昨年末のVersaillesの活動休止後、いち早くソロでの活動を発表していたKAMIJOが、遂にデビューシングルの正式発表を出してきました。
みんな、お待たせ!
The time has came.
KAMIJO Trailer
http://t.co/4Ux28nK1cH
— Versailles KAMIJO (@KamijoOfficial) 2013, 6月 8
KAMIJO Offcial Site Open!
http://t.co/vwyP7cDZai
— Versailles KAMIJO (@KamijoOfficial) 2013, 6月 8
本人のツイッターで告知された予告映像がこちら。
KAMIJO Trailer - YouTube
ソロ活動向けに新しくつくられた公式サイトがこちら。
KAMIJO
8/28に、「Louis 〜艶血のラヴィアンローズ〜」というタイトルのシングルで再デビューだそうな。
KAMIJOソロデビューシングル
「Louis 〜艶血のラヴィアンローズ〜」
8月28日(水)発売
KAMIJOのソロデビューシングルが8/28に発売決定!
Versaillesから引き継がれた洗練されたバンドサウンドと、映画音楽の要素をより強め重厚感を増したオーケストレーションの中心で、KAMIJOのオペラティックなヴォーカルが絶対的な存在感を放つ!
(KAMIJO公式サイトより)
今回この映像見て、Jupiterの予告映像見たときの数倍テンション上がった。やっぱ、ヴィジュアル系たるもの、アーティストたるものこうでないと!アラフォーだろうが、芸歴20年近くだろうが、二度失敗(?)していようが、この先のよき未来を予感させてくれるものを提供できた者勝ち。
KAMIJOが、節目節目で気合入れてつくる映像にはときめきを感じる。Versailles結成時の予告映像や、RevenantのPVを初めて見たとき(リアルタイムでは見てないんだけど)の、あのわくわく感と言ったら。
今回もそれは健在で、Sound in GateやJUBILEEツアーを思い起こさせる曲調とナレーションに、すっかりテンションが上がってしまった。KAMIJOのつくる無駄に劇的なサウンドトラック、私あれ大好きなんだよ。Versaillesのとき、節目のホールライヴのためだけにつくられたSEなんかもすごく好きだった。バンド演奏の曲より好きなものもある。
てっきり、ソロになったらLAREINE時代に戻ったような白系世界観でやっていくのかと思っていたので、予想以上にダークそうで、そして何より、Versailles時代よりもさらに中二病的になっている雰囲気に、私は久し振りに大変ときめきました。「王家の気高き血に飢えた者へ」って!「艶血のラヴィアンローズ」って!
そんなわけで、すっかり「やっぱKAMIJOソロも気になる!!」モードに突入してしまったわけですが。
以下、私が現時点で気になっていること。
ルイ17世設定なのか、それは長続きするのか
予告映像見ても、デビューシングルのタイトル見ても、ソロではルイ17世をベースにした世界観でやっていくのかなあというかんじ。
ルイ17世になりきって、孤独と悲劇のヒーローを演じるのか、薔薇の末裔の勢いそのままにルイ17世の闇の末裔もしくは生まれ変わりを自称するのか。何にせよ、これがキーワードになることは間違いないのでは。
ただ、Versailles時には薔薇の末裔設定(吸血鬼物語をベースにした空想話)ですらもかなり早い段階でネタ切れし、各種メディアに対する「薔薇の末裔」というキーワードの説明もブレにブレまくり、活動休止前のラストアルバムに至っては設定をほとんど無視した逆ギレ歌詞みたいなのを世間にぶちまけてしまわれたKAMIJOさんを思うと、史実に基づいた物語というのが、活動の継続性に対して吉と出るのか凶と出るのか、難しいところ。
ルイ17世、いいネタだとは思うんだけどね。歴史と運命に翻弄された者の孤独なんかを徹底的に描いて、悲劇のヒーローやれそうで。ただ、やっぱ早々にネタ切れしそう…それが心配。
しかし私はほんとに世界史基礎知識が乏しいので、本格的にフランス革命をベースにされると、設定や世界観を読み切れない気がする。誰か、逐次解説して欲しい。
事務所はどこなのか
公式サイトのドメインが「Chateau Agency」。また自分で事務所だか何かを立ち上げたんだろうか。
検索かけると、他のアーティストのキャッシュが出てきたりして極めて謎である。ちなみに、ファンレターの宛先は未だにKAMIJO WORLDのあるSyncl宛てのまま。うーん、なんなんだろ。まあ何であれ、YMNを脱してくれるのであれば私は大変嬉しい。その方が、彼のアーティスト生命のためにも、ファンのためにもなる。
デビューというのはメジャーデビューのことなのか、はたまたインディーズなのか
ソロ転向発表時からずーっと疑問だったのが、今回のKAMIJOのデビューは果たしてメジャーデビューなのか、という点。
かみじょはどこからデビューするんだろうか。インディーズデビューだったりするのかな。
— 薫 (@rose_syrup) 2013, 4月 1
しかしKAMIJOはどこからデビューなのだろう。デビューデビューと言ってるけどメジャーデビューとは言ってないし、もしやインディーズなのではと思い続けて早数か月。
— 薫 (@rose_syrup) 2013, 6月 8
彼は毎回「ソロで再デビュー」としか言っておらず、「ソロでメジャーデビュー」とは言っていない。今回も、「デビューシングル」。そもそもどこのレコード会社からのデビューなのかも謎。
…と思っていたら、シングルの型番が「SASCD-」になってるね。最早懐かしのSherow Artist Society。これは、インディーズ確定でしょうか。(SASのCD型番一覧)
もしメジャーデビューだとしたら人生三度目のメジャーデビューだったんだけど、さすがに無理だったか。
KAMIJOのデビューシングルの発売日は、Jupiterのファーストアルバム発売日と同日
一番びびったのがこれ。KAMIJOのソロデビューシングルの発売日は8月28日。ついこの間ライヴで発表されたというJupiter(VersaillesのKAMIJO以外のメンバー全員が新しく結成したバンド)のメジャーファーストフルアルバム、その発売日も8月28日。そこまで見事にかぶらなくても…どうなのこれ。
一年前、KAMIJOの誕生日である7月19日に、7月20日の日付のバンド解散プレスリリースをフライングで発表しちゃったのと同じくらい「そりゃないだろ」である。
これはさすがに売上食い合うのでは、と思ったけど、でもどっちか買うついでにもう一方も、ってなって、相乗効果で売れるかもね。そもそも、購買層がめっちゃ薄いからなあ。
まあ色々謎なところはありますが、今回の予告映像を見て、KAMIJOソロの方も俄然楽しみになった。早くライヴ見てみたいなあ。
彼にはソロでいるうちに、色んなゲスト呼んで、色んなことやって欲しい。まずはKayaちゃんとタッグ組んで欲しい、ていうか今のうちにNode of Scherzoを復活させてくれ!あれ、私がちょうどビズアル系から遠ざかってて、Versaillesの存在を知る前だったから、動画でしか見たことないんだよね。今またああいうのが見たい。
Versailles - Kamijo, Kaya, Juka ~ Node of Scherzo ...
この人の作曲センスを活かすには、やはりバンドの形態を取るのが一番だと私は思っているので、まあ一旦ソロでやりたいことやって、気が済んだら早めにバンドに戻ってほしいです。Versaillesじゃなくてもね。