DIR EN GREY TOUR14 PSYCHONNECT -mode of “GAUZE”?- mode:26 @新木場STUDIO COAST

15年前に小文字時代(Dir en grey)のディルアングレイが好きだった私が、大文字(DIR EN GREY)になった今のディルアングレイがわざわざ15年前のメジャーデビューアルバム名を冠したツアーに行ってきましたよ、の巻。
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かつて、中高時代はディル馬鹿だったものの、学部時代を最後にライヴに行かなくなった私。今年春の武道館2日目にGAUZEツアーが発表されたと友人から聞き、詳細も知らないまま即座に「まだFC入ってるの?」とだけ返信した私は、その勢いだけでチケを手配。

かくして10年弱振りのディルライヴに行くことにしたのでした。これは!と思ったら即行動、娯楽において私は最初のときめきをとっても大事にしている。
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というわけで、参加初日、新木場2日目の結果。もはや、スタジオコースト自体が懐かしいという。

終演後、同行者と合流して最初の一言が互いに「カラオケだったね!」であるほどカラオケ回であった(ディルのライヴで、消化試合的で本気を出してないと思われるライヴのことを我々は昔からカラオケ回と呼んでいた。昔は、ツアー序盤や客入り悪めの地方公演で顕著だった)。

せっかく15年前のアルバムをツアー名に持ってくるんだから、たまに昔のままのアレンジで演奏して古参ファンを歓喜させつつも、全体的には今のディルだからこそできる表現を見せてくれるのかと思ったけど、あんまりそういうかんじでもなかったですな。

一部の例外はあるけど、基本的には昔の曲は昔のまんまで、ここ数年の曲との乖離がめちゃ激しかった。GAUZE曲の多くでは、驚くべきことにオリジナル音源をほぼ再現。むしろ、MACABREツアーとかその後数年くらいのライヴでやってたGAUZE曲以上に、原曲に忠実だった。京があんなに細部まで音源に忠実にやるなんて違和感ありまくり、これはツアー後半で化けるためのただの前座なのでは、と思ってしまうくらいであった。

私と違って、細々とではあるがずっとディルを観続けている同行者は「ディル信者の前座ライヴかよ、ていうかコピバンのライヴかよ」と言っていましたが、私にはGAUZE大カラオケ大会、というかんじがしましたね。まさにLIVE DAM、高額で贅沢なLIVE DAMだった。

途中、あまりにも消化試合なかんじがする部分もちょいちょいあって、この人達ほんとはこんなことやりたくないのに、集客やばいからスタッフにやらされてるんだろうか…みたいなことを勝手に考えたりもしたけど、例えそうであろうと、一度やると決めたならもはや経緯は関係ないですよね。


これ、もしこのままのクオリティと演出でツアーファイナルまで行くのであれば、わざわざ全国ツアーにしなくてもよかったなーってなると思う。これなら、東名阪2daysずつくらいで十二分だし、むしろそんなにやらない方がいいかもしれない。

でも、実際問題それなりのツアーやるんだから、やっぱりツアー中に化けるつもりなのでは、という気がどうしてもしてしまう。序盤ではGAUZE曲をGAUZE時代のまんま見せているけど、どんどん今の表現を盛り込んだ見せ方になって、ファイナルではGAUZE全曲、何の曲だかよくわかりませんってくらいに再構築したら、ほんっとーにかっこいいと思うし、確実に伝説的なツアーになると思うんだけど。

しかしアルバム作成中にそこまでするのは難しいのかなー。いやいや、でも今のディルが、これをこのまま全国11公演もやるなんて、なんかもったいない気がするし、過去ファンの返り咲きを煽る以外の効果以外なんかあんの?って思ってしまう。


とはいえ、やはり15年前のGAUZEツアーにも参加していた、過去ファンの私にとっては、例えカラオケであっても、生でやってくれるだけで嬉しい曲目白押しで、そういう意味では純粋に楽しめた。だってこのツアー終わったら、もうこんなセトリ聴けることないでしょ?お祭りだよねほんと。

こんなお祭りツアーをやってくれるなんて、今までこのバンドを支え続けてきた現役ファンの人達と、集客のためでもなんでもこんな企画をやってくれたスタッフとメンバーには感謝するしかない。


というわけで、昔のディルにあまりにも思い入れがありすぎて冒頭から暑苦しく語ってしまいましたがセトリです

GAUZE -mode of adam-
Schweinの椅子
raison detre
THE FINAL
Cage
LOTUS (Symphonic Ver.)
SUSTAIN THE UNTRUTH
304号室、白死の桜
mazohyst of decadence
蜜と唾(新)
アクロの丘
ゆらめき
MASK
蜜と唾(旧)


予感
新曲(大地蹴って進むやつ)
蒼い月
羅刹国
激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇

私は本編後半のたたみかけ部分に興奮しすぎてゆらめきの位置を間違って認識してたんだけど、どうやらこのセトリらしい。



最近も東京公演はほぼ欠かさず観ている同行者と二人で行ったので、「新バージョンのGAUZE曲が始まったら、何の曲か教えて!」と言っていたのですが、開演直前に「じゃ!」と容赦なく置いてけぼりにされました。まあ、後ろの方のゆったりスペースで観られたからよかったけど!

前日は3000以上入れたとかいう噂があったけど、2日目の今日はたぶんそこまで入れてない。私らが2500番台で入ったとき、あと500人もいるかんじではなかったし、思ったより混んでなくて、始まってしまえば後ろは悠々としていた。そして記憶していたより観やすかった。昔はもっと前で観てたからなのかなー。それにしても、こんなに広くてしかも客入りのいいライヴハウスはほんっと久々に行ったので、入口付近から下手に向かって移動しても移動してもステージの見え方があまり変わらないように思えた。

あ、開演前、最後の影アナが入った瞬間に上手で地響きがしたのにはびびった!たぶん入り口が上手側にしかないから一気に押したんだと思うけど、「きゃー」とかいう悲鳴でもなく、「おお」とかいうどよめきでもなく、純粋に人が一気に動くときの地面の音がかなりの音量で鳴り響いて、びっくりした…久々に聞いたわこれ。


開演時間からちょい押しでスタート。

GAUZE -mode of adam-

客電が落ちて、懐かしのadamのPVが流れた瞬間、大絶叫する私の周り。前日のセトリと演出をネットで見てたので、これが来るってわかってはいたものの、いざライヴハウスでこれを見るとやはり同様に絶叫してしまう私。これ、VHSでしか持ってないから、数年見てないもんな…

あ、私がいたフロア後ろは、私同様、ここ数年観てなかったけどGAUZEツアーということで来てみた、みたいな過去ファンが多くて、盛り上がりポイントが一緒で面白かった。私がこのレポ内で書くのは、ほとんど私の周りにいた過去ファンと思われる人達の反応で、当然ながらフロア前方・中ほどとはだいぶノリが違った。

SE途中、15年前のGAUZEツアーのときと同じタイミングでメンバー登場。私これにはあまりテンション上がらず、なぜだ?なにより、京を呼ぶ声の大きさにびっくりした!センターにいたわけじゃないのに、圧倒的なコール声量。こんなに人気なんだね。

Schweinの椅子

adam終了後、ちょっとの間の後、ドラムからSchwein。おおー。きたよ。私も、周りの客も歓喜

前日はゆらめき始まりで城ホパターンだったけど、今日はSchwein始まり!2日目にして、GAUZEツアーの王道きました。いやー懐かしい。

この曲は嫌でも盛り上がってよい、1曲目にぴったり。ていうか、間奏になるたび、曲中だというのにいちいち客からうぉおーという類の大歓声が起こるライヴなんて久々に見たわ。海外公演っぽい。あとなぜか「痛みを知れ 吐き気を知れ」から「あまりにも不完全」あたりまで、つまりはかなりの部分でしばらく客(※私の周り、フロア後方の客ね。以下も同じ)大合唱状態だった。京が歌えてなかったからなのか?それとも客のテンションが異常だったからなのか?

この曲、京は歌えてない部分が多く、かろうじて歌えてもしょっちゅう歌詞ぶっ飛ばしたり歌詞間違ってたりしてて、えええー、リハじゃないよ、本番だよ…!ってかんじだった。機材トラブルとかいう説も見たけど、ステージ遠かったので私の位置からは事情が全くわからずでした。

今日のステージセットは、鉄パイプ(?)で組まれた工事現場の足場みたいな、シンプルなものだったんだけど、その後ろにある映像との一体感が結構よくって、この曲が始まって初めてなるほどーと思った。

raison detre

raisonは、MASKと並んで私がこのツアーでもう一度聴きたい曲だったのだが、あっさり聴けてしまった。

この曲もいわゆる一番部分くらいまでは周り大合唱だった。その後治まった。京が歌い始めたからなのか、単に過去ファンのテンションが落ち着いたからなのか。客のノリは最初だけ飛び跳ねで、おお新曲4の再来…!とON AIR WESTでのライヴを思い出したものの、その後は妙な落ち着き。

この曲もあんまり歌えておらず。無音部分があったり、歌詞ぶっ飛ばしたり。でもほとんど音源通り、サビの高音は相変わらずの綺麗さ。

しかし2曲目にraisonというのはあまりにも斬新ですな。イントロ聴いてびっくりした。なぜにここ。なんか、私が15年前のセトリの印象に縛られてるせいもあるとはいえ、それにしても今日は全般的に謎なセットリストでした。

THE FINAL

そしてなぜ3曲目でFINAL?とまた違和感ありまくったものの、FINALですよ。私がちゃんとわかるディルはWitheringのツアーまでなので、このあたりがぎりぎり。

相変わらずサビ合唱してるんだね!私の知ってるまんまのFINALでした。しかし他はこれといって印象なし。京はこのへんからはちゃんと歌ってた。

Cage

そしてCage。イントロでまた周りの客大絶叫。ほんとに、私のいた場所付近の人達はきっと通っていた時期が私と近いのであろう。

またもや音源に忠実なCage。この曲、かなり早い段階でライヴではアレンジかけられちゃって、私が最後に生で聴いたCageもたぶんアレンジ後のだったから、音源通りの聴けて嬉しかったなー。正直、どんなアレンジだったか今はもうよく覚えてないけど、当時あんまり好きじゃなかったから。

このあたりでようやく私も落ち着いてきて、ちゃんとステージ全体を見られるようになったんだけど、Shinyaのドラミングは15年前のあのPVの雰囲気を醸し出しつつも、少し激しめに見えて嬉しかった。しかしまだ激しさが足りない。もっと派手なのが好き。

Toshiyaのベースソロはなぜか手拍子が起こってて(下手前方でも中程でも)、なんぞ!と思ったけど、ちゃんと決めてました。そういえば、昔よりベースの音小さくなった?前はこの曲でもっとベース音が目立ってた気がしたけど、立ち位置の問題かもしれないし、気のせいかも。私Toshiyaのベース音が無駄に目立つディルの音、好きだったんだけどな。

この曲ではステージバックにずっと絵画というかイラストが映し出されてて、これはよかった。私は解説できるほど詳しくないけど、たぶん皆どっかで見たことある絵柄だし、何のものかとか作品背景は、他のファンのレポをちょっと調べればすぐわかります。Cageというと、青空を雲が流れていく映像が流された印象が強いんだけど、あれいつのライヴだったかなー。2001年くらいのMACABREツアーかな。

LOTUS (Symphonic Ver.)

ピアノから入った知らない曲。後から同行者に教えてもらった、LOTUSという曲の、元音源とは違うバージョンらしい。

この曲、今日のライヴの中で一番よかった!タイトルも歌詞も展開も全く知らない曲で、もちろん生で観るのどころか聴くのすら初めてだったけど、今日断トツでよかった。ここに来て京の本領発揮というかんじで、ここまでとは明らかに一線を画す歌唱だった。今までの曲は前座でした、やっとここからディルのご登場です、とでもいうような表現力!ここに来て覚醒。やっぱ最近の曲じゃないと、今の彼の良さは活かされないのか…と微妙な気持ちになる。

そして何より、この曲はShinyaがめっちゃかっこよかった!京の歌唱に圧倒されつつ、ふと気がついたら、Shinyaが私の大好きな鞭打ちドラムやってた。あの、大胆で派手なのにあくまで華麗な鞭打ちドラミング!このライヴで初めて、ドラムスティックしなってた(正確には、しなってるように見えた)!!ぎゃー。他の曲で、背景の映像や照明と一体化しちゃってShinyaのドラミングが見えにくいときもあったんだけど、この曲中はばっちり見えてほんとうによかった。これは素敵だ。

とにかく、この曲はすごくよかったので、後日このバージョンのものを友達に借ります。特典CDと言ってたかDVDと言ってたか忘れたけど。

SUSTAIN THE UNTRUTH

これも知らない曲で、終演後にタイトル教えてもらったんだけど、ほとんど記憶がない。京の歌唱モードというか表現モードが前の曲LOTUSから続いていたので、きっと最近の曲なんだろうなーと思って観てたけど、今年発売の最新シングルなんだね。それすら知らんかった。

しかし記憶がない。私の好きなかんじではなく、LOTUSみたいな感動はなかった。

304号室、白死の桜

上手にアコギがすすすっと出てきて、304。

京が例の糸巻きパントマイムをやるでもなく(あれ好きだったんだけどなー)、フロアに桜が舞うでもなく、結構淡々と進むので、ついついステージ後ろの映像ばっか見てしまった。この曲もまた、かなり音源に忠実だった。アコギも、あれ、これでいいの?と思うことが多く、その点もある意味15年前のままだなと。

終始304のPVが流れてたけど、ところどころ見覚えないカットがあった。新しく撮ったものと、昔のままのPVと、PV撮影時のボツカットを再編集したのかな?明らかにメンバーのカットだけど、あれこれ見たことない…って部分がちょいちょいあった、気がしたから。

メンバーの顔は見えないようなカットや編集になってたけど、昔何度も何度も見たから「あ、Shinya」「あ、薫の手」っていちいちわかってしまうという。PV出演の女の子はばっちり顔写ってたね。懐かしいー。2000年のDeityツアーのとき、この女の子のコス(白ワンピに百合造花手持ち)の人結構いたよな。

mazohyst of decadence

フロア前方から、赤いスポットライトが客に向かって照らされ、ゆっくりと(あれ、直撃するとほんの一瞬だけど結構まぶしいのね)。その本数が徐々に増える中、マゾヒストスタート。

これはアレンジ後バージョン、だよね?GAUZE音源のバージョンよりも短かった気がしたし、歌詞違ったし、当然セリフもなかった。ここは音源通りじゃないんだなー。

原曲もそこまで好きではないので、あまり心打たれないまま終了。

蜜と唾(新)

知らない曲。しかも特に好きではない。どこを見たらいいのか。

…と思ってたら、途中で「あれこれもしかして罪罰?」って急にわかった。リズムだったかギターフレーズだったかが、旧罪罰と同じだったから。歌詞は全然聞き取れずでした。

旧バージョンの蜜と唾を聴くのも楽しみにしてたので、新バージョンをやるってことは、今日はもう旧バージョン聴けないんだなーと思って、何の曲かわかった瞬間にテンションが下がってしまった…

京が結構動いてたのはこの曲だったかな?事前情報として聞いていた、レジェンド葛西ポーズ(スキーのジャンプの滑降時のようなポーズ)や、マイケルジャクソンのムーンウォーク風な動きもしてた。新しい。

アクロの丘

そういえば今のディルは、曲ごとにかなり頻繁に楽器替えるんだねー。曲と曲の間に暗転することめちゃ多し。あんまり、ぶっ続けて数曲やったりしない。まあこのツアーは過去曲と最近の曲とがごっちゃになったセトリだから尚更なのかな。

前の曲が終わって暗転後、上手を見ていたら、Dieさんの椅子登場。おっ、と思ったら、やはりアクロ。

ステージ左右に映し出されたライトがステンドガラス風で、会場全体が大聖堂というか教会というか、になってた!後から聞いたら、これ既に武道館かどっかでやった演出らしいんだけど、私初めて見たから感動しちゃった。これ、すごくいい!コーストの、横に広いところにぴったり合っていたし。

京の歌はあんまよくなかった。薫のギターソロは、一部「???」で、Dieのアコギも「これでいいのか…?」だった。Toshiyaのベースソロは無難に決めてましたね。Shinyaは一人だけしっとりしないで全力ぶっ叩きをしていて、よかったです。

この曲ではステージ後ろの映像はほとんど新しくなってて、もはやこれだけでPVになるかんじ。昔のPV映像が差し挟まれていたかも覚えてない。昔は、アクロといったらあのジャケ写のイメージで青緑っぽい印象だったけど、新PVではその色の印象ががらっと変わるので新鮮だった。

15年前のように曲途中で叫ぶ客はいなくて、よく教育されてるなあ…と感心しました。

ゆらめき

デビューシングルつながりで、ゆらめき。この日は音源通りの通常スタート。

いやー、スーパーカラオケタイムだった!まじで。

15年前のシングル曲が始まると、イントロの最初の瞬間だけ狂喜の大歓声が上がるのだが、演奏が進むと客の熱気が徐々に冷めていき、最後のサビとかアウトロとかでは割と棒立ちぽかーんになる、という様が露骨で面白かったです。

MASK

カラオケだーと思ってぼーっとしてたら、ふいにあの演説SE。おおおおーMASK来た!!

今回のGAUZEツアーで、どうしても聴きたかったのがMASKとraisonだったんだけど、早速どちらも聴けてしまいました。なんてことだ!

というわけで全力で踊りました。私の周りの、フロア後方にいた過去ファンと思われる人達はもちろん、前方やら中ほどにいる熱心なファンも結構踊ってて、楽しかった!あのサビのフリ、後ろから見てたらすごく綺麗だったよ。

京はさすがに一切踊ってなかったけど、サビでのあの伸びやかな声が健在で嬉しかったな。映像はPVを加工したもので、メンバーの目の部分だけ「プライバシー保護のために加工しております」的な黒線入ってて、でもなんかあんまり違和感なくってそれが不思議だった。元からああいうPVだったのかと思えてきてしまう。

蜜と唾(旧)

MASKで私のテンションが急上昇し、次なんの曲が来るかなーとか考えられなくなっていたところ、なんと不意打ちで罪罰が!旧バージョンが!!

さっき新バージョンやったから、今日はもう聴けないなーと勝手に店じまいしてたので、これは驚いた!しかも殿DieToshiyaの3人結構動くし、うわーーーって懐かしくなったよ。

ぐちゃぐちゃ具合はあんまりなくって、割ときれいにまとまってたけど、でもメンバーが左右に動くあの光景はやっぱり罪罰で、嬉しくなった。

しかもメンバー地味ーに2・Sad・Sexually決めてるし!うわあああ。Toshiyaのピース、相も変わらずおちゃめであった。アイドルか。

で、旧罪罰を聴けた嬉しさに「あー今日来てよかったなー」と思っていたら、次の曲が始まって、フロア全体が割と盛り上がっている。へー、最近の曲なのかなーとか思ってたら、なんだか聞き覚えのあるフレーズが。うわ、これ、残じゃん!

ここまで割と大人しくまったり観てたのに、これが残だとわかった瞬間に血が沸騰してしまい、曲初聴きで展開全然知らないにもかかわらず、脳に刻み込まれた昔の残と新曲1の印象からヘドバン入りのタイミングはばっちりわかって、そのままラストまで大興奮のままちょう盛り上がった。サビのノるタイミングも基本昔と同じだからよくノれたし。ていうかZAN版残よりも、この残の方がノリが楽しいではないか。新曲1とかZAN版残みたいにサビを無限リピートしなくても、これだけ爆発力があって楽しいのね。

途中、中盤に客の全力手拍子が入ってて、その中で京が歌うのはすんごい違和感あるけど、しかし、楽しい!!レッカペでの手拍子も、最初みたときすごい違和感あったけど、いざ自分もやるとめちゃくちゃ楽しいもんな。楽しく長いものには巻かれるべし。



ここからアンコール。ファンがちゃんとアンコールをかける、えらい。しかし結構早く出てくるね!まあ昔に比べたら、衣装チェンジも化粧直しも簡単そうだもんなー

予感

しっとりとしたかんじで予感開始。ここでまた来ました、カラオケ!

本編最後のあのノリはどうしたんだというくらい、ボーカルの人も客もカラオケであったぞ。客、イントロ入って最初だけは歓声上げるものの、その後徐々に棒立ち。

もう、ゆらめきCage予感はやらない方がいいのでは…いや2daysだったらうち1日だけでいいよ、と思ってしまった。ギターもびみょー!!

心無口に、のとこから客の合唱だったんだけど、その部分も演奏が続きかけて突然ぶつっと切れた感じがして、もともと合唱のつもりだったのか、機材トラブルを察したファンがカバーのために歌い出したのかよくわかんなかった。

新曲

ここでまた知らない曲。背景はグレーの曇り空に白い雲、だっけ?ちゃんと覚えてないけどなんかそんな風に見える画像で、また昔Cageの中盤で流されてた、青空を白い雲が流れていく映像を思い出した。

なんかいかにもここ数年の曲っぽい曲で、そうそう最近のこんなかんじだよねーと思っていたけど、これがどうやら新曲だったらしいですね。前日にやったのと同じらしい。

ドラムがほんの一部だけ私のツボな以外は、あまり見るところなく。好きな曲ではない。サビの歌詞が「大地を蹴り、進め〜」みたいなやつで、Pierrot復活記念かいと思って地味にウケてしまった。鋼鉄の救世主(もちろん、救世主と書いてメシアと読む)かと。

蒼い月

また、他のこと考えながらぼーっとしてたら、イントロの入りでShinyaがやや上手側を向いて、あの小さいシンバルをちょこちょこ叩いて、あの、あのリズムを刻み始めた!!

うわ、と思って、これが蒼い月だと認識するのと同時に、くるっと真後ろを向いてしまい、向いてしまった後で、「いや、行く場所ないだろ」と我に返って前方に向き直ったけど、ものすごく恥ずかしくなった…後ろの人びっくりしたと思う、すいません。どうも、蒼い月が始まると、すぐフロア後方に下がって、発射台を探して、一番いいタイミングでコロダイしなくては!という、15年前の悪しきクセが抜けていない。自分があのイントロを聞いたら条件反射で下がってしまうんだということ、2014年の今になって知った。

「幸せなのー?」強調も、そのときのあのあんまりな顔芸も、サビの無限リピートもなかったけど、懐かしくて嬉しかったな。

しかしながら、客からあふれ出る「まだやんの?もういいよ」感。蒼い月は昔それこそ何十回もライヴで観たけど、こんなに最後まで会場全体が盛り上がらない蒼い月は初めて観たわ。新鮮すぎる。

羅刹国

懐かしいわーと思ってほくほくしてたら、羅刹きたー!これは前日やってないから予想外だった、嬉しすぎる!!これもイントロですぐわかった、やっぱ大好きだった曲は、長年生で聴いてなくてブランクがあっても、始まったらすぐわかるね。

嬉しすぎてヘドバンしまくりサビもノリノリで楽しんでいたので、ステージで何が起こっていたのか全く知りません。音に関しても全く記憶にない。おお。いやー、楽しかったなー。

激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇

おとこーおんなーの懐かし煽りの後、京「俺が何言いたいかわかるな?」→客「うぉおおおお」→京「ラストぉおおおお‼︎」→私「えっ、ラストって言いたかっただけ?しかも客それわかったの?(違う)」という流れの後、「お前達の声、聞かせてくれ!」からのラスト曲。

この曲は友人達がよく口ずさんでいるのでサビ付近だけ知ってた、音源聴いたことないけど。なるほどライヴでは合唱曲になるのね!だからよく歌ってるのか。

この曲は一曲の中でも色んな表情があって楽しいね、観てて飽きない。これはたしかにライヴで定番曲になるだろうなーってかんじだった。



これでラスト。アンコールは一回で、結構曲数やるんだねー。

最後のお戯れタイムが長いのにはびっくりした、しかもまだツアー2日目で普っ通のライヴだったのに、メンバーが次々とお立ち台に立って頭上で拍手をしている。えっ、こんな簡単に、互いにねぎらいあうの?とびっくりした。まあMCもほぼないし、京以外のメンバーは喋らないから、最後のこのときしかファンと直接的に触れ合う機会ないんだよね。

Shinyaが池の鯉に餌をまくかのようにスティック投げるのは昔のままで、さらに、植木に水をやるかのようにペットボトルの水をフロア前方にじゃーじゃーかけるパフォーマンスが加わってた(まく、というより、かける、が近い)。

最後にToshiyaが下手にはけるとき、幕間まで残り数秒ってとこで、アンコールで着ていた上着を脱いでそのまま消えて行ったんだけど、そのときのファンの歓声がすごくてびっくりした。皆目ざとく見てるな!ていうか今のToshiyaにそういう需要があるなんて。彼、首から上は昔のまま、遠くから見た横顔なんか特に女性そのものなんだけど、その下の上半身は胸も腕もむっきむきの筋肉男になってて、どうしても昔の姿をベースに考えてしまう私にとっては違和感すごかったです。ケンタウロス的な違和感があり、最後まで見慣れなかった。


終演後、同行者と合流したところ「ちょ、髪!」と言われる。まったり見るつもりだったが残と羅刹でついつい条件反射的にヘドバンしてしまったからね…言われるまで、髪がボサボサになってるという自覚がなかった。

そうだ、KAMIJOからお花(やっぱ赤い薔薇入り)が来てて、しかもセンター取ってたのでなんだか嬉しかったです。隣はスギ様!
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15年振りのGAUZEツアー、参加初日はこんなかんじでした。私のGAUZEツアー、この先もまだちょっとだけ続きます。