ルナソル アイカラーレーション 12(Breezy Herb)

1月に発売されたルナソルのアイシャドウパレット、アイカラーレーション 12(Breezy Herb)を買った。
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目次


ルナソルのコスメを買ったのは10年ぶり

なんと10年ぶりにルナソルでコスメを買った。

前回買ったのはスキンモデリングアイズ 01(Beige Beige)と、セントフォルムアイズ 05(Chocolate Cosmos)。

スキンモデリングアイズは、一時期メイクの思考停止していた時期によく使っていたが、ここ数年はさすがにもう使わなくなって、結構前に捨ててしまった。肌がくすんできているせいなのかなんなのか、黄みが弱い方のベージュを使っても黄みが合わなくなってきた。あと、独特の白みがもう無理。

チョココスは購入当初から好きだったんだけどどうしてもあんまり似合わず、もっと昔に捨てた。締め色の茶色が合わなくて目元がくすむ。こういう深いブラウンの色自体は当時割と好きだったんだけど、私に合わなかった。残念パターン。

それより前、何もかもを浄化し始める前のルナソルで、アイシャドウベースを買ったこともあったが、その当時は特に効果を感じられず、あまり使わないままかなり早々に捨ててしまった。もしかすると、大学生のときよりもまぶたがくすんでいるであろう今使えばよさがわかるのかもしれない。
ルナソル(LUNASOL) アイリッドベースN01 Neutral アイシャドウベース

ルナソル(LUNASOL) アイリッドベースN01 Neutral アイシャドウベース

  • 発売日: 2016/03/29
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品


ルナソルは、昔から私の好みの色をあまり出さないブランドだと思う。

実際に試してみたら実は好きな色に発色する、っていうものはあるんだろうけど、雑誌やSNSで製品写真や他人のスウォッチを見ている限りは、欲しくなるものがあまりない。

アイシャドウも、私があまり好きではない黄みを含む系のものがメイン色になることが多いし、たまに紫が出ても、私が飛びつく系の紫ではないことが多い。この10年で気になったのってチョコパレットくらいだけど、結局買ってないし。

去年の紅茶パレット(アイカラーレーション07 ダージリンキャメル)にしても、大昔のスキンモデリングアイズ01にしてもそうだけど、特に世間的に流行るルナソルコスメの色みは私の趣味とは合わない。

そもそも、私はルナソルどころかカネボウと色みの趣味が合わないんだよな…アイシャドウだけじゃなく、例えばファンデにしてもあったか色すぎるというか。ちなみにSUQQUも私の中ではざっくり同じ枠扱いです。好みの色のアイシャドウパレットがめったに出ない、単色ならたまにある。


LUNASOL アイカラーレーション 12(Breezy Herb)

そんなんで長年ルナソルと縁遠い生活を送ってきたのだが、ここに来て突然、私の好みのアイシャドウが出てきて、しかも限定ではなく定番色扱いだったので驚いた。

それがアイカラーレーション 12(ブリージーハーブ)。2021年の春コレクション第一弾、BLESSINGS OF FLOWERSのうち、LILAC MAGICのルックの方。

去年、発売前に初めて写真を見たときの印象は「エクセルのリアルクローズシャドウ CS10(オーロラプリーツ)みたいだな…」だったんだけど、製品画像とスウォッチを繰り返し見ていたらだんだんと欲しくなってきて、でもぼさっとしていて楽天ルナソル公式での最速先行販売は逃したので、正式発売日にmeecoで買った。
たぶん今後もルナソルで買い物する機会はそうそうないだろうから、カウンターに行くこともないかなと思って。


注文した翌日だか翌々日だかにはもう届いた。
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かっわいーい!!!

ジバンシィのプリズムイシムアイズ 02購入時以来のときめきじゃないだろうか。とにかく見た目がいい。私好み。このときめきを得られるのがパレットアイシャドウのよさである。単色アイシャドウでは、いくら好きな色のものを買ってもこうはならない。いやーかわいい。

最表面のキラキラは吹き付けパールだったみたいで、数回使ったら消えてしまった。ので、その後の使用時はここまではキラキラしない。

左上のライトブルーだけは、照明によって青が強く見えたり、緑が強く出たりと現物を見ていても見え方が変わるけど、他の3色は購入前に色んなメディアの写真から想像していた通りの色みだった。


各色詳細、実際に使ってみて

全色、肌の上でも見たままの色が出る。発色は淡いけど、重ねるとちゃんとパレットの見た目と同じ色になる。

左上がキラキラパール、左下と右上はあっさりパール、右下はマット。

左下のライラック

各色接写は、左から、昼白色照明下、電球色照明下、ピントぼかし時です。
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  • 私の一番好きな紫色のことから書く。
  • 多色を重ねて使うタイプのパレットなので単色使いだと発色が弱めで、ブラシで一度普通にのせただけだと手持ちのアイシャドウよりかなり淡くのる。でもブラシで重ねれば見た目通りの色になる。
  • 私の肌の上ではくすんでしまわないかが一番心配だったのだが、杞憂でよかった(未だにアイカラークォード25プリティベイビーでの失敗が尾を引いている)。くすんでトーンが落ちたり、紫の色みが変わったりということもなく、見たままの色がのる。
  • この紫は、ほかと重ねず単体で使ってもほんの少しピンク寄りで、最近持っていない色みなのでよかった。アイカラークォード25よりずっと明るいトーンで、ADDICTION ザ アイシャドウ 136(Black Rose)より薄くてピンク寄り。Black Roseのように、紫を塗ってるのにブラウンがかって見えるってこともない。紫。
  • 花を連想するような、いかにも春の新色らしい紫色だけど、肌から浮くほど華やかすぎたり鮮やかすぎたりしないのがまたよい。春以外にも一年中使いたいな、秋はさすがに厳しいかもだが。

左上のライトブルー

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  • この色が伏兵で大当たりだった。
  • 購入前、写真によって一番色が変わって見えて、実物はどんな色なんだ?と思っていたのがこの色。写真によって水色だったりミントグリーンだったりしてるんだけど、たしかに現物を見ても曖昧な色。
  • まぶたの上にのせると、薄白っぽいガラスパールの奥からごくうっすらとだけライトブルー〜ミントグリーンの色が透けてくる。だけどこの色が浮かないどころか、むしろ肌となじんでる。この青みや緑みが、決して強く主張はしないのに、パールの白みと肌色をうまくなじませる役割をしてる模様。
  • 肌色は黄色いのに、反対色の青をのせるとなじむなんてなんだか不思議だけど、まあ肌から透けて見える血管の色と同じだから見慣れているのかな
  • で、この微小パールがかなり綺麗。パレット内の他の3色とは違う光り方で、細かいパールだけどほどよく光る。ギラギラではなくキラキラで、その中でもかなり軽さのある光り方。ちょっと濡れてるような感じも出せる、あくまでちょっとだけなので浮かない。
  • 私は白が強く出る光るパールが好きじゃないし得意じゃないので、この手のアイシャドウはこれまで失敗することも多く、今はめったに買わないのだが、これは当たりだった
  • メイン色として使うんじゃなく、サブ色として他の色にふわっと一層だけ薄く合わせる使い方がよいと思う。少量で効く。

右上のオレンジピンク

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  • 購入前から、この色が鬼門かもと経験則から予想していたが、実際塗ってもやはり似合わなかった
  • ピンクというよりオレンジピンクで、私の許容するオレンジみを若干超えている。実際に塗ったら肌の上ではもうちょっとピンクっぽくならないかなーとか都合よく考えていたが、近頃の最新コスメの処方設計はそんなに甘くはなく、見たままの色がのる。
  • くすみもせず、このままのトーンで出るので私がまぶたに塗ると、あったかいとかではなく単に腫れぼったい。泣いた後の目になる。まぶたに広げすぎず、狭い範囲でうっすら塗っていてもしっかりオレンジみが効いてしまう。
  • ただどうしても一切使えないってほど合わなくはない、好きではないが。今後使い方を模索する必要がある。

右下のココアブラウン

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  • これもこのままの色。やわらかくあたたかいココア色。
  • 他の色よりは強めにのるが、色みがまろやかなので、強めと言っても見たままの色レベルである。
  • なので私が締め色に使うには弱い。むしろ二重幅くらいの広い面積に塗ってしまってよいと思うが、やってない



まとめると、実際の肌の上ではこの動画のように発色します。

下の動画のようにどぎつくは発色しない。

ていうか、どんなに強く重ねても、私の肌の上ではこんなにビビッドに色が出ないのだが。特に紫とピンク。動画は色補正しているからなのか、下地とかを使うとこうなるのか、肌色の問題なのか、よくわからないが、私はここまでビビッドに色をのせたいわけじゃないのでこんなことにならなくて助かった。


今のところの使い方

元々は、このパレット内の色だけを使って、うっすら淡々の軽ーい春メイクをしたい!と思って購入したのだが、メイクどうこう以前に元の顔が薄いせいで、メイクまで薄くすると余計に顔がぼけぼけになり、無理でした。パレット内にちゃんと締まる締め色が一色もないので、他から持ってくる必要がある。

アイメイクは淡い方が今っぽいとはわかっている。でもやっぱり今の標準より濃いめのアイメイクの方が私は好きだし、薄くても締め色を引きたい。なので当初の計画は早々に諦めた。

今は、左下の紫を二重幅上くらいと下まぶたに重ねながら広めにのせて、他のパレットから濃いめの紫を持ってきて上下共に軽めに締めて、最後に左上のライトブルーをブラシで上まぶたの中央にちょんとのせて、ブラシに残った分でそのまま下まぶたの目頭側から目尻側へ一回だけすーっと薄く引く、という使い方が一番多い。マスカラとアイラインはブラウンか紺。春っぽい、軽さのある紫メイクになる。


左上のライトブルーはいい意味で色の主張が強くなく、肌色になじみながらうっすらと青みの光を足す用途で使えるので、紫に限らず、このパレットの他の色だけにも限らず、割と何にでも合わせられる。

左下の紫目当てで買ったパレットだけど、このライトブルーを入手したのが実は今回の一番の収穫だったかもしれない。今までこういう色は持ってなかったから。

右列2色は左列2色に比べると全然使ってない。オレンジピンクは他のアイシャドウの下地として黄み足し用途に、ココアブラウンは締め色用途じゃなく二重幅まで広くのせるくらいの用途で使う予定、と言いつつ現時点ではあまり使ってない。好きな色ど真ん中ではないのでどうしても使用頻度が落ちる。まあ、今後いつか急にブームが来るかも。


付属のブラシは厚みがなく、ふにゃふにゃしていてコシもないのだが、私はこのブラシはをライトブルー専用ブラシに定めたので特に困ってない。紫やピンクを二重幅やそれ以上の面積にちゃんとのせたいときは、手持ちの別のブラシを使って塗っている。他、チップも付いてきているけど、未だに一度も使っていないので使い勝手は不明。普段、チップを使って一切メイクしないので、締め色も手持ちのブラシで引いている。

そういえば、購入当初はなぜかコンパクトの上下を逆に判定しており、ほぼ毎回LUNASOLのロゴ側を開けようとしてしまっていたんだけど、最近はさすがに慣れてきた。
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商品画像の時点で既にかわいいけど、実物はもっとかわいいです。


今後のルナソル購入予定

というわけでアイカラーレーション 12番には大変満足している。見ていると精神によいし、ちゃんと使える。

でもこれでルナソルにハマったとか、他の色も欲しくなったとかいうことは残念ながら一切ない。アイカラーレーションの色展開を見ていても、今のところこの12番以外では気になる色みがないので。

ただ、肌の上でも発色がそのままで、パールも綺麗で、好みさえ合えばいい製品だってことはよくわかったので、いつか好きな色が出たらまた購入検討しようと思う。