Jupiterのファーストアルバム購入者限定ライヴに当選したので行ってきた。
場所は渋谷REX。マークシティの先。初めて行ったー。
ライヴですが、よかったです。結成して活動開始発表から半年経っていないというのに、かなりよくできてた。
セトリはこちら
Glass(河村隆一、ZINソロ)
Introduction
ALLEGORY CAVE
Scarlet
RHYTHMOS
新曲
Heaven's Atlas
Atmosphere
Blessing of the Future
とっても完成度の高いライヴでした。ボーカルが上手な人になったので、Versaillesのときよりだいぶ完成度が高い。
しかも色んな声出せるので、楽曲の幅がかなり広がりそう。新曲もZINの歌声を活かしたもので、あーたしかにこれはVersaillesでは(というかKAMIJOボーカルでは)できないわ、というかんじ。
しかしながら、私が好きなのは、完璧でもなんでもなくむしろ下手な部類に入るけれどもなぜか中毒性のあるKAMIJOの歌と、KAMIJOにしかできない徹底的に作り込んだ中世ヨーロッパかぶれの少女漫画世界観なんだとよくわかった。
ZINの「覚悟はいいか!?」「お前ら、全員で気合入れて~なんちゃらかんちゃら」という煽りや、やんちゃでありながらチャラいMCは彼にとても合っているし、最早なんとなく枯れつつある他メンバー四人に若い風(年齢的にではなくノリ的に)を吹き込んでいるし、傍から見ていて面白いとは思うけれど、あのヤンキーノリがほんとうに好きなのかと言われたら好きではない。
まあそれは私の好みなので、客観的に見たらZINはかーなりいいボーカリストだと思いました。歌はもちろんしっかりしてるし、ヤンキー煽りも、チャラいノリも、全部「わかった上で引き受けてる」感がものすごかった。頭がいいというか、戦略的に動ける部類の人なんだろうな。アイドルになって握手会に立ってもいけるタイプだろうな。
以下は当日の感想ツイート。
ライヴも完成度高いなあ。ていうかZINがすごい!HIZAKIはいいボーカル見つけたわまじで
— 薫 (@rose_syrup) 2013年9月23日
いやー、ほんと完成度高いですね!CDと大差ないもん。ZINは歌上手いし声量あるし色んな声出せるし、これでHIZAKIのやりたいことを崩さずに形にできると思う。
— 薫 (@rose_syrup) 2013年9月23日
ZINは生で見てもアー写との落差がほとんどない(対下手二人)。ちゃらいヤンキーノリでトークできるし、一人でもMC回せるし、謎なやり方だけど客をまとめようとしてるし、何よりすんごく愛嬌がある。いつもツイート見てて思ってたことだけど、実は結構頭いい人なんだろうなと思った。
— 薫 (@rose_syrup) 2013年9月23日
しかしボーカルがあんなかんじで調子のいいチャラ少年キャラなので、おてるは早いとこ路線を変更したほうがいいですね。ヒザプロ後、HIZAKIに譲る形で女型を上がり、Versaillesでは最年少のいじられ少年キャラでやってたけど、ZINみたいなのがきちゃうときついわ。
— 薫 (@rose_syrup) 2013年9月23日
初披露だという新曲も、KAMIJOがボーカルだったら絶対形になってないような、ZINの声を生かした展開(デスボからのオペラ風ファルセットからの拳ノリ)で、こりゃすごいなと思った。ヴィジュ系ファンに「可愛い」と言われてウケそうな顔(偏見)だし、ボーカルでファン増やせるかも。
— 薫 (@rose_syrup) 2013年9月23日
今日生で見てみて、完成度の高いものを見たければ絶対Jupiterなんだけど、完成度高すぎて、うまくまとまっていすぎで、おそらくピーク時のVersaillesほどは動員稼げないんだろうな、と思った。不思議だけど、たぶんそう。
— 薫 (@rose_syrup) 2013年9月23日
このかんじだと、この先、大成長も大化けもしないだろうけど、最後までコンスタントにいいものをつくって見せてくれるんだろうなあというかんじはする。Versailles時にKAMIJOの下手さにイラついてた完璧主義者の人にはとってもおすすめ。
— 薫 (@rose_syrup) 2013年9月23日
その他。
- 最初、いきなりZINが河村隆一のカラオケをやりだしたのでびっくりした。10代のファンは知らないのでは。他にも、ライヴ中のMCで何度も時代を感じさせるものがあり、ZINの年齢知らないけど、世代近そうだなあと思った。
- Scarletでマフラータオルを頭上で回すとのことだったが、「イントロとサビで思いっ切り回しちゃって!『罪と罰』で十字切って!」→「あ、でも一応周りの人の迷惑にならないように、頭の上の方で回して、上の方で十字切って!」とのZINのMC後の本番では、サビでZINも含め客も遠慮がちに十字を切ったため、皆揃って動きにキレがなく、なにがなんだかわからなくなっていて面白かった。「曲に全然合ってないなー」感は、在りし日のASCENDEADを思い起こさせた。
- ギターソロで咲く客が、Versailles時より激減しててびっくりした
- ドリンク代600円にしてチケット2枚(1枚でソフトドリンク、2枚でアルコール可)ってのは、システムとしてよくできてるなーと思う。