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DIR EN GREY・TOUR14 PSYCHONNECT -mode of “GAUZE”?- mode:35 @新木場STUDIO COAST(追加公演)

GAUZEツアー6本目、追加公演のツアーファイナル。8月の頭、最初に見た新木場に戻ってまいりました。

すごい楽しかったー!楽しい2014年の夏をありがとうDIR EN GREY!!

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  • 後の映像化のメインとなるツアーファイナルということで、歌も演奏も、ツアー序盤よりだいぶよかった
  • ツアー最後の最後になって、Cageがぎりぎりカラオケを脱した
  • 旧罪罰で弦楽器隊+ボーカルがセンターに集まり、さらに薫がモニターに片足をかけるという懐かし光景に死んだ
  • セトリも好きだった。最後に、またかすみと輪郭と羅刹を聴けてよかった
  • 最後のMC、特に大したことは言ってないのに、過剰なやり切った演出と珍しさと客の熱狂のせいで、有難さ満点みたいな雰囲気になってて場の宗教感すごかった。さすがカリスマ京様


ツアーファイナルのセットリストはこちら

GAUZE -mode of adam-
ゆらめき
MASK
Cage
かすみ
蒼い月
輪郭
アクロの丘
mazohyst of decadence
蜜と唾(新)
304号室、白死の桜
raison deter
Schweinの椅子
蜜と唾(旧)


予感
新曲(大地蹴らない方)
SUSTAIN THE UNTRUTH
羅刹国
激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇



この日は整番が700番台。新木場は、めちゃくちゃ良番でない限り、何番でもあんまり見やすさ(というか、見にくさ)は変わらない印象がある。番号通りに入ったものの、フロアで押しまくられるのは絶対に嫌なので、バルコニーでまったりと開演待ち。それなりに距離はあるものの、視界を邪魔するものが何もなく、ストレスなく全体がよく見える位置でした。

開演時間になって、一緒に来た同行者(入場後、上手と下手に別れた)はどこにいるのかなーと思ってきょろきょろしてたら、PA卓のスタッフが片手を上げて、天井についてる照明から垂れ下がってる紐を引くような動きをしたのをちょうど見てしまい、うわしまったと思ったけどやはり暗転の合図であった。というわけでファイナルでは暗転のどきどき味わえず…


今日はゆらめきスタート。ピアノ始まりだったかは忘れた。その後もMASKとCageと、GAUZE曲続き。

MASKは、後ろから改めて見てたら、サビでの客のフリの揃い方がものすごくて、びっくりした。とっても綺麗。ディルでこんなにも多くの人が揃って同じフリをしているのを見たの久々すぎて、でもステージ上にいるのは2014年のDIRで、GAUZEツアーのツアーファイナルにして、今更ながらまたしても不思議な違和感を感じた。今日も、京の歌の調子は割とよくて、サビでの伸びやかな高音に酔いしれました。音源でも、純粋に歌声だけで言ったらMASKのサビが一番好きかな。綺麗。

Cageは、これまで観た5公演ではほとんどカラオケになってた(しかも背景映像が無駄に凝ってるもんだから、贅沢なカラオケ感が際立ってしまってしょうがなかった)んだけど、この日は違った!この日が一番よかった、カラオケを脱してた。特に何を変えてるわけでもないんだけど前半中盤すっごい研ぎ澄まされてて、歌も演奏もよかった。後半のベースソロ後の「非嘆故に前が見えず」部分から突如歌詞変えて、これまで客の合唱パートだったその後のサビ部分も歌詞変えのまま京が独唱、たしかそのまま最後まで。歌詞切り替えのタイミングで集中力が途切れたのか、そこ以降は歌のクオリティが落ちたかんじだったけど、それ含めても余りあるほどよかった。久々にこの曲で惹きつけられた。

私が一番Dirに熱かった時期のシングルで、当然overheat DXでのメディア初OAの瞬間もラジオにかじりついて録音しながら聴いて、テレビに出れば録画して、音楽雑誌の表紙を取ればARENA 37℃、POP BEAT、Vshotと複数種自腹で買って、夜中にPVをコマ送りしながらShinyaのコス衣装つくって、ライヴともなればウィッグつけてパピヨンShinyaのコスして、とやっていた、あのCage。GAUZEツアー後割とすぐにアレンジバージョンばっか演奏するようになっちゃって、音源に近いバージョンを最後に聴いたのがいつなのかすらも最早記憶にないけど、最後の最後でいいCageを聴けてほんとうによかった。やっぱり好きだ、この曲。


GAUZE曲を3曲続けた後、かすみ蒼い月輪郭!ここ好きだったなー。新旧ごちゃ混ぜセトリ。それぞれ2003年、1997年、2012年の曲だよ。それを3曲続けて演奏しても、もうさほど違和感なくなってきてる。何度も聴いた私もだけど、演奏してる側も、このツアー通してなじんだのかね。ツアー頭の新木場のときのような、昔の曲と今の曲が完っ全に断絶されてる、っていうんじゃなくなってたんだよね、不思議と。

かすみは完全にのめり込んで聴いてしまって詳細覚えてない。

蒼い月はそれなりに盛り上がっていてよかった。京と一緒にAメロのフリをやる客も、相変わらずかなりの人数。その一方で、「微笑んで」とか「幸せなの」の後に続くドラムのリズムに合わせて、00年代のノリで片手をグーパー上下させながらヘドバンしてる客とかもいて、あーこれは新しいなーって思った。楽しそうだった。本家GAUZEツアーから15年経った、このツアーならではの光景。

そういえば蒼い月のラストはToshiyaのベースが徐々に下がっていって終わるんだけど、いつの間にそれが派手すぎドヤ顔すぎになってきているのがウケる。目立ちすぎ。いつものことながら、完全に主役獲りにきてる。ていうか、まだライヴ序盤だよ!

輪郭は相変わらずすごく好き。これで最後だから、Shinyaのドラミングを目に焼き付けた。このツアーで初めてちゃんと聴いた最近の曲の中では、LOTUSと輪郭が断トツで好き。まあShinyaのドラミングが華麗で、観ててテンション上がるというのもあるが、曲自体が好き。激しさとかは、曲そのものというよりライヴが楽しいという意味で好きになったけど、別に曲そのものが好きなわけではないもんな。


その後4曲はいつも通り京のターン、ここも割とよかった。アクロも汚くならず熱かったし、マゾヒスト新罪罰お経タイムまでかなりクオリティ高かった。

今日のアクロは割と綺麗め、発声もちゃんとしてて、私が好きなAメロをきっちりきめてくれたので嬉しかった。途中で叫ぶ客もいなかったし、新木場だとあのライトもちゃんと効力を発揮するしでよい。最後だからと、この曲で珍しくToshiyaを見てみたら、最後の「愛してた」を思っていたよりかなり大袈裟に、大口開けて満面の笑顔で口パクしてて、ああToshiyaだなあって思った。あざとく、抜かりなく、ある意味とてもうざいが、これこそがToshiya。

そういや今日はアクロの締めのチャラララーンを薫が弾いててびっくりした、完全にDieしか見てなかったので、???ってなった。そんなことあるんだねー。他でもこれやってたのかな、気がつかなかった。今日も曲途中での客の叫び声は聞こえず、最後の最後でアクロが嫌な終わり方しなくてよかった。

マゾヒストはスタートのシャウトからして結構よかった。やっぱ、映像化される日のパフォーマンスは違う…このあたりの京は、編集次第でかなり絵になるはず。

そうだ。このツアーで驚いたのは、15年前の私がちょうディル馬鹿だった時代ですら、アルバム聴くと「長いなー」と思っていた(これぞ薫の思うつぼである)マゾヒストとアクロが、今ライヴで聴くと、全く長いと感じないことなんだよね。マゾヒストはセリフがなくなって間延び要素が減ってるのはあるけど、アクロは基本そのままなのに、ライヴで何度聴いても長さを感じない。もちろん日によって出来不出来はあるし、マゾヒストは特に好きな曲でもなんでもないのに、それでも引き込まれてしまう。これぞ力量。


マゾヒストから切れ目なく続いて始まった新罪罰もなかなかよかった。京のパフォーマンス自体は基本これまでと同じだし、特に目新しいことはなかったけど。

あれ、ラストに「人間、人間、人間…」って連呼しながら手招きするのってマゾヒストだっけ。新罪罰?今日は、この人間手招き中に、フロア前方からスタッフに運び出されている客がいて、その様がすんごいシュールだった。人間運ばれてる。

そしてお経タイム、これ久々に聞いた!このツアーで観た5回のライヴでは1回もやらなかったから、存在を忘れていた。お経、わけがわからないけど力技で圧倒する、という京の得意技が炸裂していてよかった。これ聴くと、ディルはアジア人のバンドだからこそ、欧米の一部にウケたんだろうなーってすごく実感する。わかりやすい。しかし、京が一人でうなってる間、楽器隊は普通にぐちゃぐちゃ動いて次の準備してるのね!暗転というほど暗くないからその様が見えた。


続いて304。京は新罪罰とその後のお経で完全に燃え尽きたのか304は割と荒くて(でも以前数回のカラオケ回のときほどひどくはない、声出ないとか音程やばすぎとかではなく、単に荒い)、後半歌詞も変えてたけど、なんかぐだぐだ感満載で微っ妙。他の公演でも何度か思ったけど、この人は集中力が切れるタイミングというか、その日の一点集中ポイントをどこに定めていたのかが、見ていてすごくわかりやすい。この日はお経で完全に切れた。

raison detreはファイナルになっても結局化けないままだったな…15年前に結構好きで楽しみにしてたからこそ、このツアーで一番残念だったのはこの曲かも。一度もいい日に立ち会えなかった。サビでの京の伸びやかな高音と、ラストの、一拍置いてからの「最後はこんな」に合わせて、背景画像で赤い血が飛ぶあの瞬間だけはすごく好きだけど、ほんとそこだけだった。どうでもいいけど、raisonにGLAYチョップは合わないと私は思います。


さて、Schweinで長らくぶりに息を吹き返すフロア。ここから残までは、いつものことながら楽しくて嬉しくて、記憶が薄い。今日のSchweinはDNAでジャンプする人が周りにほとんどいなくてなんか不安になった。まあ場所が場所だからな。

そして今日の個人的メイン、旧罪罰。ファイナルで遂にあの幻の光景が15年ぶりに復活。

この曲、ツアーで回を重ねるごとに、昔みたいなぐちゃぐちゃ具合が加速度的に増してて、しかも1/2・Sad・Sexuallyもバチっと揃うようになってきてて、過去ファンとしては嬉しい限りだったんだけど。今日は遂に、二度目のサビあたりで弦楽器隊とボーカルが全員センターに集まった!15年前とは打って変わって下手の主と化しており、旧罪罰でもあんまり動かなかった薫が!旧罪罰で動いても、ゆーっくり上手に歩いて行って途中で止まってまた定位置に戻っていくだけだった薫が!遂に、センター付近のモニター(?)に片足かけてギター弾いてた!!懐かしの姿!

何これまじで15年前の再現じゃんって。hideリスペクトのピンク色ウニ頭の薫の姿が重なって見えたよ…うわあああ、今思い出してもやばい。ちなみに左から、Toshiya薫京Dieの並びだった。もう、あの数秒間の光景を観られただけで狂喜乱舞してしまった。ほんと、懐かしすぎるー嬉しいー!最後の最後にこれ見られてほんとよかった!!ありがとうディル!好き!!!これ、隣にN氏がいたら絶対曲中にハイタッチしてたわ…別々に観ててよかった、危ない危ない

と、異常に高まったテンションで迎えた本編ラストは残。イントロで、背景映像にN氏曰く「ゴリラくんみたいなぬいぐるみが出てくる」らしく、その話を聞いてからずっと気にしていたのだが、結局今日も見られなかった、なぜなら頭振ってて全く前見てないから。残はやっぱちょう楽しい、ZAN版残より、アレンジ後の今の方が好き。新曲1のときのようなテンションだだ上がり感がある。


アンコール。いつも、同じくらいの間で出てくるけど、今日は出てくるまでが結構長かった印象。

一曲目はいつも通り、京が定位置についてすぐマイクに息吹きかけるような音出して、ぎゃーぎゃー言ってる客を静めてからの予感。客が一瞬にして静まるのには「すごいー」と思うものの、曲自体は相変わらずあんまよくない。予感も最後まで化けずでしたね。

新曲2つ目がまた聴けたのは嬉しかった、あれやっぱりかなり好き。VULGARとかWithering時代の香りがするポップというかロックさ。やっぱり私は未だに、ああいうディルが好きなんだなー。

音源一度も聴いたことないけどライヴで繰り返し聴くうちに好きになってきたSUSTAINの後、京のいつものテンプレ煽り、「俺の言いたいことわかるなー?」。ラスト前じゃないのにこれ言うことあるんだね。続けて「頭ぶっ潰せるか?」みたいなこと二度言ってたように思えて(この発言は他の人のライヴレポに全く出てこないので、私の聞き間違いっぽい)歓喜した、だって次にFINALとかじゃなく、羅刹が来るってことでしょ。

羅刹は昔からほんと大好きだから、最後にまた聴けてよかった。あー楽しい。薫が上手行脚するしねー。

最後は、京のいつものテンプレ煽りの後に「次が、ラストです。」という謎のぼそっと煽り(周り誰も笑ってなかったけど私はめちゃウケた)があり、激しさの大合唱でおしまい。今日は、ラストでのToshiyaの上手から定位置への三歩で大回転移動パフォーマンスはなかった。残念!Zeppで見納めでしたね。



演奏終了後、Toshiyaがベースの弦をベンベン引っこ抜いてて、うっわ懐かしいー!!って思った。15年前よくやってたよねこれ。全く記憶になかったけど、見たら思い出したわ。Zepp2日目もやったらしいけど。さすがに薫のガネーシャぶっ壊しパフォはなかったので逆に安心した。

薫とShinyaはあっさりはけて、Toshiyaはいつも通りお立ち台上がったりしつつ少年の笑顔を炸裂させて帰り、Dieは全国各地で起きてた上手客からのDie連呼コール(転換中にもよく起こる。ツアー後半では下手にも派生)を受けてリストバンドをフロア最後方までぶん投げてさわやかに帰り、最後に京だけが残って、お待ちかねのMC。それまでドラムセット前に座り込んでずっと出番を待っていた京、よしき様風の息切れを大演出しつつの半笑い関西弁で、(以下意訳)「アルバム遅れてごめん」「明日からまた製作に入る」「絶対期待は裏切らないから楽しみにしといて」「今日は、ちょっとだけ面白かったな」「じゃあ、11月に」と言って帰った。

喋るとカリスマ性全くなくなるなー!若手のチンピラにしか見えない。でもファンは大歓喜していたから、たまに喋るのもいいんだろう。言ってることはごくごく普通の内容なのに、MC中の会場の雰囲気が異様で、「教祖様の有難いお言葉タイム」みたいになってたのにはウケた。一言喋るたびに客が絶叫、でも次の言葉を喋りそうになると一瞬で静まる会場、実によく訓練されている!まあ、15年前のGAUZEツアーの仮ファイナルの横浜アリーナで「なんか、Toshiyaが脱退するって噂があるみたいやけど」→客絶叫→「辞めませーん」みたいな、余計すぎることまでベラベラ喋るMCをやっていたことを思えば、今は昔よりもだいぶ正しい方向にカリスマ化が進んでいるんだね。



終演後は恒例のツアーお疲れ飲み。GAUZEツアー、やっぱり全般的に楽しかったなー。ツアー発表時に、即チケ手配して、一次落ちても二次まで粘って、行きたかった日全部行ってよかった。後悔ない。

4月のタワレコイベントで、KAMIJOのサポートでドラムを叩くShinyaを10年弱振りに観て、その後7月にKAMIJOのワンマンでShinyaとKAMIJOの共演という夢のようなステージを観て、その後のGAUZEツアー。久々すぎるディルライヴ、遠征までして3週間で全国6本行って、途中最悪なカラオケ回も二回ほどあったけど、それ含めても行ってよかった。今日の追加公演ファイナル も新木場だし迷ったけど(あの会場観にくいから好きじゃない)、行ってほんとによかった。全部ひっくるめて、いい夏の思い出。


さよならGAUZE。おかげさまで、15年前の夏も今年の夏も楽しかった。昔と変わらず、楽しすぎるほどに、ひたすらに楽しかった。Dir en greyも、DIR EN GREYも、どうもありがとう。

次はMACABREツアーかWitheringツアーか、BLITZ5days的ライヴをやるときにまた呼んで下さい!

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