Versailles活動再々々開(2022年版)

誰も覚えていないと思いますが、以前はこのブログはVersaillesというバンドのライヴレポをひたすら長文でメモする場所でした。

私の大好きなそのバンドが、年始のYouTube Liveで、今年活動を再開することを発表してくれました。めでたい!!


目次



Versaillesのこれまでの活動経緯

Versaillesというヴィジュアル系バンドがありました。

2007年に結成し2年間インディーズで活動後、2009年にワーナーからメジャーデビュー。直後にベースのJasmine Youが亡くなって一度目の活動休止。MASASHIをサポートベーシストとして迎え入れて活動再開した後、2010年にMASASHIを正式メンバーへと昇格させてしばらく活動をしていたものの、2012年7月のボーカルの誕生日に活動休止発表、そしてその年の12月にNHKホールでラストライヴを行って二度目の活動休止に入った。

活動休止以後は、ボーカルのKAMIJOはソロで、KAMIJO以外の4人は新しいボーカルZINを迎えてJupiterという別バンドでそれぞれ別々に活動を開始。しかしその後JupiterからはMASASHIとYUKIが脱退し、その二人がKAMIJOソロのサポートメンバーとしてKAMIJOと一緒に活動するわ、KAMIJOソロのイベントになればHIZAKIも来るわ、音源作品のアートワークをTERUが担当するわ、と、Versaillesファンとしては「だったらVersaillesを活動再開させてくれよ」と言いたくなるような状態だった。

その後、KAMIJOの音楽活動20周年を記念した2015年のツアーのツアーファイナル前に正式にVersaillesの活動再開を発表。その際、2012年の活動休止以降ずっと放置されていたVersailles公式サイトのバナー画像が突然変わり、メンバー全員が目をつぶって活動休止を示していたアー写から、全く同じ構図でメンバー全員が目を開いたアー写に切り替わった、あれはびっくりしたし嬉しかったですね。年末のツアーファイナルでは3年ぶりに5人が揃って「俺たちのキラーチューン」でおなじみのThe Revenant Choirを演奏。あれも嬉しかった。

で、めでたく活動再開を発表したはいいが、その後のVersaillesはすっかり周年芸人と化していて、実際のところ活動らしい活動はあまり行われてこなかった。2016年は、新曲2曲を含む過去曲カバーアルバムを出して、ワンマンライヴを2回やっただけ。2017年は出来がイマイチすぎた日本武道館公演で新曲のみを収録したミニアルバムを無料配布し、その後も周年ライヴやツアーをやったものの、2018年以降はライヴらしいライヴも新音源のリリースもなし、という状態が続いていた。

2020年にはバンド名の表記を大文字に変えてバンドロゴも刷新。夏にニューシングル「EMPEROR」を出すという告知が一瞬あったものの、新型コロナウイルスの流行の影響で発売中止。その後はたまに思い出したかのようにYouTube Liveをやっていたり、WOWOWに出ていたり、というかんじだったのですが、2022年になってやっと本格的に活動再開することを発表したよ、っていうのが今回の話。


5年ぶりの周年ライヴ発表、しかもNOBLEライヴだって

メンバー全員が参加した年始のYouTube配信の終盤で、「この後、Versaillesから大切なお知らせ!」みたいに明るく煽られたので、2009年に同じような文面で公式サイトのNEWSページ上に出された、たしかに大切ではあるが誰にとっても最悪なお知らせのことを思い出したりしつつ素直に待っていたのですが、発表された内容は予想よりもだいぶよかった。

2020年に発売中止になったシングルの再発売あたりがまあ妥当かな、と予想していたが、なんと久々の周年ライヴを発表してくれました。やった!

Versailles 15th Anniversary Tour -NOBLE-

6月19日(日) 大阪・umeda TRAD
OPEN 17:00 / START 17:30

6月24日(金) 東京・Zepp DiverCity Tokyo
OPEN 18:15 / START 19:00

結成15周年かー。私はほんとうにずっと周年ライヴを待ち望んでいたのでめっちゃ嬉しい。
イベントじゃない周年ライヴは2017年以来5年ぶり!


しかも今回、ツアー名に「NOBLE」が冠されている。

NOBLEというのは2008年に彼らが出したインディーズファーストフルアルバムのタイトルです。つまり、過去作品ライヴをやると言っている。

配信中に、NOBLEと謳っているけどLyrical Sympathy(2007年発売のインディーズファーストミニアルバム)の曲も、PRINCEなんかもやると言っていた。レベナントはやるかな、でもアリストはやりませんとか言っていたような気がするが、ライヴ当日までに改心してアリストをセトリに入れてくれることを私は強く希望します。

NOBLE(通常盤)

NOBLE(通常盤)

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Lyrical Sympathy

Lyrical Sympathy

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セトリが過去作品しばりのVersaillesライヴを観るのは、2008年のO-EAST以来かな?あの主催イベントは2daysで、初日がLyricalしばり、2日目がNOBLEしばりだった。

私は2008年のA noble was born in chaos発売後にVersaillesを知って好きになったため、2007年のLyrical Sympathyリリース時は彼らの存在も知らず、リアルタイムでライヴを観られていなかったので、ファンになって割とすぐのタイミングでLyricalしばりのライヴを観られてほんとうに嬉しかった。Lyrical衣装を着ているメンバーも初めて生で見たし。
Lyricalは今でも好きなアルバムです。なんせ、私はこれとA noble was born in chaosを聴いてVersaillesを好きになったので。


今年6月のライヴのチケットは最初にFC先行、その後にサイト先行(だっけ?名称忘れた)があり、最後に一般発売の順で発売されるようなのですが、6/24のZepp DiverCityについては一般発売がある模様。

気になる人はまだチケット取れます、上の方に貼った公式サイトへのリンクからどうぞ。今のところ大阪は一般がないっぽい。


2022年6月以降のVersaillesの活動予定について

今のところ発表されているのは、6月の周年ライヴの2本のみ。その後については何も発表されていない。

ただし、「第一弾として」NOBLEライヴをやるという言い方をしているので、今後他作品についてもこういう単発ライヴをやっていってくれる可能性が高い。私が2014年から2017年頃までにかけて毎回テンション高く参加していた、DIR EN GREYの回顧ツアーみたいなもんですね。ディルの過去作品ライヴは、GAUZEツアー6本、MACABREツアー4本、鬼葬ツアー1本、VULGARツアー3本、Withering to death.ツアー2本に行って、大変楽しめました。あれももう5年前なのか…

Versaillesで言うと、NOBLEライヴは確定したので、あとはJUBILEEライヴとHoly Grailライヴですね。Versailles(アルバム名)ライヴは、活動再開後の選曲を見ていてもやらないような気もする。やるなら活動開始後の新曲にしぼったライヴの方かなと思うけど、それだと現時点で8曲しかないので曲数が足りない。Melodic ThornもChandelierもLineage収録の各曲も、私はそれぞれ普通に好きなのにこれまであまりライヴで回数聴けていないので、Versailles(アルバム名)収録の曲よりももっとずっとやって欲しいんだけど、それらは新曲が出た後とか、または他の過去作品ライヴのときにでもセトリに混ぜ込まれる形で披露されるのだろうか。

6月のNOBLE2公演が15周年第一弾で、あとJUBILEEとHoly Grailだけをやるとすると、年内に全てさくっと終えられそうな気もする。そして過去作品ライヴの最後に、新曲や新アルバムの発売を発表してくれたら最高。懐古ライヴはもちろん楽しいけど、好きなバンドが活動再開してくれて一番嬉しいのは、このバンドにまだこの先の未来があるって感じられるところにあるので。そう、まさにSympathiaとか、活動再開後に出たChandelierの歌詞ですね。つくづくバンギャホイホイだ…


2008年にライヴを観始めてからもう14年、2012年の活動休止からももう10年も経つけど、Versaillesは未だに私の一番好きなバンドなので、今回活動再開を発表してくれてめちゃくちゃ嬉しいし、引き続き彼らの今後を楽しみにしています。


Versailles関連過去記事

2008年7月以降、Versaillesの東京でのワンマンライヴには基本的には参加してきたので、このブログ内には過去ライヴのセトリや内容メモの過去記事がたくさんあります。サイドバーから単語で検索をかけるか、時期ごとに探して下さい。

地方ライヴとか、対バン(主催イベント含む)、各種イベントなどにはあまり行ってきていないので、その類のレポは少ないです。