旅行慣れしていない私が海外出張のために準備したものと、ほんとうに必要だったもの

数年間下書きのままだった記事を上げてみよう、ということで。


これは2018年にUS出張に行った後に書き始めて、その後ずっと下書き状態で放置しっぱなしだった記事です。

内容はタイトルの通りなので、旅行慣れしている人にはもちろん、人並みに旅行や出張に行く人にとっても役に立つ内容ではない。ただの記録。


目次


背景

先日(以後、記事内の時制は基本的には2018年)仕事でUS出張に行き、そのために色々なものを買った。

私はプライベートでもビジネスでも全くもって旅慣れていないので、海外出張の前はいつもあたふたして、何を持って行けばいいのやらとかなり悩むことになる。

元々荷詰めが極めて苦手、かつ大嫌いで、プライベートでの国内一泊旅行ですら、不安すぎて出発前日夜には大抵いつも沈んだ気持ちになっているくらい。

そんな、旅行慣れもしていなければ、旅行アイテムを選び抜いてもいない、旅行ド素人の私が今回の海外出張前に買ったものを記録します。

今回の出張のためにわざわざ買って出張先に持参したもの

ユニクロのウルトラライトダウン

出張先は、空調の関係も含めて寒暖差が激しいと言われていたので買った。たしかに、半袖で過ごした翌週には雪が降ったりしていた(!)ので、持っていって正解だった。人生で初めてダウンを買ったけど、前評判通り薄いし軽いしで旅行に便利。飛行機内でも膝掛けにしたりしていた。

ユニクロのルームウェアパンツ

製品名など詳細は忘れた。長いフライト中に楽に着られて、かつ空港でもぎりぎり着て歩けるくらいのラフさのボトムスを持っていなかったので購入。正解だった。隣の席の男性は、ネクタイまで締めた完全にオフィス対応の姿だったんだけど、なぜあの格好のままで15時間以上のフライトに耐えられるのか、まじで謎だった。

レンタルWi-Fi

レンタルだから厳密には買っていないが、課金したものということで。SIMフリー端末を使っていないので、海外出張時はWi-Fiが必須。渡航国にもよるのだろうが、価格.com経由で契約するとかなり安くなるのが謎。今年台湾出張に行ったときもこれを使った。

ANKERのUSB充電器兼モバイルバッテリー

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AnkerのPowerCore Fusion 5000。詳細は下の記事に書いた。購入後、途中でなかなか電源に巡り合えないような国内出張のときなんかにも持ち歩いている。

まあ、どれも使えたし、買っておいてよかった。

しかしながら、ほんとうに準備しておくべきはむしろ以下のものたちだったことが後でわかった。

ほんとうに準備しておくべきだったもの

咳止め薬

行きのフライト中に急に咳が止まらなくなり、非常に困ったため

口唇ヘルペスの塗り薬

行きのフライト中に突然ヘルペスになり、非常に困ったため

抗菌目薬

USに着いて、翌朝起きたら結膜炎になっていて、非常に困ったため

のど飴

咳止め薬だけでは咳を止められないが、飲み物を一日中常に飲んでいるわけにもいかないし、USでマスクをするのもなんなので(2018年なので新型コロナウイルスが流行る前の話です)、せめて飴を大量に常備しておけばよかった。

アトピーの飲み薬

体調の悪さに付随して肌の調子もめっちゃ悪くなった。最近、アトピー対策はたまに塗り薬を塗るくらいだったのだが、このくらい悪化してしまったときには飲み薬も併用しないとだめ。

ヘパリーゼの錠剤

二日酔い対策。昔、中国出張時に白酒の乾杯の嵐で死に、生まれて初めてひどい二日酔いになってからしばらくは家に常備していたのだが、ここ最近はあんな馬鹿みたいな量を飲む機会はそうそうないので買っていなかった。しかし、歳をとり、さらに体調が悪いときに飲むお酒は回る。アジアの顧客とのひどすぎる飲み会でなくても、常備して持参しておくべきだった。

歯ブラシ

行ったホテルには歯ブラシがついていなかった。後から調べたら、USのホテルでは歯ブラシは置いていないことが多い、らしい。えー⁉︎と思ったが、トランクの中をひっくり返して探したら、以前どこかでもらったアメニティの歯ブラシが見つかり、助かった。もしこれがなかったら、初日の夜は歯を磨けないところだった…下に書くが、私は車を運転できないので、誰かがいないと自分で歯ブラシを買いに行くことすらできないのだった。Uberが便利に使えるような地域でもなかったし。


実は、今回私は出発前日に突如高熱を出し、急遽出発を一日遅らせ、フライトも変更しての出張開始だった。飛行機の中ではひたすら寝てるだけだからどうにかなるだろう…と前向きに考えたが、現実はそんなに甘くはなく、行きの一本目の10時間だかなんだかのフライト中にまた一気に体調が悪化した。咳は出るわ、ヘルペスは出るわ。

結局、目的地到着後に一人でホテルから片道数10分歩いて、ドラッグストアで薬各種を買いました。

そして翌朝になったら結膜炎まで発症したので、またドラッグストアに行って目薬も買った。

海外に行くときに薬を持って行くべきだということ、あまりに基本すぎて、最近すっかり忘れていた。

さらに、ほんとうにほんとうに必要だったもの

国際免許証

普段日本国内で過ごしていて、車の免許がなくて困るということは全くないが、USで車を運転できないと致命的であるということが今回の出張でよくよくわかった。毎日、USの上司や同僚に長時間運転してもらって、どうにか移動できた。

英語力

USに行ったのに満足に英会話ができなかった。私は会社に入るまでほとんど英語を聞いたり話したりする機会がなく、入社後もしばらくはアジア相手にばかり仕事をしていたので、中国や台湾、韓国なまりの英語はまだ少しは聞き取れるけれど、英語が第一言語の人の英語のリスニングが未だにちょう苦手である。努力も勉強総時間も足りていないことは大いに認めるが、この歳になってこのレベルというのは、それも含めて語学習得が向いてないんだと思う。


そして何より一番必要だったのは

体力

これが足りていなかったが故に、今回の出張ではひどい目にあった。全て自己責任だが。

上に書いたように、そもそも体調不良のまま出発し、フライトで悪化させ、最後まで咳とヘルペスと結膜炎が併発した状態のまま、USでの業務を行う羽目になった。

また、USの人たちは日本より稼働が朝早い。なので私も朝早く起きて働き始めるが、夜は夜で、わざわざ出張で来ているためそれなりに遅くまで仕事することになる。途中、昼間に少し眠くなったりするが、頑張って夜にホテルに帰る。その頃には日本が朝になっているため、今度は日本国内とのやりとりが始まり、日本に電話をかけて実験をお願いしたりデータをやりとりしたりでしばらく寝れなくなる。日本が昼になるとやりとりが落ち着くのでそこからやっと寝るんだけど、現地はもう夜中。いざ寝たら寝たで、今度は時差ぼけのため眠りが浅く、そのまま現地時間の早朝にまた起きてまた仕事をする…毎日この繰り返し。

2018年はDA PUMPのUSAが流行っていたのだが、まじで、どっちかの夜は昼間!つらい!

こんな生活で風邪が治るわけがない。ヘルペスも、結膜炎も最後まで治らなかったし、なんなら帰国後もしばらく治らなかった。

結論

常備薬大事。その前に、体調管理とそもそもの体力がもっと大事。

今回、人生で初めて地球の裏側まで出張しに行って、ロングフライトが身体に与えるダメージをつくづく思い知った。

ただ座るか寝てるかだからといって、フライトをなめたらいけないのだな。ビジネスマンは大変だ。一年中世界を飛び回っているリーダー陣は、メンタルと知力だけでなく、体力まで化け物レベルなんだなとよくわかった。