DIR EN GREYの2016年VULGARツアー3本目、追加公演のZepp Tokyoのライヴメモです。
ツアー初日から2days行った、Zepp Nagoya公演の過去記事はこちら。
目次
Zepp TokyoでのVULGARライヴへの謎の思い入れ
上にリンクを貼ったように、新木場を避けてわざわざ名古屋まで遠征したVULGARツアーでしたが、後から追加公演が発表され、しかも会場がZepp Tokyoだというので、チケットを取ってもう一回観ることにした。
というのも、私はどうしてもこのVULGARツアーを東京のゼップで観たかったから。
ツイッターでもブログでももう何度も何度も書いてるけど、2014年のGAUZEツアーで8年ぶりにディルのライヴに返り咲いた私が、ツアーで初披露された新曲(Chain repulsion)を聴いて最初に連想したのが「2014年のZepp Tokyoでのライヴの光景」だった。
VULGARとWithering to death.の間のあのツアーの雰囲気、特に2004年8月のKEEN UNDER THE SUNツアーファイナル@Zepp Tokyoのライヴでの記憶。1999年のGAUZEツアーを懐かしむつもりで行ったライヴで急にその5年後のことを思い出すことになって一瞬混乱したほど、あの日の名古屋のステージは2014年へのタイムスリップ感があった。
そしてそのイメージは、その後発売されたARCHEを聴いてますます強くなり、もはやARCHEの収録曲を聴くたびに、10年以上前のあの暑い夏の日のお台場での自分の視界が頭に浮かんでくるほど。
そんな中で追加発表されたこのZepp Tokyo公演。VULGAR曲をまとめてZeppで聴ける機会はこれを逃したらたぶん一生ないだろう。Witheringツアーはいずれやるんだろうけど、新木場が好きなディルのことだからZepp Tokyo公演が来るという保証はない。(実際、2017年のウィザツアーでは追加公演としてZepp Tokyo公演があったが、仕事で行けなさそう。2016年のこのときにVULGARをゼップで観ておいてほんとうによかった…)
というわけで、今回は平日だろうがなんだろうが行かねばならない。そしてZepp TokyoでのVULGARを見納めねばならない。
…という、他人にはあまり理解されないと思われる超個人的な思い出のために異常な思い入れを持って臨んだ最後のVULGARライヴ@ゼップでしたが、よかったです。楽しかった。
しかし一年以上経ってしまった今となっては、同じツアー内の名古屋公演2daysとの違いについて細かい点を全く覚えていないので、セトリとツイートだけメモしておきます。各曲についての細かい話はほとんど名古屋のライヴレポに書いたし、ここでは書かない。
セットリスト
Audience killer loop
Marmalade Chainsaw
Drain away
砂上の唄
Amber
Un deux
輪郭
Increase Blue
明日無き幸福、呼笑亡き明日
RED...[em]
お経
蝕紅
New age culture
R to the core
Sustain the untruth
The inferno
Obscure
詩踏み
Child prey
The IIID empire
ツイート
ライヴ前
VULGARツアーファイナル取れたーーー最初っから東京もゼップでやってくれればよかったのだ!
— 薫 (@rose_syrup) 2016年6月29日
一昨年のGAUZEツアー名古屋でChain repulsion初聴きしたときからずっと、私のARCHEのイメージは2004年のKEENツアー@ゼップ東京時の視界なので、VULGAR再ツアーを今またあの会場で観られるのほんとに嬉しい https://t.co/ruiGSRc8AG
— 薫 (@rose_syrup) 2016年6月29日
新木場が嫌いすぎて元々のファイナル2daysを回避し名古屋2daysに行ったのだが、結局こうなるならわざわざ遠征する必要なかったな。まあいいや、これで好きな会場で3回観られることになったから。ゼップ大好きーマカブラツアーもウィザツアーも是非ゼップで頼むーコーストは嫌だーーー
— 薫 (@rose_syrup) 2016年6月29日
発券した。追加公演は不意打ちだったし、名古屋2daysで満足しきっててもうすっかりVersaillesモードに変わっていたのだが今からVULGARモードに戻せるのだろうか。ゼップでVULGAR、10年以上ぶりでほんっと嬉しいんだけどなー2年前から持ってたイメージ通り。
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月3日
ライヴ後
京曰く「お前ら平日なのに暇やな!」
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
ディル追加公演のセトリ
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
7/4/2016 DIR EN GREY
TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of VULGAR] 追加公演
@ Zepp Tokyo
セットリスト pic.twitter.com/XAff4cefMg
楽しかったー最後にゼップでVULGAR観られてほんっとーによかった、嬉しい
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
今日は京が終始ハイテンションでキレッキレで大変よかった。色んな曲でやたらとコサックダンス踊ってたし上手にしょっちゅうくるくるしてたし。俊敏だなあ、身が軽い
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
あと今日はIncrease Blueがめっちゃ楽しかったーこんなん13年前のオリジナルVULGARツアーのとき含めて初めてな気が。ステージ上手の人口密度が高くてとてもラッキーでした。4人も上手にいてドラム以外全員わちゃわちゃしてて、GAUZEの罪罰的なイベント感があった
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
VULGAR曲はやっぱり今のディルにとても合ってたなあ。予想通り。GAUZE再ツアーは単に懐古的に嬉しいお祭りだったけど、今回は今のディルがARCHE後にVULGAR曲をやる必然性をひしひしと感じた。Witheringも絶対いいツアーになると思うーマキャベリとかとてもいいと思うよ
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
Un deuxの教会の時計が差しているのは11時50分なのかそれとも9時58分なのかがARCHEツアーのときから私はずっと気になっているのだが、今日もまた判別できなかった。動体視力が悪すぎる。あとSUSTAIN冒頭の悩める人が胎児から大人になってたけどこれ名古屋でもそうだったっけ
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
今日は名古屋よりもよりよかったし徹底的に楽しかったなー。金土とライヴで一日しか空いてないから期待してなかったけど京の声も十分よかったし、何より彼は終始楽しそうで生き生きしていた。GAUZEツアーのハズレ日のときみたいなカラオケ感が一曲もなかったのにびっくり。
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
しかしVULGAR再ツアーがここまで楽しくなるとは思ってなかったなー。私は音源としても当時の思い出的にもGAUZEの方が思い入れあったしGAUZE再ツアーもめちゃ楽しかったけど、オリジナルから10年以上経って行う再ツアーとしては今回のVULGARの方が断然完成度高かった。
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
ボーカルの人踊りすぎだし、上手ギターの人ピック大量に投げすぎだし、下手ギターの人チャイプレデスボ唐突すぎだし、ベースの人曲途中なのにお立ち台から大ジャンプしてでかすぎ目立ちすぎだし、ドラムの人リストバンドをリストにつけてないし、メンバー皆てんでばらばらだけどディルはそこがよいよね
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
今ツアー、蝕紅も砂上もかすみもDRAINも腐海も13年前のオリジナルツアーのときより断然よく感じられて、こういうの見てしまうと、音源も当時のライヴも全然好きじゃなかった鬼葬の再ツアーにも行くべきだろうかとか思い始めてしまう。まあ東京公演が新木場じゃなくゼップだったら考えよう。
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
その他
12年ぶりにzepp tokyoでVULGAR曲聴いて、当時と同じ位置でステージ観て、ツアーの最後にGAUZEツアー時から頭にあったあの視界とイメージを再現できてほんとによかった。追加公演あってよかったーチケ取れてよかったー新木場じゃなくてよかったー平日だったけど行けてよかったー
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
なんか場所のイメージのせいなのか、今日は名古屋で2days観たときよりもより多くのことを思い出したわ。2004年のKEENツアーファイナルの日はめちゃ晴れてて暑くって、昼からお台場に行って観覧車乗ってゼップ前のゲーセンで沢山プリクラ撮ってファッキンかなんかでだらだらしてたなーとか
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
DRAIN AWAYを初聴きしたのは大学受験前の秋で音源じゃなく友達が歌うカラオケで、代ゼミの無料模試受けた後にディル友に合流するため原宿のカラ館に行ったら皆がDRAIN歌ってたけど私は初めて聴いたのでサビラストの「しゅんっ!」しか記憶に残らなかったなーとか。あれもう14年前か
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
13年前の秋は砂上の唄を携帯の着メロにしてたこととか、VULGARツアー追加公演の野音で友達と別々にチケ取ったのにたまたま隣同士の席になったこととか、その日は開場直前に雨が降って皆で濡れたこととか、帰りに大戸屋まで歩いて10数人でご飯食べたこととか
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
私の10代末はVULGARと共にあったんだなーとつくづく思った
— 薫 (@rose_syrup) 2016年7月4日
その他
東京でのツアーファイナルの追加公演ということが関係しているのかなんなのか、この日はとてもまとまったライヴでした。メンバーも、いつぞやのGAUZEツアーで見られたような投げやり感は一切なく、それなりに楽しめているように見えたし、それを見て私も楽しめた。
で、上でツイートしてるけど、この日のライヴ中は、自分が高校生のときのことや学部生のときのことをめっちゃ思い出した。
この一連の回顧ツアーに参加するまで、自分の中で一番思い出深いツアーはGAUZEツアーだと思っていた。GAUZEツアーは遠征もしなかったし関東公演しか観てないけど、当時私は中学生で、バンドの時期的にも自分の年齢的にも一番ディル馬鹿で、素直にバンドが大好きで、ほんとにライヴを楽しみに日々を生きていた。あのGAUZEツアーよりも、バンドへの熱も落ち着いた数年後のVULGARツアーの方が思い出深かったとは、自分でも意外だった。まあ、後から思い出すことは、えてしてよい思い出ばかりだよね。
VULGARツアーの後、私は鬼葬ツアーを大宮で一本だけ観て、その後MACABREツアーを4本観て、どれもとても楽しかった。この後さらにWitheringツアーを観て終わりにする予定なのだが、DIR EN GREYの回顧ツアー全ての記事を書き終えるのは一体何年後になるのだろうか。
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