Versailles・World Tour 2010 "Method of Inheritance" -Arousal- @名古屋ボトムライン

一夜明け、同じ会場で今度はVersaillesの国内地方ツアーワンマンであります。


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昨日のJasmineさんの追悼イベントは、イベントタイトルにもあった通り
大石さん(雀羅時の所属事務所社長?)が主催者とのことでしたが、
Jasmineさんの親族の方が出演したりと、
明らかにご家族の意志が含まれたイベントでした。
Jasmineさんの親族のアーティストが出て、雀羅(前所属バンド)が出て、
Jasmineさんの元ローディーのバンドやShaura(ヒザプロ時のメンバー)が出て
名古屋時代の先輩バンドが多数出て、砂月など生前の友人も出て
でもって、
Versaillesだけが出ない
という、あからさまな結果となりました。


この一年間のバンド側の発表や発言を特に聞いたことがなかったとしても、
昨日イベントに参加した大多数の人は
この事実が何を意味するか、なんとなく感じたんじゃないのかね。
Jasmineさんの死から一年経って、結局ファンには何一つ明かされないままですが
それでもこういう事実の一つ一つが、
ファンという全くの第三者にも真実を浮き彫りにしていくんだよなあと
痛感しております。現実とは残酷だね(ain't afraid to die)。
8/9が大石さん主催のJasmine追悼ライヴで、
その翌日の8/10に、Versaillesが同じ会場でワンマンやるって発表見たときから
ほんっとえげつないなあと思ったんだけど、
かたや無料の追悼ライヴ、かたやバンドのツアーで、ビジネスだからね。
悲しいけど、そういうもんなんでしょうか。
まあ、そんなのはただの一個人の推測だから、別にいいんです。いいんですけど。
ファンとしてはやっぱり悲しくなってしまうのも、また事実だったりする。



さてセトリから。今回自信ありません

Sound in Gate
Prelude
ASCENDEAD MASTER
月下香
Beast of Desire(?)
Forbidden Gate
Windress
(あれBeastここか?)
SILENT KNIGHT
SE×2,3曲
The Red Carpet Day
zombie
God Palace
Amorphous(ここまで3曲、曲順不明)
PRINCESS
Serenade
Aristocrat's Symphony


After Cloudia
Sympathia


The Revenant Choir

・なんかこないだのチッタでの客の大人しさはどこへやら、
 Versaillesにしては押しが激しくて、もみくちゃすぎて記憶おぼろげ
・セトリが結構新鮮でよかった
・終盤のセトリはベタすぎたけど、そのベタさゆえに泣けてきた
・以下、今回ライヴ自体のメモはほとんどありません


…ええ、もみくちゃすぎてあんま覚えてません。
なんだかんだ言って結局前に行ってしまい、
ステージ高いハコなのに前に行ってしまったせいで
メンバーがお立ち台に上がるとほんとに首を真上に上げる状態になって
普通に前向いてたら衣装の足元しか見えませんみたいなことになってた。


しかもなんか前すぎたせいか、
途中でボーカルの音が全く聞こえないゾーンに突入してしまって焦った。
後ろから無理に押しまくって割り込んできた男性陣、
君ら、小さい女の子達押しのけて私やその子がいたとこに無理矢理入ったところで、
大好きなKAMIJOさんの声、一切聞こえんかったでしょう…
数列下がっても十分近くて、珍しくメンバーにタッチしまくってみたり。



セトリはよかったんですよー
珍しくForbidden・Windressの流れも聴けたし!
このコンボすっごい久々な気がする…
KAMIJOがForbidden後に
「もう一曲、懐かしい曲をやります」
と言ってWindress始めたら、即刻
「懐かしくなくね?」
とつっこんだバンギャの声が聞こえてきて苦笑しましたが
(私はVersaillesのライヴでの、KAMIJOと客のこの距離感が大好きである)
そう言われれば、NOBLEはもう二年前のアルバムなんだよねえ。早い。
スタートにASCENDEAD・月下香で踊りまくり曲持ってきたのもよかったし
SE後、後半戦再開の一発目にレッカペがきたのも新鮮だったし、
God Palaceやってくれたのも嬉しかった。



しかし今日の見どころはやっぱり後半のセトリですね
昨日がJasmineさん一周忌っつーことで、

PRINCESS(イントロでJasmineさんに祈るお決まりパターン)
→MC後、一分間くらい黙祷
→Serenade(明確なJasmine追悼曲)
→世界ツアーについて「勇くんも一緒に、世界を薔薇色に染め上げてきました」
  というMC後、Aristocrat's
→アンコールでAfter Cloudia(「夢が覚めるとあなたはいなかった」)
→Sympathia(「このまま見させてあの夢の続きを」)
→The Revenant Choir

ですよ。
…ベッタベタじゃん。
考えられる感動曲、追悼曲、全部持ってきて並べてやりました、ってかんじじゃん。
そしてそこに、KAMIJOのいつもの大根役者的顔演技と
よくわかんない方向に力入りまくったMCが入るわけじゃん。
泣けるはずがないじゃん。
…なのに私、見事に涙腺崩壊。


PRINCESSは好きな曲ではないし、
JUBILEEへの再収録時に急遽Jasmineさんへの祈りパートをつけたような曲なので
聴いても特に感慨はなかったんだけど
その後のSerenadeで、ガン泣き。ベタすぎる、と思いつつ、それでもガン泣き。
アリスト前の「勇くんも一緒に、世界を薔薇色に染め上げてきました」という
MCを聞いて、いやいや嘘じゃん、一年前に亡くなってんじゃん、
そういう、ファンに対する親切心なんだかなんなんだか知らんけど
結局のところ嘘は逆に悲しくなるからいらんじゃん、と思ってまた泣いて、
アンコール呼んでる間にどーにかこーにか涙が止まったと思ったら
アンコール一発目にAfter CloudiaとSympathiaを畳み掛けてきて
なんだこれは、ベタすぎる、あまりにもベタすぎる、と思いつつも涙止まんなくて
最後のRevenantでは、KAMIJOの「on bass, Jasmine You!」というMCに
ああ違うじゃんほらMasashiが弾いてくれてんじゃん、
そんなMC要らんじゃん、Masashiにも失礼じゃん、となって
ほんと、最後まで泣いていた気がする。どうした私。



私はステージ下から見ていたただの一ファンで、
別に親しい知り合いが亡くなったとかいうわけではないし
しかも、ファンとしても特別Jasmineさんを追っかけてたわけではないから
亡くなって悲しいけど、そりゃ悲しいけど、
その悲しさだけで一年経った後の今、まだ泣けるほど感受性の高い人間ではない。
そっちじゃなくて、ただ、悲しかった。
今のこの、私の大好きなバンド、Versaillesの状態が。
昨日の、大石さんや雀羅が出た方のJasmineさん追悼ライヴに
当選してなくて、参加してなかったら、ここまで悲しくならなかったと思う。
でもあれを前日に見て、今日これを見たら…
もうだめでした。悲しい。なんでこんなことになってしまったのか。


ここには何度も書いてるけど、、
私はVersaillesのあからさまな予定調和感に惹かれてファンになったのね。

ここでやっと告知。6月にワーナーから全世界メジャーデビュー。
現時点で、結成から1年半。2年でデビュー。
やっぱり。ディルと全く一緒じゃん…と思った。
実績積み重ねて→結果としてキャパ広げていって→デビュー、というより
先にデビューの時期が決まってて、そこから逆算してキャパ広げて、
それを埋めるようにプロモーションかけてるかんじが、昔のディルと似てる。
だって一年前の時点でキャパ2000超えの渋公取るとか…ねぇ。
でもそういう風な予定調和がわかりきってるから私は好きなんだなーって。
なんというか、たくさんライヴに行って時間かけて、ある意味投資してるのに
あっと言う間に女関係や金関係で解散したり、
メンバーチェンジしたりして欲しくないのね。夢見がちなファンでもないんで。
だから私は今のVersaillesとか昔のディルの方が、安心してファンでいられる。


2008年12月の、メジャーデビュー告知時

それがここ一年で、明らかに逆方向に行っている。
私がVersaillesに個人的に求めていたのは
10年前に私が追っかけていたDir en greyみたいな、
予定調和のサクセスストーリーだった。
こんな形での突然のサプライズ、方向転換や、
一年経った今でも傍目にも明らかな、こんな皮肉な結果は見たくなかったよ。



もう、Jasmineさん好きな私ですら、
Versaillesはこれ以上、Jasmineさんの名前をやたらと出さない方が
バンドとしてはむしろ逆にいいって、今回のライヴで確信した。
本人が何を思って言ってるかなんて知らないけど、元々Jasmineさんが亡くなる前から
KAMIJOはああいう大根役者キャラで、
数年前からずっと苦悩の表情浮かべまくってお歌唄ってたわけで、
そのキャラのまんまでJasmine追悼を前面に出すから、
やっぱり白々しくしか見えないんだよ、残念ながら。
VersaillesとKAMIJOが好きな私が見たってそうだもん。ほんと、損してるよ。


次の渋公で、半年以上かかって日本、南米、ロシアヨーロッパを回った
JUBILEEワールドツアーも遂にファイナルで、そこが明らかな節目なので
Versaillesはそこで、Masashiだか誰だか知らんけど
正式に新しいベーシストを入れて、
いつまでもJasmineさんのことを「エターナルメンバー」とか言ってないで、
早々に次の一歩を踏み出すべきだと思った。
私はJasmineさんが好きだし、
ほんとはVersaillesのベーシストはずっと彼でいて欲しかったけど
「体調不良で活動休止」発表の果てに、亡くなってしまったものはもう今更戻らないし
それに今のぐだぐだの状態見てる方が、
Jasmineさんも好きだったVersaillesファンとしては逆に辛いよ。
それでJasmineファンがVersaillesから離れていくならそれはもう仕方がないことだし
逆に、新しいベーシストを入れたって、バンド自体がしっかりしていれば
ファンは離れないし、ちゃんと新しいファンもついてくるよ。大丈夫だから。



昨日の追悼ライヴ、そして今日のVersaillesワンマンを見るための名古屋遠征は、
色々考えさせられる結果になりました。
やっぱり、好きなものが変質して方向性を失っていく様を見ているのは、悲しいですね。

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