去年の年末から、やっとファンデーションを使うようになった。
日常的にファンデーションを使うのは10年以上ぶりだったので、最初はさすがに違和感とめんどくささがあったものの、慣れてしまえば楽なもので、今ではよほど肌が荒れているときでなければ平日はほぼ毎日ファンデを塗っている。
RMK メイクアップベースとリクイドファンデーションのその後
購入当初に感じていた、「時間が経つと、ファンデを塗らないときより汚くなってしまう」という問題は、フェイスパウダーを塗らないという手段により解決した。
今はRMKのメイクアップベースとリクイドファンデーションを使っているけど、お粉だけは以前から使っていたkissのルースパウダーを相変わらず使っていて、合っていないんだと思う。去年までは日焼け止めを塗ってその上にルースパウダーはたいて終わりで、つまりはベースメイクらしいベースメイクをルースパウダーだけで行なっていたので、それなりにしっかり粉をのせていたのだが、今は下地もファンデも塗るから、頰とかは粉がなくても別に大丈夫だし、それどころかお粉なしの方がむしろ崩れないということがわかった。どうやら乾燥崩れだったっぽい。
それで、テカりやすい部分や崩れやすい部分、つまりは額の中央と鼻周りと目周りと、あとメガネの下辺が当たるあたり(毎日ラボではメガネかけてるので)だけに以前よりもかなり薄く粉をはたいて、頰全体など広い部分には一切塗らないことにしたら、夕方に変に崩れることがなくなった。
この先、暑くなったらどうなるのかわからないけど、今のところはこの使い方に落ち着いている。
で、すっかりファンデの使用にも慣れたので、これまではカウンターでも断ったり、何かでもらっても捨てていたりしたファンデのサンプルを積極的に試してみようという気になった。
最近、スキンケアコスメのサンプルを色々と取り寄せて試しているが、それと同じで、まずは手当たり次第にあれこれ試して、これまで触れていなかった世界を知ってみようというかんじ。
というわけで、今回は、このコスメデコルテのもの。
化粧下地とリキッドファンデーションのサンプルセット。カウンターではなくて、ネットのキャンペーンでもらったもの。確かインスタ経由とかだったような…もう覚えていない。
下地もリキッドファンデも、結構強めの香りがするが、何の香りはよくわからない。ちょっとグリーンっぽくて、百貨店の化粧品フロアっぽくはあるが、私が好きな系統ではない香り。私は甘い香りが好きなのでグリーン系とかハーブ系とかは苦手。
これまで、香りのあるベースメイクものを使ったことがほとんどなかったので、使用前は「ああ、朝一にベースメイクする瞬間に気分がよくなるためのものなのねー」と思っていたが、実際に使ってみると、下地とファンデを塗ってお粉を重ねた後もしばらくしても顔が香っている気がして、過剰だなと感じた。もちろん、他人が気づくほどの香りの強さではないし、自分が好きな香りだったら気にもならない、いやむしろ好ましいんだろうけど。
コスメデコルテ コンプリートフラットプライマー
化粧下地の方。
この下地、たまたま最近読んでいた美的に掲載されていてそれなりに褒められていたので、最近の下地ってどういいんだろうと楽しみに使ってみた。
が、結果としては可もなく不可もなく、というかんじで、今使っているRMKのメイクアップベースと比べて、特にこれといって差を感じなかった。肌補正度が高いとも低いとも感じないし、崩れにくくも崩れやすくもない。半透明のゆるい液状タイプで、みずみずしくて顔に伸ばしやすい点も同じ。
使いやすくはあるが、コスメデコルテは香り付きであるというその一点で、RMKの方が好き。
感想の解像度が低すぎて記録の体裁を成していないが、これ以上書けることがないので気にせずさっさと次に行く。
コスメデコルテ ザ リキッドファンデーション
で、 肝心のリキッドファンデ。
実はこちらもよくわからなかった。
というのも、このもらったサンプルの302という色があまりに私の肌色とかけ離れていたから。この色、ものすごく暗く、かつ、ものすごくオレンジ。これはほんとうに標準色なのか?明るさ的にも色み的にも、あまり標準色っぽく感じない。
私の肌にオレンジ寄りの色は結構鬼門で、アイシャドウに使うと肌から浮くがゆえにかなり強いポイントになったりもするにはするのだが、このファンデーションを使ったら、顔全体がオレンジどころか土色っぽくなってしまった。
サンプルを使った最初の日の朝は、「肌にのせた瞬間はものすごくオレンジだけれど、手のひらに出したときよりも頰にブラシで伸ばせばそれなりになじむな、こういうものなのかな、意外に使えるかも」と思ったが、日中にふとトイレの鏡とかで自分の顔を見てみると、ふっとすぐに違和感を感じるくらい、肌の色がいつもと違っている。
全顔に対して一円玉より小さい面積の量しか使っておらず、しかもブラシで薄く伸ばしているのに、それでもこれだけ顔色が変わり、全体の印象も変わってしまうんだからすごいしこわい。ファンデーションの色って、ほんっとーに大事なんだなあということを身をもって知った。今使っているRMKのリクイドファンデーションも、やっぱり101じゃなくて元の肌色に近い201にした方がいいんじゃないだろうか。
しかしながら、私はとってもケチなので、「やっぱりオレンジすぎる、どう頑張って使っても顔が土色になる」と思いながらも、もらったファンデのサンプル4包を全部使い切ってしまった。4包で、4日間どころではなく2週間以上使えてしまい、その間は顔が土色の人として過ごしたことになる。まあ、第一印象が大事になるような日にはさすがに使わなかったが。こんなに長期間試せるとは思っていなかった。ファンデのサンプルって、1包にかなりの量が入っているんだね。
で、このファンデを使ってる間は、顔色が暗くなることにばかり気を取られていて他の部分がどうなのかが全くわからなかったのだが、やっとサンプルを使い終えてRMKのファンデに戻した日に、「あれ、コスメデコルテのファンデの方がちょっとカバー力高かったんだな」と気づいた。が、そう気づいた時にはサンプルを全て使い切ってしまっていたので、もう検証できない。単に色が暗いからそう感じただけという可能性もある。
ゆるくて伸ばしやすいところ、特に肌荒れも乾燥もしないところは普通によかった。でも、わざわざRMKから乗り換えようと思うほどのいい点はない、香りもきついし。

コスメデコルテ ザ リキッドファンデーション<302>《30ml》
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以上、コスメデコルテの下地とリキッドファンデのサンプルを試した感想でした。
しかし、とにもかくにもベースメイク初心者なので、新しいものを試しても違いがよくわからず、現時点では感想の解像度がかなり低い。
この後、新しいものをどんどん試してみて、そうやっていくうちに製品ごとの違いを感じて理解できるようになってくると楽しいだろうなと思う。