2016年もいよいよ年末ですが、今年買って一番よかったものはこれに決まり!
BALMUDA The Toaster
つい最近我が家に導入された、バルミューダのトースター。これ、発売直後から評判がよかったし、私は小学生の頃からほとんど毎日欠かさずパンを食べている生活なのでずっと気になってはいた。が、我が家には私が一人暮らしを始めたときに当時の最安値で購入した古いトースターがあり、まだまだ使えるので、これが壊れたらバルミューダを買おうかなーと思うこと早一年半。
しかしトースターなんて長年使っててもまあ壊れやしない。このままだといつまで経っても導入せずに終わりそうなので、クリスマスだし、最近は予約なしで即日買えるということもあり、えいやと購入。
使い方
- 庫内にパンを投入
- 付属のミニカップで本体上部から5ccの水を注入
- モードと時間をダイヤルで設定
以上。
これだけで簡単に美味しくパンが焼ける。
家に届いて、開梱して10分後には焼き始められた。うち、水を注入するためのミニカップが見つからなくてあたりを捜索するのに7分くらい費やした。(発泡スチロールの中にはまってた)
買って実際に使ってみて、これはたしかにメーカーが言っている通り、調理家電というよりも「経験を買う製品」だなーと納得。この小さなトースター一つで毎日食べるパンが美味しくなり、朝起きるのが少し楽しみになるんだからすごい。ちょっと大袈裟か?いや、私が今まで使っていた古いトースターとはそれくらい違うよ。
以下は使用レポ。買ったばかりなのでまだあまり試せてないけど、これまで試したパンについて書く。
食パン(超熟角型4枚切り)
私はおそらく15年以上ほぼ毎日超熟を一日に半斤〜一斤食べ続けてきているので、今までのトースターとの違いがわかりやすいかと思い、まず初めにいつもの食パンを焼いてみた。
- パスコの超熟の角型4枚切りを使用
- 食パンモード、3.5分焼き
焼き上がってトースターを開けると、いつもと香りが違う、気がする。ここまでは気のせいかもしれない。しかしマーガリンを塗るためにバターナイフで触ってみると、今度は明らかに触感が違う。いつもより少し固くて、弾力があるかんじ。
いざ食べてみると、まさに「外はカリッと、中はもちもち」。もはや陳腐なフレーズだが、もうこれに尽きる。食パンの耳と、白い部分の表裏表面のほんの薄皮部分だけが絶妙にカリッとしていて、なのに内側は全く固くなくてもちもちのまま、でもちゃんと焼けている。
今までのトースターで焼いたものとはあまりに触感が違うので、味まで違って感じられる。いや、焼き方が違うから実際に味が変わっているのかもしれないが、どちらにせよ明らかに違いがある。私の舌でもわかるくらい、違う。
トースターに入れたのはいつもの超熟なんだけど、焼き上がったのはいつもの超熟じゃないという不思議。前日にスーパーで250円で買った超熟なのに、パン屋の焼きたてパンを食べているような気になる。少なくとも、お店で食べるパンの味(焼き立てではないもののうまくリベイクしているパンの味)にはなってる。
パンを焼いている間にトースターを見ていると、焼き時間3.5分のうち、3分くらいはスチーム出したり出さなかったりしながらじわじわと焼いていて、その間はパン表面に焼き色がついていない。最後の最後、たった30秒くらいで表面を焼いて焼き色をつけている。
このスチーム量とタイミング、ヒーターの温度と時間制御こそがこのトースターのキモなのだろうが、こんなん素人には自力で制御できないよ。朝の仕事に行く前の忙しい時間に、トースターにつきっきりでいるの無理だし。それを全自動でやってくれるんだから便利だなー。
ちなみに、食パン一枚焼きでも二枚同時焼きでも、ほとんど差がなく勝手にうまく焼いてくれます。
さて、超熟がこの味に焼き上がるということは、もうちょい高いパン屋の食パンを焼くとどうなるのか?はたまた、めちゃくちゃ高い食パンを焼くと一体どんなことになってしまうの??と興味は尽きないが、食パンはひとまず超熟を継続しておいて、次に食パン以外を焼いてみることに。
クロワッサン
- クロワッサンモード、3.5分焼き
食パンの時点で既に大びっくりしていたが、クロワッサンを焼いてみると、またもやびっくり。
焼き上がりの見た目は今までと何ら変わらないが、表面のカリッと感が至高。それでもやっぱり中は固くなっておらず、食パンのときよりさらに、「同じパンなのに違う味」感が強い。食感が違うせいだと思う。そして焼き上がってトースター開けた瞬間の香りが最高。
しかしあまりの美味しさに一瞬で食べ終えてしまったので、トースターのせいなのか、ただ単にこのクロワッサンが元から美味しかっただけなのか、よくわからなかった。
いちじくとチーズのパン
- フランスパンモード、3.5分焼き
フランスパンモード初使用。具の入っているパンの場合は何分焼きなのか?と迷った末、スタンダードに3.5分で焼いてみた。
結果、今までのトースターで焼いたときとは違って、レストランで出てくるあったかいパンっぽくて美味しいが、しかし、感動するほどではない、という仕上がり。あれ?私、以前からこのパンめちゃくちゃ好きなのにな。
カレーパン
- クロワッサンモード、4分焼き
ここで初めて失敗。中身がしっかり入っていてずっしりしたカレーパンだったので、長めに焼いた方がいいのかなと思い、4分で焼いてみた。
そしたら見た目は特に問題なかったものの、食べると外側がカリカリを超えてガリガリに。固くなりすぎた!
素人がやみくもにパラメーターをいじってはいけない、と仕事のときと同じ教訓を得た。次回は3.5分焼きにするわ。
別のクロワッサン
- クロワッサンモード、3.5分焼き
前回のクロワッサンがあまりに美味しかったものの、パン自体が元から美味しいのか、トースターのお陰なのかがよくわからなかったので、前回のものよりも食べ慣れている別のお店のクロワッサンを購入して再度試した。
そしたらやっぱりめちゃ美味しい。ほんとに絶妙に焼き上がる。前日夜に買ったパン、しかも買った時点で既に焼きたてではなかったパンなのに、簡単にこう焼けるとは。
やはりこの美味しさはトースターのせいだった。クロワッサンモード最強説。クロワッサンは元から好きだけど、今後ますます好きになりそう。太るー!
バジルチキンとチーズのバケットサンド
- フランスパンモード、3.5分焼き
フランスパンモード二度目。またも具入り、今度はバケットサンドに挑戦。これも結構中身ぎっしり系だけど、カレーパンの教訓を踏まえて3.5分焼き。レタスが入ってるけど、横着してこのまま全部一気に焼いた。
うん、美味しい。しかし、普通の美味しさ。
あーれ?いや、美味しくないとか、焼き方失敗とかいうわけじゃないんだけど、クロワッサンモードやトーストモードのときのような明らかな違いや感動はないんだよなあ。色々入ったまま焼いたからだめなのかな。具なしのただのフランスパンのリベイクに使ったら差が明らかになるのか、または焼き時間の設定ミスか。
フランスパンモードについては、まだまだ改善の余地がありそう。
レーズンデニッシュ
- クロワッサンモード、3.5分焼き
ここまでで、クロワッサンモードが一番すごいと感じたのでデニッシュにトライ。
これは間違いなく美味しい。いや、元からデニッシュとかクロワッサンとかパイ生地とか(要はバターたっぷりで太りそうなやつ)大好きなんだけど、このトースターで焼くとさらに幸福度が増す。
クロワッサンのときと同じで、外はサクサク、中はふんわり、そして香りが最高。初めに食パンを焼いたには疑心暗鬼だったが、やっぱり味だけじゃなく焼き上がりの香りも違うように感じるよ。バターの香り最高。
というわけで、バルミューダのトースターを購入してから一週間、朝食のために色々試してみましたが、これはすごい。前評判通りで、買った価値が十分にあった。
特に毎日パンを食べる人、しかも、普段焼きたてでない普通のパンを食べている私のような人にこそおすすめです。逆に、日常的に美味しいパン屋の焼きたてパンや、ホームベーカリーでつくったできたてパンだけを食べているようなこだわりのある人には差がわからないかもしれない。
次のアクションとしては超熟以外の食パンを焼く。あとは、チーズトーストをまだ焼いていないので早いとこ試してみたい。わざわざチーズトーストモードがあるくらいなので、うまく焼けることを期待。
2016年に買ってよかったもの
なお2016年に買ってよかったものとして、一番はこのバルミューダのトースターで、次点はiPhoneSE 64GBです。
2017年以降は、もし引っ越せたらドラム式の洗濯乾燥機と食洗機を買いたい!家電は日々の生活を確実に幸福にしてくれるからいいね。