KAMIJO・Sang Project Act VI Live Tour 2019 “Symphony of The Vampire” -Prelude- @柏PALOOZA

KAMIJOのSymphony of The Vampireツアー初日、FC限定の柏PALOOZA公演に行ってきた。

極めて残念な結果でした。
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目次


セットリスト

Emigre
闇夜のライオン
Vampire Rock Star
Ambition -Interlude-
Sang I
Sang II
Sang 〜君に贈る名前〜
Presto
Sacrifice of Allegro
Royal Tercet
Dying-Table
Sonata
満月のアダージョ
Throne


Moulin Rouge
Vampire Rock Star
Nosferatu

Throne(SE)
Theme of Sang(音源)


ライヴ感想

去年の秋の、FC限定@池袋Black Holeのライヴのときに、なんだかふっつーのライヴだなあと思ったけれど、今回は、普通どころか、普通以下の仕上がりだった。

KAMIJOの歌は、終始ボロボロ。歌が安定しないだけならまだいいが、そもそも全然集中できてない。気楽に歌いすぎて、歌と表現が曲やストーリーの重さと全然合っていない。リハーサルじゃないし、カラオケじゃないんだよ、と久々に思ってしまうくらいのレベルだった。

KAMIJOよ、歌の調子が悪いのはしょうがないとして、もっと集中してくれ。頼む。


今日のKAMIJOには、去年のライヴで見せてくれた、ド集中も、妖しさも、気高さも、何もなかった。Symphony of The Vampireをフルで歌ってThroneまでいっても、父親のルイ16世から引き継いだ雄偉な王の面影は全くなくて、ただただ苦悩と迷いと弱々しさだけが感じられる仕上がりになってしまっていて、とても残念だった。

私がKAMIJOソロに求めているのは、気高さであり、困難を乗り越えた者の強さなんだ。それがないKAMIJOソロには魅力を感じられない。Holy Grail後の、Versailles末期のKAMIJOにはなくて、ソロのKAMIJOになったら即復活したもの、それが気高さ。私が観たいのはそれ。


セットリストは、Sang I、Sang II、日本語版SangからのSymphony of The Vampire通し演奏で、ある意味とても贅沢だったのだが、KAMIJOの調子は終始悪く、Sang3曲も、Throneも、最悪レベルの出来だった。こんなんなら行きたくなかった、と思ってしまうくらい。終演後、最後にお決まりで歌うTheme of Sangの「just like the air」の方が、Sang IIのその部分よりよかったりした。

KAMIJOの調子がよくないことは本編前半でもうわかったが、どこか他に楽しめるところはないかと結構必死で探したけれど、今日の彼は髪型も、メイクも、衣装もあまり好きではなく、最後まで気持ちを上げられる点が見つからないままライヴが終わってしまった。

以前のように、本編もアンコールもしっかり派手衣装を着て歌って欲しいんだけど、ラフ路線に行ってしまった今となってはもう無理なんだろうか。



楽器隊は相変わらず非常に安定していて、Mekuのギターもよかった。それは救い。Sang IIのギターソロも、ラストの締めもとてもよかった。

しかしながら、私の立っていた位置が悪かったせいなのかなんなのか、今回はAnziのギターがいつも以上に聞こえなかった。音量でいうと、Mekuの1/3程度でしか聞こえなかった。去年12月のThe Sangsのときも、なぜかAnziのギターが全然聞こえなかったのだが、位置の問題なのか、それとも元からそういう設定なのか?

まあMekuがリードギターなのでMekuのギターの方が音量大きめ設定なんです、と言われればある意味納得はするが、とはいえAnziもギターソロを持ってるので、その部分だけでももっと音量あげたらいいのにと思ってしまう。二人のギターの音量差が激しすぎてバランスが悪い。



あと、今回のライヴでは、映像演出や声優さんの演技にも引き続き期待していたけれど、ちょうど1年前の3月に初めてこの演出を体感したときほどの、新鮮さも、驚きも、感動もなかった。

Sangツアーの演出に関しては、2018年7月のツアーファイナルでも、その後の12月のThe Sangsでも、ほぼ同じ演出で既にネタバレしているにもかかわらずまたもや大感動して泣くということをしてしまった私であるが、今回は全く感動しなかった。心動かされるポイントがなかった。

まだ新ツアーの初日で、シナリオも一つしか見ていないので、断定したくはないのだが、今日のライヴを観ていてなんとなく感じたこととしては、Symphony of The Vampireには、Sangのときほど映像と声優の演出がはまらないのかもしれない、ということだった。

Sangの、演歌メロディーに英語詞が乗ったKAMIJOの歌に、声優のセリフや映像が加わると、非英語話者の私にとっては謎の映画感が感じられ、臨場感が増して非常によい。

一方、Symphony of The Vampireは元から日本語詞で、しかもいつものKAMIJOの歌詞よりも説明口調の独特の文体で書かれている。そこにさらに映像とセリフが乗っても、特に新鮮さはないし、元の歌詞の中で既に状況や心情が十分に説明されている以上、むしろくどく感じさえする。

今日のライヴを見て、あの演出はSangのアルバムの曲たちに合わせたからこそ最高だったのかもな、と初めて思った。そういえば、Sangツアー後のTOKYO BASTILLEも、ライヴ自体は毎回かなり楽しかったしよかったけれど、物語や声優さんの演技は特に必要だと感じなかったし。なんでも相性なんだね。



1年前の、Sangツアー初日の鹿鳴館では、あの演出を見てあんなにも気持ちが高揚したのに、今回のツアー初日は正反対の結果になった。

え、ほんとにこのままいくの?これでいいの?あのSangツアーの後にKAMIJOやりたかったこと、客に観せたかったステージがこれなの?と、この先がちょっと心配になったけど、杞憂であることを祈る。取り敢えず、今月末のオーケストラライヴまではきちんと観て、もしそこまで観てもあまり好きではなかったら、その後のライブ回数を減らそうかなあと思った。

まあ冷静に考えると、去年、2018年のKAMIJOが、あまりに神がかりすぎていたんだよね。夏のTOKYO BASTILLEの最初の5days、特に渋谷の3daysは、毎回毎回ほんとうに文句なく楽しくて、テンションが上がって、しかもその楽しさが回を追うごとにどんどん上がっていくというすごい経験をしたけれど、あれが当たり前だと思っちゃいけないんだな。

まぁ、今日はFC限定のツアー初日ということで、この後も、ツアー本編がどうなるか、まだ楽しみにしています。


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