春のヘアケア戦線

  • ツバキ 美髪ヘアマスク

去年の今頃には、そりゃあもう売れて売れてどーにも止まらなかったツバキですが
夏が過ぎた頃からその勢いも衰えてきて、
今やラックスとパンテーンにシェアを取り戻されつつある(私のバイト先の場合)。
そんなツバキがこの春満を持して新発売した、美髪ヘアマスクですが
これ、驚くほどに売れません。むちゃくちゃ売れ残ってる。
どーしたことか。
去年は、あれだけ馬鹿売れしてても
「まぁあれだけCM流してりゃそれくらい売れてくれなきゃ困るわな」
だったのが、今年は
「あれだけCM流してるのに全く売れないのはやばいんじゃ…」
と勝手に心配にもなります。それくらい売れない。


まぁ、高いんだよね、高すぎるんだよね。
今までトリートメントは798円とかで売ってたのに、
これはドラッグでも1300円台とか突入しちゃってるからね。
アジエンスのヘアマスクも、雑誌ではベストコスメに選ばれたり
絶賛されたりしてたけど、1200円台だからか実際は大して売れなかったもんなぁ。
だってそのお金でパンテーンとか、普通のヘアマスク2個買えるもん。
それに、ほんとにいいヘアケア使いたい人はサロン専売品とか買うし。
一般ヘアケアでこれは高すぎるんだろう。シャンプー798円で、既に限界近いと思う。


ただパッケージのあのつや感とか、CMの美しさは相変わらずなんで
それなりに売れたらいいのになーとは思う。
ちなみに私はアレルギー出る点と香りが長く残る点から、購入予定なし。


  • セグレタ

花王の新ブランド、セグレタ。
花王は、アジエンスでいち早くアジア女性の髪に目をつけたのにも関わらず
その後、それを追って日本女性の髪に目をつけたツバキに
こてんぱんにやられて、シェア奪われて、
一時は殆ど動かなくなったりしてたわけです。
アジエンスはね、中途半端にチャン・ツィイーなんて使わないで
初めから日本に焦点絞って日本人を起用してたら
もうちょっとうまくいってたとおもうんだけど。まぁ今更ですね。


それでセグレタ。
今度は40代以降を狙った高価格帯ライン。勿論詰替なし。
パッケージは…まぁ可もなく不可もなくってところですかね。
最近、40代50代ターゲットだと、各社揃ってスキンケアでもなんでも
パッケージが紫になりがちな気がするんだけど、いいのかな。


さあ、これ売れるんですかねー。
ツバキのときみたく、スペース確保などの取り扱い条件が厳密に決まってて
がっつり売るつもりで出してるかんじが出まくってますけど。
しかし40代以上の女性って、自分の年代に合う新しいヘアケアが出たからって
すぐ買ってみたりするのかなぁ。そこが一番疑問。
だって家族皆で同じヘアケア使うことって多いでしょ。
そしたら皆で使えるアジエンスの方がまだいいよねぇ。
そう考えると、世代をターゲットにするのって危険な気がする…
ツバキも発売直後に飛びついた購買ラッシュは、
やっぱり若い人の方が断然多かった気がするし。


まぁ、結局こういうのって初めは見た目、広告で決まるから
花王がどこまで広告で資生堂に迫れるのか、そこにも注目。
美しさの面で迫るのは無理だとしても、購買意欲の上がるCMを。
クリスティ・ターリントン、どう使われるのかなー。うまく使って欲しい。


  • ラックス カラーシャイン

これね、これはね、正直微妙だと思う…!
カラーケアにターゲットを当てたコンセプトの新商品なんですが、
色が3種類あります。
で、あぁこれはロレアルで出てるような、
髪色を補充するタイプのヘアケア剤(どー考えても髪痛みそうだよね)なのかな?
と思いきや、そうではないらしい。
結局は染めてる髪の明るさによってダメージが違うから
そのダメージ度合いに合わせたケアをしましょう、ということらしい。


…微妙!
そもそも、アウトバストリートメントの1点ものならまだしも、
シャンプーコンディショナーのラインで
カラーケア対策のもの出すのって危険な気がする。
色落ちよりも痛み。大体の人がカラーケアよりダメージケア用のを買う。
「ダメージケア用」と称して、カラーしてる人に最適というのは手だけど
「カラーケア用」と称して、結局ダメージケアってのはいただけない。
だって大くくりの「ダメージ」の中に「カラーダメージ」があるんでしょ。


しかも、自分の髪が何色であれ、一番明るい色のシャイニーライトブラウンにしとけば
誰でも一番痛みが解消されるんじゃ?って思ってしまう。私ならそれ買う。
だってさ、アウトバストリートメントですら、
モッズがダメージ別に3種類出したりしてるけど
最早一番深刻なダメージ用のしか売れないよ。
わざわざカラーケア用のヘアケア買う人って、
色落ちとか痛みとかをかなり気にしてる人だし
それほどひどいダメージじゃなかったらそもそもカラーケア用のなんて買わないし。
大丈夫かモッズヘア、ラックス、ダヴ(全てユニリーバ)。
ここ数年、ユニリーバはブランドのラインを増やしすぎて墓穴掘ってると思う。
せめて2ラインでいい。
ラックスもダヴのスキンケアも3ラインもいらない。置けないし売れないから。
という店の声を知ってか、今回レギュラーサイズの発売はないらしい
(これは非常に正しい)。


パッケージは深い茶系のグラデーションる良くも悪くも斬新、目立ちます。
さぁどーなるのか、これ、ほんとに売れんのかな?