりだったわけですが、大阪も名古屋も4公演ともかなり満足だった。京の声がやばいときもあったけど、それを超えるくらい他がよかった。
他というのは曲(必ずしも演奏そのものではない)と、その世界観と演出効果の融合。ディルの懐古ツアーはあれこれ観てきたけど、個人的に思い入れがあって懐かしいとかどうとかという部分を排すると、元々の予想通りやっぱりMACABREツアーがダントツで一番よかった。
アルバム自体や曲調との相性もあるだろうけど、MACABREツアーはオリジナルのツアーの時点でかなり高品質だったからなあ。15年経って、新しい演出技術も加わってさらにパワーアップしたら、そりゃもう無敵だわ。
セトリを見返すと、名古屋は2日ともMACABRE始まりだったのね。まあライヴハウスであの膜を使った演出をやろうとしたら、最初に持ってくる他ないのか。ライヴ途中でってのは難しそうだもんね。
リリース当時、もちろんシングルは発売直後に買ってはいたものの、二度目の日本武道館公演に行けなかったこともあってなのか、ポップジャム公開収録以外は特に記憶に残る思い出がないain'tも、このツアーで4回も聴けてよかった。満足した。
あのain'tの映像は、ライヴを観ている最中には「なんでここで急にそっち方向なの???」と思うところはあったが、その疑問を吹っ飛ばすくらい、京のアカペラ独唱が毎回ほんっっとうに素晴らしかった。わずか一週間のうちに4回観てるので、どこをどう歌うかも大体わかってるというのに、それでもまじで毎回泣きそうになった。濤声もザクロも毎回よくて、この手の歌を歌う京が好きだなあと思う。鱗とかCause of ficklenessを歌う京も好きだけど。
あの映像演出は、原曲の具体を一度抽象に上げて、それを現代時事を拾う形で原曲とはまた別の具体に落とすというプロセスを通すとああいうアウトプットになるんだろうなというかんじで、今となっては理解できないこともない。
アンコールでまた羅刹を聴けたの嬉しかったな。万が一、マカブラツアーでオリジナルの羅刹国を聴け
なかったら私死んでしまう。羅刹はMACABREリリース時代から大好き、テンション爆上がるイントロも、意味不明だが勢いありすぎなサビも大大大好き。この一週間で、羅刹で頭振ってたら副鼻腔炎も治った。
あと自分のツイート見て思い出したけど、MACABREツアー4公演で2回かかったオープニングがすごい好きだった。どんなんだったか詳細は完全に忘れたけど、私が好きでKAMIJOっぽさを感じたというのだからダーククラシック寄りのSEだったのだろう。
それとこの日のMCは面白かった。客の8割くらいに注目されている中で発した「俺のこと見てんじゃねえ!」にはさすがに吹き出してしまった。他も結構ウケた記憶がある。さすが、煽りの王様〜!
MACABREツアー、クオリティが高くてしかも楽しくて、ほんといいツアーだったな。また15年後に再々ツアーやるよとか言われようもんなら、私またMACABREは行っちゃうな。
セットリスト
Deity
MACABRE -揚羽ノ羽ノ夢ハ蛹-
audrey
鱗
蛍火
理由
脈
egnirys cimredopyh
+) an injection
Hydra -666-
Children
Berry
濤声
ザクロ
ain't afraid to die
【KR】cube
太陽の碧
羅刹国
詩踏み
感想ツイート
ディルのマカブラツアー、ゼップ名古屋2日目
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
今日のセトリ
7/22/2017
DIR EN GREY
TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of MACABRE]
@ Zepp Nagoya
セットリスト pic.twitter.com/N5HX3tliRf
今日も大阪2日目と同じオープニングだった。あのSEやっぱりめっちゃ好き、ディルっぽくない。かみじょが普通につくりそう。映像は森の中にMACABRE英詞、西欧っぽい城、幸せそうな花嫁花婿と、包帯だかガーゼに包まれたりケロイド顔で涙を流す人の対比、オペラ座の怪人を連想した。
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
今日もザクロと濤声とain'tはとてもよかったー昨日に引き続いての煽られまくり羅刹も大変楽しかった。京はかなり声がしんどそうだったが、それでもあまりひどいことになってなくて上手くこなしてた。Childrenあたりは今日の声に合ってたと思う、好きな曲じゃないのが残念
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
ain'tの映像は大阪2日間とも、昨日ともまた違う編集だった。素材は一緒で切り貼りの仕方が違う感じ、1回目のサビ(突入するとこ)とギターソロの焼身自殺部はいつも同じ。今日は「明かりは」のとこが大阪と同じ明かりバージョン、昨日長々使ってた祈りのパートを短く削ってた
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
ain'tの映像、4回観てもやっぱりどうしても私の中の曲の世界観とのギャップを感じるけど、タイトルの「死を恐れない」は一致してるっちゃしてるし、届かないとわかっても花を飾るのはまさに祈りなんだろうし、とどうにか自分を納得させてる。でも映像の流れない京の独唱部が圧倒的に一番いい。
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
今ツアー、ARCHEから鱗と濤声とficklenessとRepulsionを聴けたのはほんと嬉しかったな、全部好き。AshとJEALOUS聴けなかったのはまじで残念だった、この先のMACABREツアー内で一度でもやったらまじで嫉妬するわ。あとHydraとChildrenの原曲も。
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
京、昨日「俺に言わせんな!」と言ったのに、今日は4曲目の鱗で早速「一つになれんだろ!」と自ら叫び、その後も「しんどそうな顔して見てんじゃねえよ」「俺のこと見てんじゃねえ!」「何度も同じこと言わせんな!」と言いながら「一つになれんだろ」「かかってこい」「響かせてこい」と連呼してて笑
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
この6日間で東京→大阪→東京→名古屋と移動して、5本ライヴ観て、ザクロのキラキラとっても綺麗だなとか、ノスフェラトゥって去年の5月の赤ブリで新曲って言ってやってたやつでサビ入りの歌詞変わったんだなとか、脈はサビ以外は今聴いても結構いいなとか、とにかく感想が頭の中で入り混じっている
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
しかしその全てを言語化してメモに残すことができないまま、来週からまた怒涛の日常に戻っていって、この細かな記憶たちも徐々に消えていってしまうんだな、既に仕事がやばいことになってるし。それでも、今週の5本のライヴでの視界の記憶と、楽しかった印象だけでも胸に残してまたこの暑い夏を働こう
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
大阪と名古屋の4公演で私のMACABREツアーは終わってしまったので、残念だなーとか思ってたら、秋のVersaillesとKAMIJOのチケ振込要請が来てた。今年もまだまだライヴ観るぞー。BUGY20周年クワトロもチケ取ってあるし、その前にディルのWitheringツアーもか。
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月26日
うわあ冬東京!生ピアノとホーン入りバージョン、聴きたかったー!しかし名古屋から東京キネマ倶楽部へ瞬間移動はできないのである。せめて一日ズレていれば明日なら帰れたのに!まあ、ディルの大阪2daysとEpic Rock Orchestraがズレていただけで有難いと思うことにしよう…
— 薫 (@rose_syrup) 2017年7月22日
上のツイートを読み返してまた思い出したけど、私はMACABREツアー名古屋を取ったがために、同日に東京で行われていたKAMIJO誕生日イベントに行けなかったんだよね。
名古屋からの帰りの新幹線の中かなんかで、冬東京をやったとのツイートを見て一瞬うおおおおお!となったけど、二兎は追えない。たぶん、誕生日当日のEpic Rock Orchestra追加公演ではなく、この日にバースデーイベント的なことをやったんだろうな。
一週間、というか6日間で、東京→大阪→東京→名古屋→東京、と移動し、ライヴを5回観た2017年の思い出記録でした。楽しかったなー。
やっぱ観たいライヴは遠くても観に行かないとね。