Versailles 9th Anniversary Premium Show Case @Zepp DiverCiry Tokyo その1

去年の夏以降、ライヴレポをためにためてしまっている状態なので、まずはライヴ後のこの勢いでもってセトリと第一印象だけをここに書き留めておくことにします。この記事のその2、その3が書かれるかどうかは未定。



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昨年末、KAMIJO活動20周年の記念ツアーファイナルでVersaillesの活動再開が正式に発表されてから、初めてのライヴでした。

とはいえ完全復活ライヴは8月なので、今回はいわば前哨戦、とのこと。今まで、節目となるような大きいライヴの前に行われるちょっと短めのライヴについていた「プレミアムショーケース」というタイトルが使われていました。ラストライヴ前の鹿鳴館2公演以来のライヴタイトル。


今日のライヴ、ものすごくよかった。いや、というより、私個人がめちゃくちゃ楽しかったし、ひたすらに嬉しかった。

KAMIJOの歌は絶好調というわけではなかったし、途中機材トラブルも結構あって、ライヴ全体として完成度が高かったかというとそうでもなかった。でもでもそんなこと全部吹っ飛ぶくらい、とにかく楽しかったし、最初のメンバー登場時こそ一瞬感極まって泣きそうになったりしたものの、すぐ笑顔になった。

私やっぱりこのバンドが大好きだ。このメンバーが作った曲を、このメンバーがステージに並んで一緒に演奏する、このバンドが好き。

KAMIJOソロもいいけど、Versaillesもいい!

この2つの気持ちは全く相反しないんだなーって、今日よくわかった。(Jupiterファンの人だともっと複雑なのだろうが)


2012年末の活動休止からの3年半の間、私はDIR EN GREYの懐古祭りに全力で踊らされたりしてはいたものの、Versaillesが一番好きなバンドのままであることに変わりはなかった。でも今日改めて復活したこのバンドのライヴを見て、今後がある状態のVersaillesを見て、ああやっぱり活動中のバンドっていいな、この先に新しい展開が待っている、未来があるバンドって素晴らしいな、と当たり前のことを思ったりした。

Versailles、活動9周年と復活、おめでとう。そしてありがとう。8年前にこのバンドに出会えて、そして2016年の今も存在していてくれて、ほんとうによかった。

とにかく今は8月が楽しみです。


セットリスト

6/25/2016
Versailles 9th Anniversary Premium Show Case @Zepp DiverCiry Tokyo

ドキュメンタリー映像
Prelude
Aristocrat's Symphony
Shout & Bites
zombie
After Cloudia
Beast of Desire
Judicial Noir
Vampire
DESTINY -The Lovers-
ASCENDEAD MASTER
Sympathia
The Revenant Choir


The Red Carpet Day


感想ツイート


KAMIJOツイート



おまけ


DIR EN GREY TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of VULGAR] @ Zepp Nagoya 2日目

2016年6月のVULGARツアー、ゼップ名古屋2日目。
 
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せっかく名古屋まで来たし土曜だしチケット取れたし、ということで2days観て、終わって即新幹線で東京に戻った。名古屋は、ライヴを観たその日中にさくっと帰れるのがよい。たしかに遠征なんだけど、遠征感があまりしない。

1日目のレポで書きたいことは大体書いてしまった気がするけど、2日目についてもまずは過去ツイートを貼ってから色々思い出すとします。(これを書いているのは2017年5月です)


VULGARツアー名古屋初日(6/3)のライヴレポ

セットリスト

The IIID empire
Increase Blue
腐海
砂上の唄
Amber
Un deux
Audience killer loop
蝕紅
濤声
輪郭
かすみ
明日無き幸福、呼笑亡き明日
R to the core
New age culture
Sustain the untruth
 
Obscure
詩踏み
Child prey
Revelation of mankind


感想ツイート



細かい感想

  • この日は初日よりかなり整番が悪く、前日よりも遅めに会場に着いたらとっくに入場が終わってた(やる気なさすぎ)。そのせいでステージまでの距離が前日よりも結構遠かった
  • それくらい後方にいても、ライヴが始まれば周りが皆前に押すので、無理に前に行こうとしなければ普通にいい視界、かつ余裕のあるスペースで観ることができた。
  • これぞゼップのなせる技、新木場には無理。柵は偉大
  • 歌は初日の方がよかったと過去の私がメモっているけど、もう記憶にない。そんなにひどくなかったと思う

 

本編

  • 今日はThe IIID empire始まり。これはとてもよかった!いきなりフロア大盛り上がり
  • そして昨日聴けなかったIncrease Blue。第三帝国からのテンションで、客飛び跳ねまくり。オリジナルのVULGARツアーのときのこの曲のノリを全く覚えてないんだけど、今日はめちゃ盛り上がってた
  • さらに、昨日聴けなかった腐海。アレンジされてたっけ?忘れた。VULGARツアーで是非とも聴きたかったので聴けてよかった、京の歌もよかった。こういう高音系は昔より今の方が断然いい
  • このときの後ろの映像だったか幕だったかと照明の合わせがまさに「腐海」のイメージそのまんまで、やっぱディルのライヴの演出はすごいなあと思った。
  • ホールでない会場であってもディルのライヴはいつも演出がすごい、私の好きな方向ではないことも多いけど、とにかく的確。正確に曲の雰囲気を突いてくる。ごく稀にイメージ違いのときもあるけど、これだけぴったり合うなんてほんと神業
  • 今のディルは、京の声と表現力と、この演出力がほぼ全てだなあ。あとは京の歌のためにつくられた楽曲。ボーカルメインの総合エンタメ、それがディルのライヴ
  • まあ私が好きなのは京じゃなくてShinyaと、たまに上手に来る薫なんですけど…
  • 砂上はこの日もあまり感動しなかったし記憶に残らなかった。昔より断然上手かったという点ではよかったし、好きな曲なんだけど
  • 「よかった」のと、「すごかった」「印象的だった」は違う。砂上はよかったけど、よかっただけだった
  • そしてこの日もAmberのサビはやばかった。Aメロは普通なのに、なぜサビでだけ大々的に音を外すのか。謎。KAMIJOじゃないんだから
  • Amberはアルバムの曲順からラストもしくは後半のイメージがあるけど、この2日間のセトリでは両日とも本編半ばにあった。この日は腐海→砂上→Amber、前日はAmber→Drain→Phenomenon→お経→蝕紅という曲順だったので、セトリの中で京の歌が鍵を握る曲を集めるようにしているという印象はあるが。最近のディルの普段のセトリの組み方や、楽器隊の事情は詳しくないので不明
  • Un deuxは頑なにやるんだな、私はこの日も映像の教会(?)の時計の文字盤の印象しかない、好きじゃない
  • そしてここでAudience。斬新。10年前は、曲中の「Audience killer loop!」ってとこで客あんなに絶叫してたっけ、忘れた。
  • 蝕紅、濤声、輪郭、かすみと京の独壇場が続いて、ライヴが中盤に入ったことを感じる。
  • 蝕紅は今日も雰囲気があって、今の京に合っててよかった。私の好きな曲じゃないのが残念だけど、いいものを観た
  • 濤声は以前ARCHEツアー初日の川崎クラブチッタで観たときより断然よくなってた。が、今日はあのときの映像が流れてなくて、ラストのドラムも銃声に聞こえなかった。私の聴覚、視覚に影響されすぎ。
  • 輪郭大好き!聴けて嬉しい。GAUZEツアーのときにあれだけ大好きだった、1回目のサビの後のShinyaのシンバルぶっ叩きが地味になってた気がして拍子抜けしたけど
  • かすみもGAUZEツアー以来な気がするけどとてもよかった。アレンジされてたかどうかは覚えてない。前日のDrain away聴いたときも思ったけど、和風は当時のディル(というか京)にも今の京にも合うんだな
  • そしてここから私の好きな曲三連発!
  • 明日無き幸福、呼笑亡き明日、R to the core、New age cultureが続けて聴けるとか最高すぎる
  • 世間に対してひねてて、ねじれてて、でもまだ外部への希望を捨て切ってない、みたいな歌詞を、疾走感のある曲に乗せて衝動たっぷりに歌う京が今も昔も好き。最っ高
  • GAUZEツアーのときだかにも思ったけど、京はこの歳でまだこの手の手法が似合うのはすごい、若い
  • この3曲で遠征の元は取った。チワワチーワワ!
  • で、本編ラストがSustainで急速にテンションが下がる。掛け合いが楽しいっちゃ楽しい、ラストっぽいっちゃラストっぽい、でももういいよ

 

アンコール

  • 京の格好(詩踏みのジャケ写のマスク着用)が完全に変質者で、不審すぎてよい
  • 私は後方で観てたので最初出てきたとき気づかなかったけど、その後どこかで照明がついたときに初めて気づいた。同じタイミングで気づいた客が多かったようで、フロアからどよめきが起こった
  • このマスク姿で歌うObscureは懐かしさもありよかった。元々のObscureとマスクつながり
  • 何度聴いても特に感想を持てない詩踏み…サビの一部以外を全く覚えられない
  • アンコールでChild preyってのにものすごい懐かしさを感じたので、オリジナルのVULGARツアーではチャイプレをアンコールでやっていたのではないだろうか。覚えてないけど
  • 客も皆あと2曲で終わりだってわかってるので、ハイテンションで盛り上がりまくってたし私も楽しかった
  • 今回の2日間で、ハコライヴで観るチャイプレの嫌な印象(前日のライヴレポに書いた)はほぼ消えた。めでたい
  • ラストがRevelation、この曲がARCHEの栄えあるラストを飾っている理由が私は未だによくわからない。音源聴いててもライヴで観ても、見どころがよくわからない
  • Revelationで流れたのはライヴ頭のAudience以上の胸糞悪い系映像。まじでトラウマになるわ。今思い出しても嫌な気分になる。ただのグロ映像よりこういう風にストーリーがしっかりしてる映像の方が怖いし胸糞悪い、なのに見てしまう。見てしまうのでバンドが何やってたか記憶にない

 
 

その他

おまけ:名古屋駅周辺の熾烈なコインロッカー争奪戦について

  • ゼップ名古屋は名古屋駅から歩ける距離にあるのがとてもよい。しかしながら、土日の名古屋駅構内は中型コインロッカー(トランクが入るサイズ)が壊滅に近い状態なので、ライヴ観終わってすぐ帰りたい場合は事前にコインロッカーを押さえておく必要がある。
  • ディルがZepp Nagoyaでライヴするときはいつもクロークが出てるんじゃないかと思うけど、トランクを引きずってゼップから新幹線口までのあの距離(ぎりぎり徒歩圏内、しかしながら、かなり遠くて特に夏はきつい)を歩きたくないので、やっぱり駅のロッカーに預けておくのがベスト。
  • 私はいつも、名古屋で土日ライヴで、かつそのライヴがホテルをチェックアウトした後というスケジュール(2daysの2日目でその日はライヴ後名古屋に泊まらず即東京に帰る、とかいうとき)の場合は、駅の新幹線乗り場に近いロッカーを平日のうちから確保しておいている。


 
いやー楽しかったな。

わざわざ名古屋まで行って大満足して、これで終わりかと思っていたら、この後にツアーの追加公演が発表され、私は結局東京でもう一公演VULGAR懐古ライヴを観ることになるのでした。その話はまた別記事で。
 
 
VULGARツアー名古屋初日(6/3)のライヴレポ

 

過去記事

DIR EN GREY TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of VULGAR] @ Zepp Nagoya 1日目

引き続きまして、2016年6月のVULGARツアー。(これを書いているのは2017年4月)

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VULGARツアーは結局3本観た。2本がツアー頭のゼップ名古屋2days、残りの1本は追加公演でツアーファイナルのZepp Tokyo。どの回も楽しかった。
(VULGARツアーの他の公演のライヴレポは記事の最後にリンクあり)

なんでわざわざ名古屋まで行ったかというと、私は新木場スタジオコーストが嫌いだからです。このツアーも、最初からちゃんと東京公演があったんだけど、それが新木場だったので回避し、わざわざ名古屋まで遠征してしまった。まあ金、土曜という週末日程だったし、名古屋なら半バケ取って午後出発で余裕だしね。私はゼップが好き。ステージに近くなくていいから前方に突っ込みたくなくて、平和に観たい人としては、Zepp NagoyaZepp Tokyoもキャパの割に観やすい。遅い整番でも観やすいし。


でライヴですが、行ってよかったー!わざわざ名古屋に来た甲斐があって、楽しかった。

私は2014年のGAUZEツアーでARCHE曲を初めて聴いたときや、ARCHEの音源を初めて聴いたときから、「これはVULGARとWitheringの間の雰囲気だ」とずっと思っていたので、今回の懐古ツアーで2010年代後半の今のディルが演奏するVULGARを生で体験できてよかった。これこれ、これが観たかったんだよーやっぱり、VULGARは今のディルにめっちゃ合うじゃん!という。GAUZEツアー時に10年前を思い出しながら想像していた光景と音に、今回2年越しでやっと出会えた。

以下、懐古、セトリ、ツイート、詳細な感想の順に書きます。


オリジナルのVULGARツアーに行っていた頃の話

この日のライヴについて書く前に、懐古厨らしく過去の回想を。

DIR EN GREYがオリジナルのVULGARツアーをやっていた頃、私は学部生だった。理系学部の宿命で夕方の最終枠までぎっちり講義が詰まっていて、半年のうち一度でも欠席すると問答無用で留年確定という講義が多い状況、かつ学費を稼ぐためのバイトにも忙しく、中高生のときのように遠征までして馬鹿みたいな数のディルライヴに行くことはなくなっていた。以前は、全通するようなディル友たちから余ったチケットがばんばん回ってきていた上、友人から遠征費用をほぼ全て出してもらっていたけど、大学生になったのを機にそれもやめて、ライヴは全て自腹切ることにしたし。

それでも、行ける関東公演には頑張って行っていた。当時は、東京でのホールライヴとなると10人以上の集団で行っていたので、わちゃわちゃと楽しかったなあ。日比谷野外音楽堂では一般流通のチケットを別々に取ったディル友とたまたま隣の席になって、当日座席でびっくりしたこと、野音の帰りに皆で大戸屋に行ったことやその席順、ツアーファイナルのZepp Tokyo、当時は砂上の唄を携帯の着メロにしていたのでライヴの日ともなるとディル友たちからの着信で一日中あのサビが鳴っていたこと。未だに色々と覚えてる。

その後、Witheringあたりで京がまじ出血したりまじ吐血するようになって嫌気が差し、私も毎日学生実験とそのレポートと大学院の学費確保のためのバイトに追われるようになって、2005年頃からディルのライヴには徐々に行かなくなってしまったので、VULGARツアーおよびVULGAR~Witheringあたりのライヴは、私がライヴ自体を純粋に楽しめていた最後の時期として思い出に残っている。

まあその後、2014年のGAUZE回顧ツアーで見事にディルライヴに返り咲き、ファンとは言えないまでもたまにライヴを観るというかんじで今に至るわけですが。
 
 

VULGARはここ数年のDIR EN GREYにとても合っている

GAUZEツアーで返り咲いた私は、その後、最新アルバムARCHEの収録曲を聴くたびに「ああ、これは2004年前後の、VULGARからWithering to death.にかけての、あの空気だ」と思っていた。VULGAR曲と、Withering曲の一部を合わせて演奏していた、2004年前後のあの時期。

このことを初めて思ったのは、2014年8月のGAUZEツアー名古屋初日のアンコールでChain repulsionが初披露された瞬間だったけど、その後リリースされたARCHEを聴いて、改めてそう思った。これは、間違いなく懐かしのあの時期の空気だ。あの時期の雰囲気の音楽を、10年以上経った今のディルがやっている。
Witheringはアルバムはすごく好きだけど(当時の)ライヴパフォーマンスがだめ、MARROWの音楽性で完全に脱落、UROBOROSDUM SPIRO SPEROはこれを名作と言う人がいることは大いに理解できるけれども私自身は全くついていけない、という理由で約10年間ディルと離れていた私にとって、彼らが今になって10年前の雰囲気をまとったARCHEというアルバムを出したことは単純に嬉しかった。

ARCHEツアー当時は、GAUZEでやった懐古ツアーがその後ここまで拡大されるなどとは思っていなかったので、Cause of fickleness聴くたびにNew age culture思い出すなーとか、Chain repulsion聴くたびにMachiavellism思い出すなーとか勝手に思っていただけだったけど、その後、まさかの過去ツアー祭りが決定。

VULGARは、アルバムそのものでいうとMACABREとかWitheringほど好きではないけれど、リアルタイムでライヴを観に行って楽しめていたぎりぎり最後あたりの時期だし、何より、ARCHE後の2016年の今のディルが演奏するVULGAR、合わないわけがない。これを観に行かないわけにはいかない。DVDじゃ意味ない、絶対に生で観ないと。

というわけで、名古屋まではるばる遠征するに至ったのでした。でも行った甲斐があったからよかったよ。だってやっぱり、VULGARは今のディルにものすごく合ってたもん。
 
 
 
ここからやっとこの日のライヴの内容です。

セットリスト

Audience killer loop
明日無き幸福、呼笑亡き明日
RED...[em]
砂上の唄
Marmalade Chainsaw
Un deux

Amber
Drain away
Phenomenon
お経
蝕紅
New age culture
R to the core
Child prey
The inferno

Obscure
詩踏み
The IIID empire
Sustain the untruth

 

感想ツイート

ライヴ前


 

ライヴ後


  
 

細かいライヴの感想

  • やっぱりゼップ大好き、東京に住んでいても ゼップ名古屋>>新木場スタジオコースト だよ。整番がそこそこでも安全によく見える、最高
  • この日はツアー初日だけどちゃんと京の声が出ていてラッキーだった。カラオケ回でもなかった
  • 思っていた通り、ARCHE曲とVULGAR曲の相性が素晴らしい。これはWitheringツアーも期待できる

 

本編

  • Audience killer loopでの映像、胸糞悪い系で鬱屈してて、とてもディルっぽい
  • その後の2曲目が明日無き〜でいきなりテンション上がった。この曲好きだし、ひねくれつつも歪んでおらず、ひねくれきっているが故に無駄に明るいかんじが京に合っていてよい。昔の京に合ってたけど、今の京にも合うんだなあ。
  • REDと砂上は、「歌うまくなったなーやっぱ京は高音が綺麗だな」とは思ったが、意外にもそれ以上の感動はなかった。楽しみにしてたし、砂上は特に好きなのにな。まあ綺麗にまとまってました
  • Marmaladeは客のノリにびっくり。サビで、人差し指を立てた両手を順々に縦振りするというあのフリ(昔のHydraのAメロでやってたあのフリ)が周りで大流行。
  • この日がVULGARツアー初日だったわけだけど、このフリを結構な数の人がやってたので、今のディルでもこういうノリ方があるのか、と驚いた。ついでにいうと鬼葬ツアーでも見た。マーマレードはたしかに楽しいけど、私はそれほど好きではないな
  • Un deuxは私全然好きじゃないんだけどよくやってる印象、バンド的には大事な曲なのか?
  • 鱗は好きなのでまた聴けて嬉しかった。VULGARによく合ってる。Witheringにも合うと思う
  • Amberは音程やばかった。サビまでは普通なんだけど、サビでボーカル一人だけがやばい方向に転調。KAMIJOを連想する転調…もったいない
  • Drain awayはPVが流れた気がする。この曲がリリースされた頃、ちょうど一年間ディルから離れていたので、ちゃんとPVを見た記憶がなくて新鮮だった。映像に気を取られ、バンド自体についてよく覚えてない。歌はよかった、やっぱ昔より今の方が数倍うまいし響く
  • PhenomenonはめちゃくちゃVULGARっぽいなーこのツアーに合うわ
  • Phenomenon〜お経〜蝕紅のあたり、まさに京の本領発揮というかんじで、京のファンとかアーティスティックなディルが好きな人はこういうのが大好きなんだろうなあと思った。私はこういうディルが好きなわけではないんだけど、それでも引き込まれるものがあった。GAUZEツアーでのmazohyst of decadanceとか罪と罰とかを思い出した
  • お経中、京以外の他のメンバー(特に弦楽器隊)が、京のパフォーマンスをガン無視して普通に次の曲の準備してるの面白い
  • New age culture最高すぎる。VULGARリリース当時から大大大好きだったけど、10年以上振りに聴いてもやっぱり好きだった。ディルのこういう曲、というか、京が歌うこういう曲、ほんっと大好き
  • New age cultureは私の中ではCause of ficklenessと同じ部類に属する。あの爆発力というか、勢い一発勝負みたいなところが最高
  • そして今聴いても、やはり終電を逃した人の歌に聞こえることに感動。最終列車!チワワチーワワ!(上のツイート参照)
  • R to the coreは「DIR EN GREY」というネオンがピカピカ点滅する、みたいなかんじの演出だった気がするけどあまり自信がない。あっという間に終わってしまった
  • Child preyはリリース時、元々好きな曲ではなかった上に、オリジナルのVULGARツアーのときにライヴハウスでやばいファン達にめちゃくちゃ押されまくり嫌になったという印象しかなかったけど、今日平和な場所で観ていたら普通に楽しかった。全然好きではないけど単にノリが楽しい。未だにDragon Ash思い出す
  • そしてChild preyからのThe inferno、これがよかった。ARCHEツアーで観たときは、私の中での曲の印象と、流れる映像の印象が全然合ってなくて、「?」となっていたが、今回はあの映像ではなくシンプルな演出(詳細覚えてない…)で、あーこれこれ私のinfernoのイメージはこれ!というかんじで、納得した。チャイプレからの怒涛の勢いのままのシャウト、とてもよい。

 

アンコール

  • Obscureは当時から公式に推されてる割に私は好きじゃないけど、最近の演出を合わせるとやっぱりこのバンドに合うなあとは思った。しかしやっぱり好きではない
  • 新曲の詩踏みを初めて聴いたけど、あまり好きじゃなかったし特にピンとこなかった。周りの客が普通にノッてたので、既存曲かと思ってた。
  • たしかいつもの煽りからのThe IIID Empire。VULGARツアーに関係なく、長年の間公式に推されてる第三帝国ですが、私はさほど好きじゃないので、うーん
  • ラストがSustain。ライヴで聴くと音源の何倍も映える謎曲。ライヴで楽しくはあるが、元々好きなわけではない。今回はToshiyaの高速ぐるぐるも見られず
  • ただIIID empireの後にSustainを置いたのは大正解だと思った。かなり合っている。この曲がVULGARに合うとは、この日この曲順で聴くまで考えたこともなく、意外だった
  • 結局この日のアンコール曲はほぼ私の好きじゃない系だった

 

おまけ

  • この日の終演後の餌撒きタイムに、Dieさんのピックをゲットした。Shinyaを見てたら何かが私の靴の上に落ちてきて、前に誰もいなかったので普通に拾ったらDieさんのだった。前見てない。
  • ディルのピック取るとか、たぶん15年ぶりくらいなのでびっくり。ディルの餌争奪戦は激しすぎるイメージがあるので(フロアで流血当たり前の90年代末のまま私のイメージが止まっているだけなので、最近の実際のところは知りません)、参加しないようにしているが、無傷で取れるとは。いい記念になった。

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ツイート見てたら色々思い出した。こないだ書いた、2016年5月のKAMIJOソロのことはあまり思い出せなかったのに、その一週間後のこのライヴのことはこれだけ思い出せる。やっぱり楽しかったからなのかな。


初日のレポで感想をほぼ書き終えてしまった気がするけど、名古屋は2days行ったので、翌日のライヴレポに続きます。

VULGAR名古屋2日目(6/4)

 
 

過去記事