アンプリチュード ロングラスティング リキッドファンデーション 00 他

昨年末にファンデーションを使うようになってから、ずっと気になっていたアンプリチュードのベースメイクをやっと試して、購入した。


目次


アンプリチュードでの購入品

買ったのは下の3点。

  • クリアカバーリキッドベース
  • ロングラスティングリキッドファンデーション 00
  • フィニッシュルースパウダー 01

化粧下地とファンデとお粉、基本の一式を全て買った。


タッチアップするまで

アンプリチュードのカウンターには今回初めて行ったんだけど、コスメフロアの中のどこにアンプリチュードのカウンターがあるのかよくわからず、最初結構な時間迷ってしまった。アンプリチュードカウンターは、コスメフロアとたしかに同じフロア内ではあるが、離れたところに飛び地状態で存在していた。あんなところにあったとは。そういえば、これまでここのコスメフロア内でcelvokeが見当たらないなあと思っていたことがあったんだけど、celvokeもアンプリチュードと一緒の飛び地内にあった。

アンプリチュードのBAさんは終始非常にプロフェッショナルでとてもよかった。今回はファンデーションを試したので、初日のタッチアップ時と、購入時とで一週間に2回カウンターに行ったのだが、二日間のどちらで接客してくれたBAさんもすごくよくて、またここで買い物したいなあと思った。

カウンターへは、ファンデを買うならリキッドタイプ、ということだけを決めた状態で行った。リキッドファンデーションを手の甲で試してみると伸びと肌なじみがよくて、複数色試してもあまり大きな色の差を感じず、自分の肌色がどのあたりにあるのかが全くわからなかったので、メイクを落としてちゃんと肌色を見てもらうことに。この日は仕事をかなり早く上がって行ったのでそんなに混んでおらず、割とすぐに案内してもらえた。


タッチアップしたもの

クリアカバー リキッドベース

リキッドタイプの化粧下地、1色展開。

私は毛穴や凹凸などをしっかりカバーしたいというより、なんとなくぼかせればいい程度なので、その好みを伝えると下地はこちらでよいでしょうとのこと。

パッと見、今使っているRMKのメイクアップベースと似ている、ゆるい液状の下地。RMKよりやや粘度が高いのと、ピンクベージュっぽい色みがしっかりついてるのが違い。ただ肌に伸ばすとみずみずしくすーっと伸びるのは同じだし、こちらも色らしい色はつかない。肌色補正力はほぼなくて、肌色を整えるというより表面をつるっと整えることで仕上がりを変えるようなかんじの下地。半顔塗ってもらった時点で、たしかにもう片側とは肌の仕上がりが変わっていて、元の肌よりちょっと色白で、ちょっと綺麗な肌に見える。この仕上がりをなんと形容したらいいのか難しいけど、わかりやすくパールが入っている下地なわけでもないのに、肌がこれだけ変わるのが不思議。どういうことなんだ?

これは購入した。全顔と首まで、合わせて2プッシュ分塗ることを推薦されたが、私はファンデを顔の中央の一部にしか塗らないこともあり、普段は1プッシュしか塗ってない。ただこれをメーカーの推奨通り2プッシュしっかり厚めに塗ると上に書いたように下地だけで顔の質感が変わるので、下地とお粉だけのベースメイクをするなら、この下地をしっかり量塗った方がいいと思われる。


ロングラスティング リキッドファンデーション 00

リキッドタイプのファンデーション。10色展開。

メイクを落としてBAさんに見てもらったところ、私の肌色は00と10の間。どちらかの色がぴったり合っているというわけではないので、どうするか迷い、BAさんに相談した。ここでもしBAさんのアドバイスがなかったら、私は無難だからという理由で暗い方の10を選んでいたと思う。

アンプリチュードのファンデは自分の肌色と、その両隣の色2色あたりまでであれば使えるようになっているそう。例えば肌色が10ドンピシャな人だったら、10の他に大体00と20も使えて、その中でどの色を選ぶかは好みとのこと。私はそもそも今使っているRMKのリクイドファンデーションの101が肌より黄色暗くて、時間が経つとさらに黄色くくすむのが嫌で新しいファンデを試しに来ているので、じゃあ明るい方の00かなあと思い始める。

またBAさん曰く、00は唯一カラーレスタイプで、カバー力はないが透き通る感は抜群。カバー力がなくてもいいのであれば00の方がくすんだりしないのでおすすめ、とのことだった。私はノーメイクでも顔の方が首より白いので、00を使うことで余計に顔だけが身体の他の部分よりも白浮きしないかが心配だったが、腕や手の色まで見てくれて、お客様くらいの肌色であれば大丈夫ですよ、と言ってくれたので試しに00をタッチアップしてもらうことにした。

で、ファンデを半顔分塗り終わった時点で、その仕上がりにびっくり。

半顔だけ涼しくなっている。顔色が青かったり白かったりするわけでもないのに、なぜか冷たく見える。半顔だけ温度が低い。涼しい肌、冷たい肌、温度が低いかんじ。アナ雪のエルサを思い起こすような、青い質感。アンプリチュードは、このエルサ肌のことを「透き通る肌」と言っているのか、とここで納得した。

私はこれまでたくさんのファンデを試してきたわけではないので、そんな経験値激低の状態でアンプリチュードのベースメイクを試しても他のブランドのものとの違いはわからないのではないか、と思っていた。でも実際には、そんな私にもはっきりとわかるくらい、今まで使っていたファンデや、これまでに試したファンデとは違う仕上がりになった。色がどうとか、カバー力がどうとか、そういう問題じゃなくて、質感が違う。全然違う。なるほど透き通る感、いやーすごい。

この時点でファンデは購入決定。ファンデのサンプルは20の色からしか作っていないので00も10もない、20は私には暗すぎて薄塗りしても浮いてしまうと思いますということだったので自分では試せなかったけど、カウンターで00を塗ってもらった日に夜まで一日様子を見て、後日そのまま00を購入した。


リキッドコンシーラー 01

その後、コンシーラーと、ルースパウダーでベースメイクを仕上げてもらった。

コンシーラーは筆ペンタイプで4色展開。タッチアップでは01を使ってもらった。

このコンシーラー、微細パールが効いていて、ハイライト代わりにすると肌がさらにペカッとする。このコンシーラーと、後述するチークに付属しているハイライトの合わせ技の威力がまたすごかったんだけれど、自分ではそこまでは使いこなせる自信がなかったのと、毎日のベースメイクにそこまでは時間かけないな、ということで買わなかった。


フィニッシュルースパウダー 01(トランスルーセント ライトベージュ)

ルースパウダー。2色展開。

お粉は使っても使わなくてもよいです、下地とリキッドファンデーションだけであまり崩れませんので、とかなり潔い営業。崩れが気になる部分にだけごくあっさりのせる。

この粉は色付きに見えるけれど、実際に使うと特に肌の色を暗くすることはなく、しっとりだけどすべすべの肌表面にしてくれる。今まで自分で使っていたkissのマットタイプのルースパウダーよりもかなりしっとり感のある仕上がりなので、未だに自分の肌の触り心地に違和感があるが、まぁこれは慣れでしょう。

使わなくてもよいですと言われたがこれは購入した。私は土日や、ライヴなどでベースが崩れまくるとわかっている日にはファンデを使わないけど、それでも日焼け止めの上にお粉ははたくので、ルースパウダーは買う必要がある。


コンスピキュアスチークス 08(ディープローズ)

カウンターに行ったのがちょうど新色発売前のタイミングだったので、最後にチークの新色とリップもつけてくれた。

チークは8色展開のうち、秋の新色だった08のディープローズ。いつもチークを使わないか、使うとしてもうっすら系のものばかりな私からすると濃いめの色に見えたけど、BAさんが客観的に選んでくれたので信頼してお願いした。

で、いざタッチアップしたらこの色がめちゃくちゃハマっていた。他のブランドのカウンターでもタッチアップの最後にチークを塗ってくれるけど、それでこの色いいなと思うことってチークに関してはこれまでほとんどなかった。が、アンプリチュードのこの色はよい。肌にのせると見た目よりずっとよくなじんで、ほんとに自然な血色になるし、明るすぎないし暗すぎない。黄色すぎないし青すぎないし赤すぎない。絶妙。まさに血色なので、意外にも他のメイクの色や服の色を選ばなさそう。

そしてこのチークについてくるハイライトがまたすごい。リキッドファンデの時点で自分の肌に感動していたが、さらにリキッドコンシーラーと、このコンスピキュアスチークスのハイライトを合わせたら、肌があり得ないレベルでつやんとする。エルサー!まじで、肌だけエルサ。つやんとするけど、私の嫌いなパールギラギラ系ではなく、あくまで静かに、冷たく、つるっとする。鼻筋もCゾーンも、これまで他のカウンターでメイクしてもらったときを含めても自分で見たことないレベルで綺麗になる。なんじゃこれは。技術革新とセンス、すご。

ファンデの次にチークに感動するという予想外展開だったが、このチークはそれなりに高いのと、現時点ではまともなチークブラシもハイライトブラシも持っていない自分には使いこなせる気がしないので買わなかった。同じような深めローズ系でチーク探してみようかな、という気にはなった。


コンスピキュアスブラッシュリップス 02(ソフトピンク)

筆ペンタイプのリキッドルージュ。これはこの秋の新製品らしい。

7色展開だけど、このときにカウンターでつけたい色がなくて困った。いや休日なら05のレッドとか06のバーガンディとかを選ぶんだけど、この日は仕事帰りでこの後保育園に迎えだったし、服もドカジュアルだったので、赤はちょっとなー、ということで、無難極まりなく02のソフトピンクに。

色がしっかり目にのるリキッドで、パールだかラメだかがキラキラと綺麗だったが、私の好きな仕上がりではなかった。ソフトピンクという色名だけど、だいぶ黄色いピンク。元々、つやの出るタイプのリキッドルージュはあまり好きではないのと、合う色がなかったのが痛い。02は黄みが強いし03は青みが強いように見えるしで、もう少し中間色で明るめピンクがあれば試してみたかった。ただここはアンプリチュードだし秋冬の新作だしで、まあそういう色出しがないことはわかる。


タッチアップ後、夜まで様子見してみて

リキッドファンデの仕上がりに感動したものの、色がこれで大丈夫なのかをカウンターの照明下以外でも確認するためにその日は一旦持ち帰りにして、そのまま夜まで様子を見た。

そしたら夜までそのままくすまなかった。塗りたてよりもなじんでからの方が明るさは少し落ち着くが、その後数時間単位の経時では変に黄色くなったり暗くなったりしない。そしてカウンターで感動した質感もそのまま持続する。最後まで顔がエルサ、いや肌表面の質感だけがエルサのままだった。色はやっぱり若干明るい気もしたのだが、まあ普段はこんなに大量にファンデ使わないし、顔の端までは塗らないからいけるのでは、と判断。

また、真夏に買いに行って、帰りに大汗かいた割に崩れなかった。暑さや汗で崩れるというより、時間が経つとよれてくるのはある、目周りが顕著。ただ、私は普段自分では目の周りにはファンデを塗らないし、頰に塗るファンデも薄塗りしかしないので、ここは自分にとってはマイナスポイントにならなかった。

家に帰って、色んな照明の下でまじまじと自分の顔を見てみたが、ここまでしっかりファンデを塗って、コンシーラーとハイライトもきっちり入れてもらうと、肌の仕上がりがいつもと全く違うものになるのはもちろん、顔立ちまで違って見えるんだな、という新たな発見を得た。普段よりもかなり鼻筋がくっきり、Cゾーンがぺっかりしているので、貧相な私の顔がいつもよりは端正に見える。私の鼻、そういえばこっちに曲がってるんだったな、と普段は全く気にしていない点までよくわかる、という副作用が出るほど。

いや、肌って大事だね。


購入後、自分で使ってみて

というわけで、クリアカバーリキッドベースと、ロングラスティングリキッドファンデーションの00と、フィニッシュルースパウダーの01を購入し、平日はセットで毎日使っている。

下地は1プッシュちょうど、ファンデは0.5プッシュくらい(直径数mm程度)を頬メインで顔の中心だけに使って、目周りとか顔の端には塗らない。その上にルースパウダーは適当な量をTゾーンと目周りにだけ薄塗り。この使い方をするとファンデの色は合っていて、カウンターで塗ってもらったときよりも落ち着いた肌色になる。00を選んで正解だった。

これだけ薄塗りしているのでカウンターで感動したときほどの冷たい質感は出ないけれど、普段仕事をするときの肌としてはこれで十分綺麗。去年末まで、長年日焼け止めとお粉だけで運用してきた私だが、今回アンプリチュードのベースメイクと出会って、わざわざファンデを塗る意味がわかった。ファンデを塗らないよりも確実に綺麗なんだけど、ファンデを塗っていないかのような、元から肌が綺麗な人のような、矛盾のある仕上がりになる。不思議だ。

RMKのメイクアップベースとリクイドファンデーションを使っていた頃より、アンプリチュードの組み合わせの方がよれないし、崩れない。なんなら時間が経ってからの方が、全体的に綺麗なつやが出るような気さえする。RMKを使っていたときのように、小鼻の脇にファンデがたまったり、日中いつもかけているメガネの下枠が当たる頰の部分のファンデが落ちることもあまりないし、夕方に頰の一部で毛穴落ちが出ることもない。

この間、試しにRMKの下地とアンプリチュードのファンデを合わせてみたら、アンプリチュードの組み合わせのときよりも多少テカったような気はしたものの、やはりあまり崩れなかった。頰全体にはルースパウダーは使っていないので、つまりはアンプリチュードのファンデが崩れにくいということなんだろう。

真夏に購入して使ってこれくらい崩れにくいので、春夏は安心して使えるなあと思っている。逆に乾燥の激しい冬にはどうなるかはまだわからないが、元々アンプリチュードのファンデは2018年の9月にブランド登場と一緒に発売されたものなので、冬場の方がより強かったりするんじゃないだろうか、と勝手に期待している。

他、何よりくすまないのがまたよい。元のファンデの色が肌の色調に合っているというのが一番大きいのかもしれないが、時間が経っても変に黄黒くなってこないのはほんとうによい。これがアンプリチュードのリキッドファンデ全色に言えることなのか、BAさんが言っていた通り00はカラーレスだからくすまないということなのかが不明だが、どちらにせよ、私がRMKの101を使ってきた過去数か月間はなんだったんだろうか、というくらい違う。



結論としてよい買い物をした。今後、他のベースメイクものに移ることはあるだろうけど、今のラインナップよりも明るい色のファンデが出ない限り、RMKのリキッドファンデに戻すことはない。

アンプリチュード 、長く使いたいのでもっとカウンター増やしてほしいな。11月には渋谷駅上に入るみたいだけど。まあ、カウンターが増えるまでは今回買った百貨店に通おう。


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