DIR EN GREY・TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of VULGAR] @ Zepp Nagoya 1日目

引き続きまして、2016年6月のVULGARツアー。(これを書いているのは2017年4月)

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VULGARツアーは結局3本観た。2本がツアー頭のゼップ名古屋2days、残りの1本は追加公演でツアーファイナルのZepp Tokyo。どの回も楽しかった。
(VULGARツアーの他の公演のライヴレポは記事の最後にリンクあり)

なんでわざわざ名古屋まで行ったかというと、私は新木場スタジオコーストが嫌いだからです。このツアーも、最初からちゃんと東京公演があったんだけど、それが新木場だったので回避し、わざわざ名古屋まで遠征してしまった。まあ金、土曜という週末日程だったし、名古屋なら半バケ取って午後出発で余裕だしね。私はゼップが好き。ステージに近くなくていいから前方に突っ込みたくなくて、平和に観たい人としては、Zepp NagoyaZepp Tokyoもキャパの割に観やすい。遅い整番でも観やすいし。


でライヴですが、行ってよかったー!わざわざ名古屋に来た甲斐があって、楽しかった。

私は2014年のGAUZEツアーでARCHE曲を初めて聴いたときや、ARCHEの音源を初めて聴いたときから、「これはVULGARとWitheringの間の雰囲気だ」とずっと思っていたので、今回の懐古ツアーで2010年代後半の今のディルが演奏するVULGARを生で体験できてよかった。これこれ、これが観たかったんだよーやっぱり、VULGARは今のディルにめっちゃ合うじゃん!という。GAUZEツアー時に10年前を思い出しながら想像していた光景と音に、今回2年越しでやっと出会えた。

以下、懐古、セトリ、ツイート、詳細な感想の順に書きます。


オリジナルのVULGARツアーに行っていた頃の話

この日のライヴについて書く前に、懐古厨らしく過去の回想を。

DIR EN GREYがオリジナルのVULGARツアーをやっていた頃、私は学部生だった。理系学部の宿命で夕方の最終枠までぎっちり講義が詰まっていて、半年のうち一度でも欠席すると問答無用で留年確定という講義が多い状況、かつ学費を稼ぐためのバイトにも忙しく、中高生のときのように遠征までして馬鹿みたいな数のディルライヴに行くことはなくなっていた。以前は、全通するようなディル友たちから余ったチケットがばんばん回ってきていた上、友人から遠征費用をほぼ全て出してもらっていたけど、大学生になったのを機にそれもやめて、ライヴは全て自腹切ることにしたし。

それでも、行ける関東公演には頑張って行っていた。当時は、東京でのホールライヴとなると10人以上の集団で行っていたので、わちゃわちゃと楽しかったなあ。日比谷野外音楽堂では一般流通のチケットを別々に取ったディル友とたまたま隣の席になって、当日座席でびっくりしたこと、野音の帰りに皆で大戸屋に行ったことやその席順、ツアーファイナルのZepp Tokyo、当時は砂上の唄を携帯の着メロにしていたのでライヴの日ともなるとディル友たちからの着信で一日中あのサビが鳴っていたこと。未だに色々と覚えてる。

その後、Witheringあたりで京がまじ出血したりまじ吐血するようになって嫌気が差し、私も毎日学生実験とそのレポートと大学院の学費確保のためのバイトに追われるようになって、2005年頃からディルのライヴには徐々に行かなくなってしまったので、VULGARツアーおよびVULGAR~Witheringあたりのライヴは、私がライヴ自体を純粋に楽しめていた最後の時期として思い出に残っている。

まあその後、2014年のGAUZE回顧ツアーで見事にディルライヴに返り咲き、ファンとは言えないまでもたまにライヴを観るというかんじで今に至るわけですが。
 
 

VULGARはここ数年のDIR EN GREYにとても合っている

GAUZEツアーで返り咲いた私は、その後、最新アルバムARCHEの収録曲を聴くたびに「ああ、これは2004年前後の、VULGARからWithering to death.にかけての、あの空気だ」と思っていた。VULGAR曲と、Withering曲の一部を合わせて演奏していた、2004年前後のあの時期。

このことを初めて思ったのは、2014年8月のGAUZEツアー名古屋初日のアンコールでChain repulsionが初披露された瞬間だったけど、その後リリースされたARCHEを聴いて、改めてそう思った。これは、間違いなく懐かしのあの時期の空気だ。あの時期の雰囲気の音楽を、10年以上経った今のディルがやっている。
Witheringはアルバムはすごく好きだけど(当時の)ライヴパフォーマンスがだめ、MARROWの音楽性で完全に脱落、UROBOROSDUM SPIRO SPEROはこれを名作と言う人がいることは大いに理解できるけれども私自身は全くついていけない、という理由で約10年間ディルと離れていた私にとって、彼らが今になって10年前の雰囲気をまとったARCHEというアルバムを出したことは単純に嬉しかった。

ARCHEツアー当時は、GAUZEでやった懐古ツアーがその後ここまで拡大されるなどとは思っていなかったので、Cause of fickleness聴くたびにNew age culture思い出すなーとか、Chain repulsion聴くたびにMachiavellism思い出すなーとか勝手に思っていただけだったけど、その後、まさかの過去ツアー祭りが決定。

VULGARは、アルバムそのものでいうとMACABREとかWitheringほど好きではないけれど、リアルタイムでライヴを観に行って楽しめていたぎりぎり最後あたりの時期だし、何より、ARCHE後の2016年の今のディルが演奏するVULGAR、合わないわけがない。これを観に行かないわけにはいかない。DVDじゃ意味ない、絶対に生で観ないと。

というわけで、名古屋まではるばる遠征するに至ったのでした。でも行った甲斐があったからよかったよ。だってやっぱり、VULGARは今のディルにものすごく合ってたもん。
 
 
 
ここからやっとこの日のライヴの内容です。

セットリスト

Audience killer loop
明日無き幸福、呼笑亡き明日
RED...[em]
砂上の唄
Marmalade Chainsaw
Un deux

Amber
Drain away
Phenomenon
お経
蝕紅
New age culture
R to the core
Child prey
The inferno

Obscure
詩踏み
The IIID empire
Sustain the untruth

 

感想ツイート

ライヴ前



 

ライヴ後











  
 

細かいライヴの感想

  • やっぱりゼップ大好き、東京に住んでいても ゼップ名古屋>>新木場スタジオコースト だよ。整番がそこそこでも安全によく見える、最高
  • この日はツアー初日だけどちゃんと京の声が出ていてラッキーだった。カラオケ回でもなかった
  • 思っていた通り、ARCHE曲とVULGAR曲の相性が素晴らしい。これはWitheringツアーも期待できる

 

本編

  • Audience killer loopでの映像、胸糞悪い系で鬱屈してて、とてもディルっぽい
  • その後の2曲目が明日無き〜でいきなりテンション上がった。この曲好きだし、ひねくれつつも歪んでおらず、ひねくれきっているが故に無駄に明るいかんじが京に合っていてよい。昔の京に合ってたけど、今の京にも合うんだなあ。
  • REDと砂上は、「歌うまくなったなーやっぱ京は高音が綺麗だな」とは思ったが、意外にもそれ以上の感動はなかった。楽しみにしてたし、砂上は特に好きなのにな。まあ綺麗にまとまってました
  • Marmaladeは客のノリにびっくり。サビで、人差し指を立てた両手を順々に縦振りするというあのフリ(昔のHydraのAメロでやってたあのフリ)が周りで大流行。
  • この日がVULGARツアー初日だったわけだけど、このフリを結構な数の人がやってたので、今のディルでもこういうノリ方があるのか、と驚いた。ついでにいうと鬼葬ツアーでも見た。マーマレードはたしかに楽しいけど、私はそれほど好きではないな
  • Un deuxは私全然好きじゃないんだけどよくやってる印象、バンド的には大事な曲なのか?
  • 鱗は好きなのでまた聴けて嬉しかった。VULGARによく合ってる。Witheringにも合うと思う
  • Amberは音程やばかった。サビまでは普通なんだけど、サビでボーカル一人だけがやばい方向に転調。KAMIJOを連想する転調…もったいない
  • Drain awayはPVが流れた気がする。この曲がリリースされた頃、ちょうど一年間ディルから離れていたので、ちゃんとPVを見た記憶がなくて新鮮だった。映像に気を取られ、バンド自体についてよく覚えてない。歌はよかった、やっぱ昔より今の方が数倍うまいし響く
  • PhenomenonはめちゃくちゃVULGARっぽいなーこのツアーに合うわ
  • Phenomenon〜お経〜蝕紅のあたり、まさに京の本領発揮というかんじで、京のファンとかアーティスティックなディルが好きな人はこういうのが大好きなんだろうなあと思った。私はこういうディルが好きなわけではないんだけど、それでも引き込まれるものがあった。GAUZEツアーでのmazohyst of decadanceとか罪と罰とかを思い出した
  • お経中、京以外の他のメンバー(特に弦楽器隊)が、京のパフォーマンスをガン無視して普通に次の曲の準備してるの面白い
  • New age culture最高すぎる。VULGARリリース当時から大大大好きだったけど、10年以上振りに聴いてもやっぱり好きだった。ディルのこういう曲、というか、京が歌うこういう曲、ほんっと大好き
  • New age cultureは私の中ではCause of ficklenessと同じ部類に属する。あの爆発力というか、勢い一発勝負みたいなところが最高
  • そして今聴いても、やはり終電を逃した人の歌に聞こえることに感動。最終列車!チワワチーワワ!(上のツイート参照)
  • R to the coreは「DIR EN GREY」というネオンがピカピカ点滅する、みたいなかんじの演出だった気がするけどあまり自信がない。あっという間に終わってしまった
  • Child preyはリリース時、元々好きな曲ではなかった上に、オリジナルのVULGARツアーのときにライヴハウスでやばいファン達にめちゃくちゃ押されまくり嫌になったという印象しかなかったけど、今日平和な場所で観ていたら普通に楽しかった。全然好きではないけど単にノリが楽しい。未だにDragon Ash思い出す
  • そしてChild preyからのThe inferno、これがよかった。ARCHEツアーで観たときは、私の中での曲の印象と、流れる映像の印象が全然合ってなくて、「?」となっていたが、今回はあの映像ではなくシンプルな演出(詳細覚えてない…)で、あーこれこれ私のinfernoのイメージはこれ!というかんじで、納得した。チャイプレからの怒涛の勢いのままのシャウト、とてもよい。

 

アンコール

  • Obscureは当時から公式に推されてる割に私は好きじゃないけど、最近の演出を合わせるとやっぱりこのバンドに合うなあとは思った。しかしやっぱり好きではない
  • 新曲の詩踏みを初めて聴いたけど、あまり好きじゃなかったし特にピンとこなかった。周りの客が普通にノッてたので、既存曲かと思ってた。
  • たしかいつもの煽りからのThe IIID Empire。VULGARツアーに関係なく、長年の間公式に推されてる第三帝国ですが、私はさほど好きじゃないので、うーん
  • ラストがSustain。ライヴで聴くと音源の何倍も映える謎曲。ライヴで楽しくはあるが、元々好きなわけではない。今回はToshiyaの高速ぐるぐるも見られず
  • ただIIID empireの後にSustainを置いたのは大正解だと思った。かなり合っている。この曲がVULGARに合うとは、この日この曲順で聴くまで考えたこともなく、意外だった
  • 結局この日のアンコール曲はほぼ私の好きじゃない系だった

 

おまけ

  • この日の終演後の餌撒きタイムに、Dieさんのピックをゲットした。Shinyaを見てたら何かが私の靴の上に落ちてきて、前に誰もいなかったので普通に拾ったらDieさんのだった。前見てない。
  • ディルのピック取るとか、たぶん15年ぶりくらいなのでびっくり。ディルの餌争奪戦は激しすぎるイメージがあるので(フロアで流血当たり前の90年代末のまま私のイメージが止まっているだけなので、最近の実際のところは知りません)、参加しないようにしているが、無傷で取れるとは。いい記念になった。

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ツイート見てたら色々思い出した。こないだ書いた、2016年5月のKAMIJOソロのことはあまり思い出せなかったのに、その一週間後のこのライヴのことはこれだけ思い出せる。やっぱり楽しかったからなのかな。


初日のレポで感想をほぼ書き終えてしまった気がするけど、名古屋は2days行ったので、翌日のライヴレポに続きます。

VULGAR名古屋2日目(6/4)

 
 

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