DIR EN GREY TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of 鬼葬] @ 大宮ソニックシティ 大ホール

もはや去年どころか一昨年、2016年の、ディル鬼葬ツアーのライヴメモ。

例によって、細かい点についてはもうほとんど覚えてない!けど、意外に結構楽しかった。
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目次


いきなり懐古話

ライヴレポを書かずにいきなり15年以上前の話になるが、私は2002年3月の赤坂ブリッツ以降、ちょうど一年間のディルライヴ断ちをしていたため、オリジナルの鬼葬ツアーをその赤鰤2本しか観ていない。

鬼葬は当時から好きなアルバムじゃなかったため、ツアーにも諦めがついた。もしあのタイミングで私の好みど真ん中のアルバムが出て、ツアーに行きまくるようなことになってたら、私はたぶんそれまで通りディル友達と平日も休日も夜まで遊び呆けまくっていて、大学に入れなかったことであろう…鬼葬が好きな作品じゃなかったことは長い目で見ると私にとってはよいことだった、たぶん。

その後、一年間の冷却期間を置いて2003年3月のビデコンからディルファンに返り咲いたんだけど、一年経ったらMACABREの頃のようなディルライヴへの情熱はもうかなりの部分が失われており、その次のVULGARツアーは関東しか行かなかった。まあ私も毎日大学とバイトで忙しくなり、仲良くしてた年齢の近いディル友の多くが昼職に就いて、以前のように一緒にライヴにばかり行ってられなくなったというのもあったが。

なので私は、当時からディルファンであったにもかかわらず、鬼葬には特に何の思い入れもない。音源は好きじゃない、ライヴは2本しか観てない、どうしても行きたかったけど行けなかったというライヴもない。

ここから今回のライヴ話

それで今回の懐古ツアーで鬼葬も行くかどうか結構悩んだんだけど、大宮でホール公演があったのでそこだけ申し込むことにした。

そしたら、めっっっちゃ良席が来た。ディルのホールは1998年の渋公から観ているが、これまでこんなにいい席が来たことたぶんない。前から5列以内、しかもなんと上手のShinya前!

というわけで平日ですが行ってきました。大宮ソニックシティ、駅からの道のりは完全に忘れてたけど、着いたら思い出した。私前にもここに来たことある、けどいつなんのライヴだかはわからない…たぶん高校か学部生の頃だと思うけど、ディルか?他か?

席はほんっとうに良席だった。近い。いつも私がライヴハウスでディルを観ている距離より近かった。しかもShinya前で、すごく観やすく、落ち着く位置だった。元々ディルはドラム台が高いし、ドラム台前を他のメンバーがわちゃわちゃ動いたりはあまりしないので、普段からShinyaが見にくいということはないんだけど、やっぱホールで真ん前ってのは特別感があって嬉しい。

中高生の頃は、ホールライヴで下手席やセンター席を引いてしまったときには必死で上手席チケを持ってる人を探し交換してもらっていたし、それが面倒なのもあってハコライヴ至上主義だったんだけど、今回はそんな努力をしなくてもあっさりこんな良席が手に入った。ラッキー。

そもそも、よく考えたらディルのホールライヴ自体がめちゃ久し振りだった。いつ以来だろう、Witheringってホールツアーあったっけ?それ行ってたとしても、少なくとも10年以上振りだ。
(この後2017年にMACABREツアーをホールで2本観たけど、それはまた後の話)

ってまた懐古話になってしまった、ディルの回顧ツアーについて書こうとすると、いつも自分の思い出話ばかり書いてしまう…


久し振りにホールで観るディルは、演出がしっかりしててよかった。和と洋、鬼と悪魔だか天使だかが混ぜこぜになったような、宗教画チックな背景、あれがめっちゃよかった。ものすごく迫力あったし、現代的な演出で、京や、鬼葬の曲と合ってたなー。家にたぶんディル回顧ツアー全てのDVDがあるので、もう一度見ようと思えば見られるんだけど、映像観るの苦手なのでたぶんもう見ない。頭の中のイメージだけに留めておこう。

あと、鬼葬発売時には、「ディルが洋楽っぽくなったーやりたいーことはわかる、でも似合ってないし、やりきれてないし、私の好きな方向じゃないーディルのよさはそっちじゃないんだー」と思って嫌っていたsix Uglyのような路線の曲たちが、発売後15年弱経った今聴いたら、かなり今のディルにはまっていてしっくりきた。私は、今も鬼葬とかsix Uglyのような曲は好きじゃないんだけど、でも私の好みどうこうでなく、今のバンドからは浮いてないなって。私の嫌いな部類のエログロナンセンス曲も、歌詞世界とかそっちのけでめちゃ盛り上がっていて、まあ単純に非日常エンタメとして楽しかった。

ここ数年のディルのライヴではよくあるんだけど、私はこの曲好きじゃないけど、今のバンドにはぴったり合ってるなーっていう、そんな瞬間が何度もあった。

発売当時は、なんであの素晴らしい世界観構築に成功したMACABREツアーの後に、よりによってこっち行っちゃうんだー圧倒的後退だーと思っていたけど、世界観どうこうを完全放棄して、単純に馬鹿騒ぎノリで行っていたら、当時のライヴももっと楽しめたのかもしれないね。

鬼葬やsix Uglyは今もほとんど聴かないアルバムだけど、今回あらためて回顧ツアーに行ったことで、少しだけ嫌悪感が薄れたのはいい収穫だったし、音源が嫌いでもライヴ楽しめることってあるんだなーと思った。普段、好きじゃないけど曲をわざわざライヴで聴きに行くことってまずないもんね。


さてセトリと感想ツイートです。

セットリスト

鬼眼
ZOMBOID
詩踏み
undecided
輪郭
Chain repulsion
embryo
蟲 -mushi-
新曲
24個シリンダー
鴉 -karasu-
FILTH
HADES
Un deux

G.D.S.
Mr.NEWSMAN
The Domestic Fucker Family
umbrella
SUSTAIN THE UNTRUTH
JESSICA


感想ツイート

ライヴ前


ライヴ後




2016年のディルライヴはこの鬼葬ツアー一本だけで終わり、2017年はMACABREとWitheringに行きました。

マカブラは4本観たけどめっちゃよかったなーこの記事も書かなきゃ。


過去記事



ヴィセリシェ カラーリングアイブロウパウダー BR-2(カシスブラウン)

前記事に引き続き、今年買ったコスメ。

VISSE カラーリングアイブロウパウダー BR-2(カシスブラウン)

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夏に購入。最近、眉はいつもアイブロウマスカラとペンシルだけで適当に仕上げてしまっていたので、新しくアイブロウパウダーを買ったのは久し振り。

私はいつも髪を赤系かピンク系の暗い茶色に染めていて、特に染めたての数週間は直射日光の下で見るとかなり赤いので、それに合わせられるくらいちゃんと赤くなるアイブロウアイテムを新調したいなーということで買った。


眉マスカラの後に上から3色目で全体を描いて、薄いところに4色目を足して、最後に2色目を全体にふわっとかぶせるという風に使っている。ド赤なのは2色目だけなので、この色をかぶせるかかぶせないか、またどれだけかぶせるのかで結構印象が変えられる。まあ自分以外の人は気づかない程度だけど。一番濃い1色目は眉尻だけに使うにしても暗すぎるので、今のところは全く使ってない。

付属の斜めブラシは、小さいけれどハケにコシがあって意外に使いやすい。3色目と4色目を使って眉の形をつくったり薄い部分を塗りつぶしたりするのは全てこのブラシでやっている。たださすがに最後に赤をかぶせるのはこのブラシだと難しい(粉がのりすぎる)ので、使ってなかった手持ちのアイシャドウブラシを使ってふわっとかぶせてる。


コンパクトだし、ちゃんと赤が赤いし(レッド系を謳っていても実際にはあまり赤くないアイブロウアイテムは多い)、付属ブラシもそのまま使えるしで満足。不満点を挙げるとすると粉が飛びやすくて容器の中が汚れやすい点くらいだけど、このくらい柔らかい粉質とプレスだからこそ、この付属ブラシでもするすると描けるんだと思うのでそこは仕方がない。

そして何より、ドラッグストアでいつでもどこでも安価に買えるというのがよい。この価格でこれだけ毎日使えれば大満足。この製品、元々はイプサのアイブロウクリエイティブパレットが大ヒットしたから後追いで作られたんだと思うけど、安いし近場ですぐに買えるからという理由で私は先にヴィセを買い、それでもう満足してしまった。ヴィセを使い終わったら、本家のイプサも試してみたい気もするけど。



しかし去年くらいから、ドラッグストアコスメでも赤み系のアイブロウアイテムがまた増えてきていて嬉しい!もちろんデパートブランドなら色々あるんだけど、ドラッグストアでいつでも買えるような価格帯のものでは、きっちり赤くなるアイブロウアイテムがここ数年なかなか見つからなかったからなあ。

今私が使っている眉マスカラはヘビーローテーションのカラーリングアイブロウN 06(ピンクブラウン)で、ピンクというだけあってさほど赤みは強くなく、まあたしかに黄みやアッシュには転んでいないけど、という程度。ブラシが使いやすいのはいいんだけど、もっと赤い色のものが出ればなー。ピンクブラウンも去年やっと出た新色で、他の色はかなり黄色いから無理。

ヘビーローテーションの前は、エテュセのカラーリングアイブローN レッドブラウンをかなり長い間ひたすら使っていた。もう10本以上は使ったのでは。さらにその前に使っていたのはピエヌのライトブローマスカラ 93。ピエヌはかなり赤くて、アイブロウペンシルやパウダーに赤みのないものを使っても、ピエヌの眉マスカラを使いさえすれば赤み眉が出来上がるのでとっても楽で好きだった。しかも私の好きな赤だったし。もう売っていないのが悔やまれる。眉マスカラに限らず、伊東美咲時代のピエヌのマスカラとかアイシャドウの赤やボルドーはとても好きだったな。伊東美咲のきりっとしつつも女らしいビジュアルも、とてもかっこよかった。

なお今回、ヴィセのカラーリングアイブロウマスカラ BR-4も一緒に試したけど、これは私には赤みが足りなかった。



アイブロウコスメって毎日使うし、冷静に考えると眉は顔つきをつくる上でめっちゃくちゃ大事なパーツだというのに、私は毎日適当な流れ作業でざざっと描くだけで、いつも同じ製品を使い切るまで使い続け、しかもそもそも自分に合う眉の作り方が未だによくわかっておらず毎日なんだか釈然としないままメイクを終わらせてしまっているので、そろそろ考え直した方がいいよなあ。(と思いつつ、早数年)

トムフォードビューティ アイカラークォード 4A(Honeymoon)

最近買ったコスメについて。

一記事にまとめて書こうと思ったけど、そうするとどんどん長文になり書くのに時間がかかるが故に一年も放置してしまい、全くもって「最近」のことではなくなる、というのが私のいつものパターンなので、それを回避すべく一つずつ個別に書いていくことにする。

ていうか現時点で既に「最近」のものでもなんでもなく、もう半年以上前に買ったものなんだけど、まあいいや。

というわけでまずは

TOM FORD BEAUTY・アイカラークォード 4A(Honeymoon)

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www.tomford.com


今年春の新色アイシャドウパレットのうちの一つであるハネムーン。アイカラークォードは01、02、03、13に続いて5つ目の購入。


買ったのは今年4月。私は赤茶とか小豆色とかどこかに赤みを含む色系統のアイシャドウパレットに目がないので、このパレットは発売前から買おうと決めてはいたものの、3月の発売日にカウンターに行けなかったので夏まで手に入らなさそうだなと思っていた。

が、蓋を開けてみれば4月上旬には阪急オンラインで無事購入できていた。私が買ったら即ソールドアウトになったので、おそらく初期段階で入荷されたもののうちキャンセル分かなにかだったのではないかと思う。伊勢丹、阪急、西武そごうと、各オンラインショップの商品ページをリーディングリストに入れ、毎日毎日巡回していた甲斐がありました。それくらい欲しかったのだ、なるべくオンタイムで。


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左上がキラキラのオレンジ系パールベージュ、右上がそれよりさらにはっきりと発色するオレンジ、左下がボルドー、そして右下が小豆色。左上以外の三色はどれも同じようなパール感でまとまりがある。

この製品の発売を知ったときには「季節外れの秋色だなあ、重そうだなあ」と思っていたけど、いざ買ってみたら春夏でも普通に使えた。


このパレットのメインは左下のボルドーだけど、意外にも発色しすぎないので、ボルドーを使ってもニュアンス程度の赤みメイクに仕上げることが可能。もちろん、チップで重ね塗りすればそれなりに赤みはのる。

このボルドーがいい色でとても好き。アイシャドウ自体の見た目はこの通りボルドーだけど、実際に肌にのせると見た目より青みはかなり薄くて、ほわっとした赤になる。だからアイメイクに赤みニュアンスを足すのにちょうどいい。

私がこの夏一番よくやったのは、右上のオレンジを二重幅全体と下まぶたの目尻側中心にのせて、左下のボルドーを二重幅の目尻側にのみかなり強めにのせる、ベースと締めはそのときの気分で使ったり使わなかったり、という合わせ方。色白な若い子だったら、下まぶたも含めてボルドーでふんわり囲っても今年は可愛いと思う。

ボルドー以外の三色もパール感がほどよいので使い勝手がよく、他のパレットとも合わせやすい。特に締めの小豆色は元々大好きな色だということもあって、他のパレットのアイシャドウに合わせてよく使っている。ベージュ系でもモーヴ系でもいける。


トムフォードのアイシャドウはこれで5つ目。今回もかなり気に入ったけど今はもう他に欲しい色がないので、次に新色が出るまでは新しく買わない。

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(手前左から右に01、02、03、奥左から13、4A)

どのパレットもこの一年間かなりの頻度で使ってたら、付属のチップがボロボロになってきてしまった。今は他メーカーのミニチップを入れ替えて使っている。ほんとは付属チップなどではなくちゃんとしたチップを使うべきなんだろうけど、私には無理。


しかしアイカラークォード、限定でもなんでもないのにこの入手しづらさは一体なんなんだ。3月発売だった今回の新色、どれも通常色なのに、初回入荷を逃したら次の入荷が夏って。

コスメフリークの人はレア度が上がると嬉しいのかもしれないが、私のようにそこまでやる気のない一般人は、手に入りにくいブランドからは離れていくよー。ただでさえカウンターも少なくて試しづらいのに。

まあそのレア感というか、高級感というか選民感のようなものこそが一定以上の価格のコスメブランドの売りなんだろうと考えると、戦略としてはある意味正しいのだろうか。



ところで、上に書いた通り私は赤み入りパレットが大好きなんだけど、今年はこのハネムーンのボルドーの赤みにかなり満足しているので、この秋のシャネルのレキャトルオンブル268は買わないでいられる、はずだ!

…と夏には思っていたものの、秋になった今となってみると、このレキャトルを買わないでいられるという自信が全くない。マットだし赤だしで、好みど真ん中そうなんだもんー限定じゃないし。まだカウンターで実物試してないけど、普通に手に入るようになったら買っちゃいそう。うん、私いずれ買うなこれ…

http://mobile.chanel.com/ja_JP/fragrance-beauty/makeup/p/eyes/eyeshadows/les-4-ombres-multi-effect-quadra-eyeshadow-p164202.html#skuid-0164268



って脱線したし、脱線したまま終わるけど、今年買ったコスメ記事はまだ続く。


イカラークォード過去記事

poison.hateblo.jp
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