祝・KAMIJO、吸血鬼映画の映画監督に就任

久し振りのVersailles記事ですな。


「おねがいかなえてヴェルサイユ」のカオスぶりにも、
Philiaの発売にも、そこそこ浮かれていたのですが
twitterに書いてばっかりで、ここにはあんまり書いてなかったな。
Philiaに至っては、あれだけ発売を楽しみにしていた割に
発売直前に地震が起こり、10日ちょい配送遅延が起こってやっと手元に届いた頃には
なんだかすっかり熱が冷めてしまっていました。
未だに届いたCDのパッケージ開封してません…あーあ。



そんな私も、さすがにテンション上がりまくったのがこのニュース記事

D-BOYS柳下&牧田、日本版「トワイライト」でバンパイアに


>ビジュアル系バンド「Versailles」が、初めて映画主題歌(タイトル未定)を手がける。映画音楽もプロデュースするボーカルのKAMIJOは、「自身の信念と経験を生かせる作品とめぐり合えたことをうれしく思います」と並々ならぬ意欲をのぞかせている。

これは…!!!!


日本発のヴァンパイア映画という、うさんくささ満載のこの映画、
今まで散々、日本人の顔に中世ヨーロッパのコッテコテ衣装で
「薔薇の末裔(≒吸血鬼)の物語」「美と暴力」「永遠の孤独」を歌ってきた
Versailles以外に、主題歌に合う歌手はいないだろうという話なのですが
(ファンの欲目。あ、D?いやいや私はあさぎさまよりかみじょ推し)
ここでほんとにVersaillesが手がけることになるとは。
これはすごい話ですよ!!!
すごいねー、KAMIJOよかったねー、
30代半ばになっても頑なに吸血鬼設定貫いててよかったねー!
LAREINEのメジャーデビューから10年後のVersaillesでの再メジャーデビューといい、
NHKのネオビジュアル系特集に出たことといい、
今回の吸血鬼映画の主題歌決定といい、
KAMIJOを見ているといつも思うことは
「頑なに一つの路線を貫いていると、そのうち時代や環境の方がついてくる」
である。
KAMIJO、すごい。
まじすごいすごい夢をありがとうかみじょー



しかも。
映画二作の主題歌に加え、
KAMIJO個人がこの映画の音楽監督もやるって話ではないですか。
制作側どんだけ経費削ってるんですか、
ってつっこみたくもなるが、まあそこはおいておいて
ここは、KAMIJOファンとして素直に喜びたいところである。
だって、こういうのこそKAMIJOの才能が十二分に発揮される部分だと
本気で思うから!
ぶっちゃけ、この人は不安定に歌を歌うより、曲を作る方が向いているのです
それも無駄に劇的、無駄に耽美な曲ね!
長編曲やインストでは、冗談抜きにこの人の才能を感じるし
謡曲やポップ方面に振れさせたときの振れ幅も十分だしで、
私はこの人の作曲能力にはつくづく惚れ込んでいるのです。


去年の夏にKAMIJOが突然、
バンドの公式アカウントとは別に個人のtwitterアカウントを立ち上げて
ついでに個人のMySpaceも立ち上げたときに
「これは絶対ソロへの布石だ」「ソロで歌謡曲かサントラかなんか出してくれるんだ」
と、一応KAMIJOファンの私は勝手に喜んだものですが
その後、何の活動予告もされず、KAMIJO個人のFCだけがパワーアップして
「え、こっちもやっぱり小銭稼ぎだけの目的ですか」
と思っていたのですが
(バンド本体のFCは、ほとんど活動しない&開設時に予告した特典も実行されないまま
 会費だけがしっかり取られるという、ひどすぎる状態である)
ここにきて、映画の音楽監督という、KAMIJOにぴったりの仕事が舞い込んできて
私も勝手に嬉しい。
よかったねーいやーよかったねーかみじょー
メジャーに行くと、こういう大きいチャンスが来るからいいですね。



KAMIJOにはこれを機に
「プロフェッショナル仕事の流儀」とか「情熱大陸」とかに出て欲しい。
LAREINEでのメジャーデビュー、その後のメンバー雲隠れ、
懲りずにVersailles結成、世界展開、驚きの人生二度目のメジャーデビュー、
なのにその直後にベーシストが亡くなっちゃう、
それでもなんとか新しいベーシスト入れて「Philharmonic Quintet」を保って再復活、
などなど、よくも悪くも、なかなか激動の人生を送っていると思うのよ。